リゾカジ カジノレポート

またしてもカジカジ、テニアンレポート

* サイパン・テニアン 2004/ 06/ 27 Written by J's

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私のバカラ師匠が借金で困っているので助けようとマカオでの大一番の勝負のから、2度も続けてマカオで大敗し、すっかり自信をなくしてもうマカオでは勝てないのでは無いかという事で逃げる様に来たテニアン、到着したばかりの俺は、予想もつかぬ結果が待ち構えているとは全然思わなかった。

<今回のカジノ旅>

4月30日に夜香港出発、5月3日香港戻り
香港からコンチネンタル空港でグアムを経由し、サイパンへのフライト。その後フリーダムエアーを乗り継いで、初テニアン!
香港出発22:55、サイパン到着 7:10の予定。

中国の工場から4月30日の17時30分に出発し、荷造りとドルの現金12000を取りに、一度香港のアパートに寄った。
予定通りに20時40分のエアポートバスに乗り香港の空港に向かう。
リゾカジのサイトで出ている、テニアンのカジノ。ものすごく楽しみにテニアン行きを今まで待っていた。マカオの2度の大敗を記憶から消したく、ドルでは勝率が良いので絶対勝てると自負していた。

<サイパンに到着>
本来、ぐっすり眠る予定であった飛行機内では殆ど眠れない。フライト時間は日本、香港間とたいして変わらないはずなのに、USA本土にフライトしているかの様に長く感じた。
グアムに到着したのは確か朝5時30分頃であった。
一度グアムで入国審査を受け、サイパンへの乗り継ぎになる。
到着したときは未だ暗く、明かりの少ないグアムの夜景をぼんやり見ながら、着陸態勢にはいった。機内食の時、ビールを頼んだが、しっかりUS5ドルをとられたのには、さすがにアメリカの航空会社と思えた。
入国審査を受けると、ゲートに戻れと言われた。
ゲートに行くと、さすがに来たときとは別のゲート。
人はものすごく少ない。「つぶれるなよ!コンチネンタル空港」と余計な事まで思っていた。
さて、サイパンに到着。予想より小さい空港で、度々行くセブ空港とそれほど変わらない。
勝った時に困ると思い、10,000以上のUS$を持ち込んだ申請をサイパン空港で行う。
前のオヤジ(俺もオヤジ)が申請に時間がかかっている。
結局一番最後に手荷物検査を通ることになるが、その時は係員が既に引き上げていたので、何もチェックがない。

<フリーダムエアー>
リゾカジのサイトでチェックしていたフリーダムエアー。情報に感謝!!出口を抜け右に行く。Y路地になったところで、ちょっとどっちかなと思ったけれど、滑走路側に近い方と思い、まず手荷物を置き、バックからデジカメを取り出し、俺にとっては非常に珍しくも写真を取る。(添付写真参照)
建物の中に入り、右側方向にチケット売り場がある。

俺「テニアン行きを往復で下さい」
おばちゃん「55ドルです」
俺「帰りの飛行機が、17時45分なんだが、帰りは何時に乗ればいいかな?」
おばちゃん「15時頃でいいんじゃない」
俺「ありがとう。それにするよ」
おばちゃん「そのTUMIのバックは今、預かるわ。中には何が入っているの」
俺「ものすごいゲンナマと、その他色々さ!」

さて、出発するときは6人までなので、搭乗者の名前が呼ばれる。
俺のFIRSTネームは呼び方をよく間違えられるので、多分それだと思った名前に大きく返事をしたけど、実はアメリカ女性の人の名前だった。(笑)
飛行機は噂の通り、えらく小さい。(添付写真参照)

噂に聞いていた、年取った女性のパイロット。
乗客が先に乗り込んだ事に怒った様子。
どうやら、乗客リスト(多分タダのメモ)を確認し機長が乗り込んでから乗客を乗せるように若い男を叱っている。俺もこのくらいのポリシーをもってカジノに挑むべきだと考えさせられる。飛行機のエンジンをかけ、滑走路に向かう前に親指を立てた後、敬礼(これはなんと言えばよいのかな?)をして、俺まで戦場に行くような気持ちになってしまった。

ジェット機が飛び出そうとしているところを割り込んで軽いフットワークのセスナは滑走路を走り出す。なんか3車線の高速道路を車が走っているスピードで、機体がふらりと持ち上がる。
約10分のフライトで初めてのテニアンに乗り込むが、飛び立ってからいきなり右旋回であった。これが決行ゾクッとする。時折、風にあおられるもんだからジェット機のように安定しない。しかし、窓越しに見える噂に聞いたテニアンブルーの海。海岸に近いところはエメラルドグリーンに見えるがそうでないところは俺の目には、ちょっと紫が混じったブルーの様に映った。着陸態勢に入るがいつもそうなのか良くわからないが、よく揺れる。
おいおい、バーちゃん大丈夫かと心配になる。ぽっくり行かないでくれよと祈るのみ。
(帰りにカジノホストがテニアン空港まで送ってくれた時に、ドライバーから聞いて驚いたが、もう80歳を超えているらしい。それを聞いて帰りは別のパイロットであることを願う俺だった。)
テニアン空港に到着したが、空港とは思えないこじんまりしたところである。
柱に有る電話器を確かめたが、韓国人らしき60歳くらいとのオヤジがすかさず受話器を取っていた。
(添付写真参照)

