リゾカジ カジノレポート

4泊5日の香港・マカオ訪問

* マカオ 2020/ 04/ 01 Written by マリタイム

コメント( 4)

こんにちは。

僕がリゾカジにデビューしたのは、2016年12月のリスボアオフ会ですが、その3か月前の9月にも香港・マカオを訪問しています。その際、SJMの株を保有している友人に現地の状況を報告した文章がありましたので、この機会に投稿します。

14日(水)

16時10分
 香港到着。今回、初めて鉄道を使わずにバスで 尖沙咀へ移動。途中、巨大なコンテナターミナルを間近に見て驚く。

18時20分
 キンバリーホテルを出るが、20時30分に九龍ホテル発のオープンデッキバスツアーを予約しているため、それまでに生記茶餐廳で食事を終え、戻るのは無理と判断。近くでマッサージを受ける。オープンデッキバスツアー終了後、ホンハム駅へ。

22時10分
 ホンハム駅壁の地図を見るが、地球の歩き方の地図の記載と異なります。しかも、ホンハム駅壁の地図上には「老龍坑街」の表記はされていません。初めての場所で、しかも夜なので迷うと大変と思い、10分くらい地図を見比べました。結果「陸橋をまっすぐに進み、終点を左に降りて、大きな通りの向こう側にわたり、大きな通りと並行に走る2つめの小さな通りが老龍坑街」と想定して歩きます。大きな通りの向こう側にわたると地球の歩き方の地図に記載のある紅茶館酒店が見つかり、安心しました。

22時30分
 生記茶餐廳到着。既に表のテーブルは片付けられており、営業終了かと思いましたが、店の中に入るとメニューを持ってきてくれました。蟹一匹入りお粥を注文しました。熱いのとお粥の量が多いので食べ終えたときには23時になっていました。もちろん、客は自分一人で貸切状態です(笑)。きっとオープンデッキバスツアー前に来たら、店も混んでいるだろうし、ツアー出発時間までに戻れなかったであろうと思います。

15日(木)

10時
 重慶大履で両替。Pacific Exchange等の2階の店がレートが良いと聞いていましたが、
1階のCity Exchangeが0.0756のベストレートで、同店を利用しました。

10時50分
 中国城フェリーターミナルでマカオへの切符を購入。11時発、11時30分発はすでにエコノミークラスは売り切れのため、その次の12時30分発を利用。出発時間までの間に同ビルで食事をしました。九龍側から乗船するのは初めてですが、やはりマカオフェリーターミナルの方が便数が多くて便利ですね。

14時30分
カーサレアルホテル到着後、ホテル内カジノでブラックジャック(ミニマム100香港ドル)をプレイするも30分ほどで950香港ドル負け、厳しい出足となりました。

15時
 過去7回のマカオ訪問でまだ訪れていないフィッシャーマンズワーフへ。ワーフ内は人通りもまばらで、果たしてこれでテナントは商売になるのかと感じました。一番奥にあるバビロンカジノでルーレット(ミニマム20香港ドル)をプレイ、240香港ドルの負け。客はそれなりに居ましたが、隣のバビロン・フェニックスカジノはすべてスロットマシン等の機械式で客は2人しかいませんでした。なお、ワーフ内の唐城と火山を取り壊し、レジェンド・バレス・ホテルというのを建設中です。既にワーフ内には2つホテルがありますが、ホテル宿泊者くらいしかワーフ内施設の利用を見込めないと思われるため、新ホテルの建設は正しい方策と感じられました。

16時
 スターワールドカジノへ。従前同様、客は入っていました。

21時
 ウィンカジノの湖側から大勢の観光客とともに花火を鑑賞しました。マカオ国際花火大会の一環でこの日は、日本の花火の打ち上げでした。その後、ウィンカジノを覗きますが、南側のVIP向けカジノはオープンしているテーブルよりオープンしていないテーブルが圧倒的に多い状態で客はまばら、スカスカです。北側の一般用カジノも客はいますが少な目。8月開業のウィンパレスに客は行ってしまったのでしょうか。

22時
 MGMでルーレット(ミニマム50香港ドル)をプレイ、450香港ドルの勝ち。従前同様、客は入っていました。

22時30分
 グランドリスボア入場。客はいるものの、こころなしか全盛期の熱気は感じられない。2階(地階、1階、2階の区分における最上階)のフロアーは、半分くらいのテーブルでディーラーのみが座っていて客がいないという状態でした。

23時
 リスボア入場。入口を入ってすぐのエントランス部分で大小テーブル3台を展開しており、いきなり感が強く、びっくりする。場内はチップの音が響いており、この日訪れたカジノの中では一番の客密度の高さであった。

