日本のIRに物申す


苫小牧は面白いかもしれない 

NO. 2480 2018/04/21 (Sat) 18:50
Written by サイゴンサイゴン

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以前、このコラムでジャパンIRの候補地として苫小牧はやめた方がよいとコメントしたことがあった。 地理的な市場環境と苫小牧には大変失礼なのだが、東京在住の60代の男にとっては苫小牧と言う言葉のイメージはどうしても、拓郎の ” 苫小牧発、仙台行きフェリー~ “を思い浮かべてしまう。 つまり北海道南部の工業港湾都市のイメージなのである。

しかし、IRの当初候補地が国内3か所となった今、改めて苫小牧IRの可能性を考察してみると、これは面白いかも知れないと考えが変わった。

1.国内でのIR出店バランス
おそらく、大阪、長崎は確定だろう。 残りは北、北海道ではすでに苫小牧での誘致が合意形成されている。

2.候補地は行政的には苫小牧市であるが、IR該当地区は植苗(うえなえ)で、 これは新千歳空港から車で10分の立地。つまりプロジェクトは韓国仁川のような国際空港近郊型のIRになるということである。

3.構想プロジェクトはその基本テーマを ”ホワイトIR“としている。
雪の中でのクリーンなカジノIRを打ち出そうというのか。これは北海道が東アジアのインバウンド市場に持つブランドイメージと上手く合う。
東アジアのツーリスト市場は北海道を日本の中でも特殊な訪問地としてとらえている。 自然、雪、エコ、豊かな食など、丁度日本人がスイスに対して漠然と抱く好感のような感じである。

この市場環境を生かしたIR施設を造り、新千歳空港のアクセスやキャパシティを存分に生かしていけば、東京を含む東日本の市場、中国、韓国、台湾の東アジア圏のインバウンド市場をうまく取り込む事は可能と思われる。

おそらくはジャパンIRの一角を担う事になりそうな北海道、苫小牧でのカジノツーリズムを期待を持って注目したい。

苫小牧市ホームページIR資料
www.city.tomakomai.hokkaido.jp/files/00015500/00015554/IR報告書概要版%EF%BC%88日本語%EF%BC%89.pdf

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この投稿への返信コメント

Re:苫小牧は面白いかもしれない

2018/05/19(Sat) 08:40

投稿者:ヤーロ

北海道は、地方を含む3箇所となった場合、大阪とともに確定でしょうね。
ただし、北海道の中で苫小牧になるかどうかは…。もちろん、最有力候補地ですが。

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