そうしてダイナナスティーは誰が行くと、聞き始めた。他の乗客はダイバー関係の人らしく、結局そのオヤジと2人だけであった。

<テニアン、ダイナスティーホテル&カジノ 1>
写真で見るより、少し古ぼったい印象を受けた。一緒に乗った親父が一ドルのチップを上げていたので俺もその様にした。
確か9時頃の到着であったと思う。
やはりチェックインは15時からの為、部屋が空いていない。GWで満室状態である。
受付け嬢に先にカジノでプレーしてくると言い残し、まずはVIPカードを作る事にした。

俺「VIPカードを作りたいんですけど?」
ホスト「O.K!!」
俺「日本人ホストの方はいらっしゃるのですか?」
ホスト「いますけど、生憎午後3時からきます」
俺「あなたはフィリピン人ですね!コモスタカ?」
ホスト「マブーテー!あれ、タガログ話せるの?」
俺「ほんの少し!」
ホスト「それではパスポートを借りられますか?それとこの紙に記入してください」
俺「NO PROBLEM!」

*ホストはパスポートを持って奥の部屋に入っていく、その間俺は用紙に必要事項を記入。
ホスト「テニアンは初めて?」
俺「YES、いつもはマカオやフィリピンのカジノに行ってるんだ」
ホスト「パスポートを拝見したわ。頻繁にいっているんですね?」
俺「はい、中毒にかかっていまして」

ちょっとびっくりしたが、なんと紙製のVIPカードからプラスチック製に4月から変わったらしい。
日にちまでは確認しなかった。
カードを貰い、これで俺もなんちゃってVIP.
カジノホストとフロントマネーをチップに交換して、バカラオンリーいざ勝負!

13時頃迄プレーし2000ドルを溶かしてからフロントに行く。
どうやら部屋は空いたらしい。

何ともバットスタートである。
まずは疲れを取る為に風呂につかる事にした。
少し眠ろうとしたが、眠れる状態ではない。
2000ドルを用意し、再度プレーするも結果良くない。夕方19時には撃沈してしまう。
これで本日は4000ドルやられた。せめて好きなものでも食べようと、嵯峨野に行って、ビール、日本酒、寿司、鳥竜田揚げ、豚の角煮を頼んだ。
味は悪くないと思うが何も食べずにプレーしている為、胃が小さくなって全て半分位しか食べれない。早々に勘定を頼み、部屋にチャージしてもらう。
昨日は夜便のエアーの為、殆ど寝ていないのでシャワーを浴びて20時30分にはベッドに入る。
(早寝には理由が有ったのです)

本日の収支 ?4000ドル/8H

<カジノ2>
今回は日本、中国がGWという事でホテルも満席状態で、カジノは結構人がいる。俺も中国、香港から来た口だが今回一緒になった中国人はマナーが非常に悪かった。
未だマカオの方がましだ。バカラプレーでピクチャーを待つ時にテーブルをバシバシ叩くは、ディーラーに文句を言うは、おまけの果てには絞ったやつのせいにする始末。しかもあいつのせいだと露骨に言う。少しの北京語とそれなりの広東語が出きる私は、聞きたくもない文句が耳に入ってくる。
マカオではマカオスタイルに合わせている俺で、ある程度の騒ぎに慣れているがさすがに嫌気がさした。フィリピン同様、英語の勉強を兼ねて、ディーラーと会話を楽しみながらプレーをしたい。そう思った俺はあえて夜中の3時頃から正午にかけてのプレーをする事にした。
昨日は早めにベッドに入った。酔った状態で、プレーするのを避ける為でもある。
朝の3時から軍資金2000ドルで慎重にスタートし、18時迄の長時間に渡り飯抜き、勿論酒抜きでブラックコーヒーしか飲まない。
結局、一番良くて倍くらい迄いったが又も撃沈してしまう。本来飯でも食べて気分転換すれば良いのに、VIPルーム(プリンス)を俺一人の貸切状態でやっていたので、飯抜きとなってしまった。
香港在住の俺にとっては、日本食が恋しい。嵯峨野は昼はやっていないとの情報を得たので、飯抜きにした事も理由の一つで有った。