23時30分
 ラルクカジノ。ふつうの客の入り。

23時50分
 本日の予定は終了したため、総統酒店前のバス停から最終の路線バスに乗り、ホテルへの帰路へ。しかし、ここでハプニングが発生。なぜかバスは東望洋山のトンネルを向こう側へ抜けていきます。どうやらバスを間違えたみたいです。車窓からは道路沿いの店の看板の明かりなどが見えますが、どこを走っているのかわかりません。あせりましたが途中で降りると自分の現在位置が分からなくなるため、終点まで乗車することにしました。終点の青洲で運転手さんに「ゴールデンドラゴンホテルの隣のカーサレアルホテルに戻りたいんだが・・・」と伝えます。地球の歩き方の地図を見た運転手さんが、後ろに停車していた別のバスの運転手さんに話してくれ、これから発車するそのバスに乗り、高美士というバス停で降りるように言われました。もう一人の客を乗せ、そのバスが発車しました(この路線は循環線であり、また先のバスは最終便ではなかったようです)。数分して、バスはトンネルを南側に抜け、高美士で運転手に礼を言って下車しました。

24時30分
ホテル到着。ロビーのガイドマップで確認すると、青洲はマカオ半島北部の西の端で、珠海と小さな運河を挟んで向かい合っている地域でした(汗)。

16日(金)

11時
 パリジャンマカオに行きました。13日に開業したばかりということもあり、実物の2分の1の大きさのエッフェル塔の展望台入場は1~2時間待ちを覚悟していましたが、すんなり切符売場へ入れました。風が強くて上層階への切符は販売中止で、低層階(7階)のみの切符販売となるとのこと。目玉のエッフェル塔がこれでは・・・と苦笑しました。その7階部分ですが、6階の屋上を柵で囲ったもので、屋根はなく雨の日は傘をさす必要があります(きっと雨の日は屋根のある6階に客を誘導するのでしょう)。中央にエレベーターがあり、上層階へはこれで行くようになっていました。展望台先端に進むと大通りを挟んだ向かい側にリスボアパレスの建設用地の全景が見えたので写真に写しました。まだ整地中で、建物の建設はこれからという状態でした。

(注)「大通りを挟んだ向かい側にリスボアパレスの建設用地が見えた」というのは僕の勘違いで、この土地はリスボアパレスの建設用地ではありませんでした。

11時30分
 お隣のスタジオシティーへ。8の字のゴンドラのチケットを買う人が20人並んでいました。カジノは人はやや少なめ。他の部分は映画スタジオの中という設定のため、天井や壁が黒色で、あまり明るくない。ワーナーのアニメのアトラクションがあるので子供連れにはよいと思う。2階の食堂街で食事をしました。店先に並んだテーブルで食するのですが、店員が僕より分単位で遅く着席した客2組の注文を先に取り、その次に僕の注文を取りに来たのには気分を害しました。当然、料理も遅く出てきて、あーあです。①レジで、客が注文を伝え、金を払う。②店員は客に番号札を渡す。③料理ができると掲示板に番号が表示され、客が取りに行く。というやり方にしてれば、こんな気分になることもないのに・・・と思いました。

13時
 徒歩でベネチアンに移動。カジノもショッピングモールも人でいっぱいでした。ホテルのチェックインに長蛇の列(30人くらい)ができていました。

15時
 サンズへ移動。カジノは人でいっぱいでした。以後、ホテルで休憩。

21時
 海立方カジノでブラックジャック(ミニマム100香港ドル)をプレイし30分で500香港ドルの勝ち。なお、カジノは盛況でした。

17日(土)

11時
 東側(空港側)の玄関よりウインパレス入場。館内はオレンジを基調とした上品な装い。外港の無料送迎バスターミナルでもらった無料券で噴水池の周囲をめぐるゴンドラに乗りましたが、昼間は噴水が稼働していないので、ただゴンドラから外を眺めるのみ(苦笑)。正直、これが新施設の目玉では・・・と感じる。ゴンドラが水面近くに降りていき、ジョーズが海面から顔を出すとか、水面が盛り上がり、くじらが浮上し潮をゴンドラに吹きかけるとか、熱帯雨林の中にゴンドラが突入するとか、変化がないと100パタカの料金を払って乗る人はいないと思う。なお、ゴンドラは途中1か所乗降場が設けられており、敷地の西側に建設中のモノレールの駅からの来場者は、駅のすぐ前に設けられたこの乗降場からゴンドラに乗ってウインバレスに入場することになるようです。ただ、ウインカジノ入口にある吉祥樹や富貴龍のようなアトラクション(無料)はここにはありません。

12時30分
 福隆新街の祥記麺食専家へ。店の前で並び、店員さんの指示で順番に入店しました。が、見ていると、並ばずにいきなりドアの中へ入っていく人もいた気もしたので、同じテーブルに座らなくてもよい人たちや1人の人はいきなり入店し、空いた席にばらばら座るのかもしれません。5人がけの丸テーブルに相席で座り、エビの卵をかけたゆで麺を注文しましたが、あっと言う間に料理が出てきてびっくり。まあ、麺をゆでてエビの卵をふりかけるだけだからなのでしょうが、昨日のスタジオシティーの食堂に「この店を見習え!」と言いたい気分でした。量は少ないけどとてもおいしかった。次に行ったときはワンタン麺も食べたいです。