18時に嵯峨野で鉄板焼きのコースとビール、赤ワインを1人で1本のみ、更に部屋に帰ってから、シングルモルトのウィスキーを飲んで床につく俺でした。<――おいおい、飲みすぎでないの!絶対アル中。20時前にはベッドに入って即効で深い眠りについた。

収支-2000/15H

<カジノ 最終日>
3時に目を覚ます。風呂につかり、かみそりをあて髭を剃った。
荷作りを済ませ、明るくなってきた海岸を一時眺めていた。
はるばるテニアンまで来て、やはりリゾナシ。俺は、リゾカジで出来ないヤツなんだ、そういう事で有ればせめて負けないで又テニアンに来れる様頑張るしかない。
時計をしていないので何時にカジノに来たのかわからない。そう言えばこのカジノには時計がどこにもない。多分6時頃だろう。そういえばロビーにも無かった。リゾートは時間に追われることなくのんびりしなさいと言う事でしょうね。
残りの6000ドルをチップに交換する。他にプレーヤーはいない。カジノに俺、一人。
出だし5ゲームを連続で勝った。ディーラーと調子が良い話をしていた時、30前後の中国人が俺の隣にブラックのチップを8枚くらい握りしめ座った。
カードを絞る俺。1枚目はスペードのエース。2枚目、足はある。
いきなり横から3ビン!3ビン!と大きい声で女が騒いだ。調子が狂って9を引いてしまった。
おっと、決してこの女の人のせいではないが、ちょっと静かにしてくれないかな。あんたは賭けてないでしょ。そんな事を思っていると、ディーラーがオープンしたカードはナチュラル8。
次のゲーム、女が俺と同じバンカーにブラック1枚をかけた。おれはブラック3枚。
2枚重ねたカードを斜めからカドをちょっと折り、横にスライドさせる。ピクチャーともう一枚は足あり。ゆっくり絞りはじめると、4ビン。いきなり女が俺の口近辺にものすごい勢いで息を吹きかけてくる。確かにチョイではあるが、息がにんにく臭い。それにめまいと調子を崩して10。
プレーヤーオープンで9。
その女の友達も加わってきた。6連続位で負けたので、逃げる様に別のテーブルに移った。

カードをシャッフルする間、あの中国人女がこなければ良いと祈っていた。
相変わらず、その女のいるデーブルはいちいちディーラーがカードをオープンする度、コン、コンとテーブルをバシバシ叩いている。うるさい。
やっとシャッフルが終わり、ゲームスタートとなった。(やはりディーラーはマイペース)
OPEN 3 HANDS後2回勝った。そこへ、あの女たちがニコニコしながらやってきた。勘弁してくれよー!静かにプレーさせてくれ!との直接言い辛いので、暫く一緒にプレーしたが、すぐ1000ドルほど溶けてしまった。席を立つ俺。

大小にポツンと立っている昨日VIPルームで一緒だった男性ディーラーに声をかけた。

俺「静かにプレーしたいけど、そこのVIPルームは空けてくれるのかな?」
男性ディーラー「SIR,多分O.Kと思います。あの白人女性に話してもらえませんか」
俺「そうするよ!そして君を指名するよ。君も立っているより座って会話でもしながらプレーしよう」
男性ディーラー「SIR,有難うございます。」

* 注)ここで俺はねずみの鳴き方の真似をして見た。
テニアンの変わったところは人に合図を送る時に口を尖らせ、ねずみの鳴き方のようにチュ、チュと音を鳴らす。俺にとっては初めて見る合図だった。
白人女性が振り向いたので、手を上げた。

白人女性ホスト「どうかいたしましたか?」
俺「そこのプリンスの部屋で、1人でプレーしたいのだがアレンジできるかい?」
白人女性ホスト「問題ないです。但し5分ほどお待ち願いますか?」
俺「それはありがたい。もう一つ頼みがあるのだが」
白人女性ホスト「何でございましょうか?」
俺「このジェントルマンをディーラーに指名したい」
白人女性ホスト「NO PROBLEM!」
プリンスの部屋を開けてもらった。しずかでいいが調子が悪い。
結局、いいところが無く、13時で撃沈。
最後はディーラーのLamaと一緒にプレーした。
最後の勝負。タバコに火をつけて側の灰皿におく。煙が目にしみた。コンタクトをしているおれは、タバコの煙が目に入ると強烈な痛み、目を開けていられない程、涙ボロボロ状態になる。
誤解しないでくれよLama。煙が目にしみただけ、又会おうと引きつりながら笑顔でわかれた。

収支:-6000/7H
TOTAL -12,000ドル

<テニアンを振り返り>
1.今回のテニアンではディーラーが非常にフレンドリーで、楽しく会話をした。
聞いたところによると、5月にマカオにオープンする「サンズ」に何名かディーラー、スタッフを送るらしい。俺のホームグランドのマカオで何人かのディーラーと会えると思う。もし有ったら、飯に誘えれば誘いたいと考えています。(マカオでは時々カジノスタッフと食事をする事が有ります。)

2.今度はBJメインでテニアンを訪れたいと思う。バカラオンリーでミニマムUS100ドルでは、金が無いときには厳しい。

3.次こそ家族を連れ出し、リゾしたいと思った。(1人だと絶対にカジカジになってしまう)

4.負けの分析

4-1)時間60ゲームX平均BET 250ドルX総プレー時間30H
TATAL BET額 450,000=49,500,000円 控除率は6120ドル。
負けの半分は控除率。

4-2)俺に取って初コンプを体験する。意識しすぎて結果的に過去最悪の負けの結果となった。最後にカジノホストに確認したが、コンプの計算のやり方は詳細を教えてもらえない。100ドルで4時間プレーで部屋代がタダになる。
帰り際に確認したがこれだけプレーして俺のポイントは500(ドル)と言っていた。勿論、部屋代、食事代、ミニバー含めフルコンプ。12000から比べるとどうでもいい額である。これを見ている方はコンプを受けようと思い、大やけどをしない様にして下さい。
BJさんが言っているように、プライオリティーは10番目位にしておいた方が良いと思います。私も初コンプだったのでその辺の勉強不足でした。

4-3)ゲームの進め方の違い
マカオは最初7枚捨てる。その後毎ゲーム、1枚のカードを捨てる。
フィリピンは8枚捨てる。同じく、その後毎ゲーム、1枚のカードを捨てる。
テニアンは最初のカードと同じ枚数を捨てる。ちなみに絵札は10と数える。その後毎ゲーム毎にカードを捨てる事はしない。
マカオ、フィリピンでは普通の罫線のつけ方に、下路と言われる3種類の罫線をつけてプレーし、チャンスかどうか判断するのが私のやり方です。プラス、マカオではサイコロ見たいな物(チュ-チャイ)を見ながら参考にしています。
テニアン、フィリピンではこのチュ-チャイは有りません。
ましてテニアンでは、ディーラーが出た目をつける事をしていませんので、誰かがつけたカードを参考にするか、タダ1/2の直感でプレーするしかありません。しかもそのカードが正確に、どこまでつけたのかは何の保証も有りません。おまけに、マカオではプレーヤーを青、バンカーを赤でつける為、私もそうしましたが、後ろからお前は色をどっちでつけているんだと3回ほど質問されました。どうやらテニアンではプレーヤーを赤でつける人が多いらしいですね。これはテーブルのプレーヤーのマークが赤でPと書いてある事が理由ではないかと感じました。

以上の事が私のつけている罫線と判断に影響しているかどうかはわかりませんが、チャンスと判断しビックベットしたときに負ける事が多かったです。この部分は1回の判断ではなくもう少し個人的に研究したいと思っています。(多分影響はなく、自分が未熟な為でしょう)

5.クールにプレーは続けたつもりでも、内心5月中にまとまったお金を妻に渡そうと意識しすぎた事が結局は裏目に出たと思う。まだまだ修行が足りぬと帰ってから反省している自分です。

6.100%カジカジモード。
酒、カラオケ好きな俺で、是非行ってみようと思ったのが100%カジカジモードの為、店が営業時間には俺が寝ている状態であった。又、なるぞうさんのレポートと同じ様に、スクーターを借りて島内一周する事を予定していたが、それも出来なかった。
最後にタガビーチ位は見ておこうとテクテク遊歩道を歩いて見に行った。
セブ、フィリピンでも毎回サングラス、ショートパンツ、Tシャツ等持って行くのだが、それを着てリゾートした試しがない。これではリゾカジメンバーに入れてもらえないと痛感した次第です。いつも1匹狼の俺は出来るだけサイトに登場し、リゾカジメンバーの方にリゾカジを教えて頂かなくてはと思っております。

またしても長いレポートになってしまいましたが、最後まで読んで下さった方、どうも有難うございます。過去最悪の結果となりましたが、今後もくじけずに勉強していきたいと思います。
カジノの結果は報告したくない内容ですが皆さんの参考になればと思い、いつも頑張ってレポートを作成しています。香港、中国に住んでいる私は気楽にマカオに行ける為、暫くはマカオ以外を控え初心に返り出直したいと思っております。私にとってカジノはサイドビジネスの位置付けですが、せめて普段行かないマカオ以外に出向いた時くらいリゾカジしないと、負けた時には虚しさこの上ないなで、皆さんのリゾカジのやり方をもっと参考にして勉強していきます。

それでは、いつか何処かでリゾカジメンバーと会える事を楽しみにしてこのレポートを終わります。


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