15時
 グランドリスボア入場。土曜の午後とあって、前回より客は確実に多い。テーブルの周囲を見物客が取り囲んでいるテーブルもたくさんありました。2階のフロアーも、ディーラーが居るのに客が居ないテーブルの数は減っていました。その後、リスボアホテル受付で店員に「私はSJMの株主だが、リスボアパレスの計画について知りたい。資料はないか。」と尋ねましたが「計画については何も知らされていない」との返答。その場を後にすると、ポーターが追いかけてきて「グランドリスボアにリスボアパレスの模型がある」と教えてくれました。そこで再度グランドリスボアへ行き、模型と計画について説明したボードを写真に収めました。近くの係員に「これ以外に何か計画についての資料はないか」と尋ねましたが、これで全部とのことでした。ホテルに帰るのに、リスボア発外港行きの無料送迎バスを利用しましたが、乗車するにはカジノ内でマネージャーに乗車券をもらう必要がありました。実際にカジノでプレイしたかどうかまでは問われませんが、以前は誰でも乗せてくれたのに世知辛くなりましたね。スターワールドやウィン、MGMなどは、従前どおり誰でも乗せてくれるみたいです。

(注)新施設の名称は、正確には「グランドリスボアパレス」です。

18時
 ギャラクシーマカオ入場。玄関で、3メートルの高さにまで噴水が伸び、中から大きなダイヤモンドが出てくる無料のアトラクションを見学。最後は噴水の前で6人の踊り子が躍る演出でした。カジノの中もショッピング・プロムナードも人は多かったです。80パタカの食事を38元で提供する割引券を外港の無料送迎バスターミナルでもらっていたので、この券を使って、亜州美食坊というフードコートで食事をしました。このフードコートでは、ちゃんと①レジで、客が注文を伝え、金を払う。②店員は客に番号札を渡す。③料理ができると掲示板に番号が表示され、客が取りに行く。というやり方になってましたよ(笑)。

18日(日)

 外港からマカオフェリーターミナル経由で帰路に付きました。マカオフェリーターミナルにて空港行バスに乗車しようとしましたが、空港発のバスの降場はあっても空港行のバスの乗り場は見つかりませんでした(これについて何かご存じでしょうか)。そこで、地下鉄で中環に移動し、鉄道で空港へ向かいました。

以下、まとめ

マカオのカジノについて

 平日と土日、昼間と夜間といった具合にそれぞれ訪れた日時が異なるため単純な比較は出来ませんが、旅行を終えた今、もし、マカオのカジノ株の中で一押しはどこかと聞かれたら、迷わずサンズと答えます。ベネチアンの賑わいには毎回驚きます。ショッピングモールには庶民から富裕層まですべて楽しめるホノルルのような雰囲気があります。水路のゴンドラへの乗船は手軽に非日常を楽しめ、マカオで一番、家族やアベック向けに適したアトラクションと感じます。また建物3階に造られた水路なのに、違和感がありません。敷地西側のバスターミナルは大きく、乗車待ちの人と停車中のバスでいっぱいで(これから並ぼうとする人向けにスナックを販売する屋台まで出ていた)、まるで県庁所在地の駅前バスターミナルのようです。西側入り口からカジノへ通じる通路を進む団体客の数は圧巻です。天候により高層階に行けないパリジャンのエッフェル塔はご愛嬌ですが、新施設が開業した後も、半島側のサンズが健闘していることを考えると、マカオで最も成功しているのはサンズと言わざるを得ません。
 2番目はギャラクシーです。ベネチアンには劣るもののギャラクシーマカオは盛況です。スターワールドも客数を維持していると見えました。
 3番目はSJMでしょうか。グランドリスボアは往年の輝きを少し欠きつつある(平日の集客が問題か)と感じましたが、リスボアや海立方カジノは健在です。課題はリスボアパレスです。集客力のあるアトラクションを設置できなければ、コタイストリップの南端という悪い立地どおりの結果に留まると思います。地の利も目玉もないウインパレスのようにならなければよいのですが。なお、海立方カジノ隣の回力娯楽場とホテルが鋭意建設中でした。

 MGMはコタイに建設中の新カジノ次第で、メルコ・クラウンは、新しく開業したスタジオシティーが持続的に集客できるかが鍵だと思います。ウインは旧施設も新施設も駄目で、株は売りを推奨します。

マカオ全体で見れば、本土および香港と結ぶ橋ができた後、どれくらい訪れる人が増えるかが問題でしょう。次々と開発が行われているため、大して観光客が増えない場合、カジノやホテルがオーバーキャパシティーとなる状態が続くリスクも十分あると思います。VIP客の減少がカジノ業界全体の業績低迷という結果を生んだようですが、私の行動範囲ではVIP客のことは分かりません。なお、外港フェリーターミナルの北側の海面で新たに埋立てが行われていました。彼らは、まだ拡張する気でいるようです。

 最後にギャンブルの結果について

15日 カーサレアル ブラックジャック -950香港ドル
   バビロン   ルーレット    -240香港ドル
   MGM    ルーレット    +450香港ドル
16日 海立方    ブラックジャック +500香港ドル

カーサレアルでの負けを取り戻すことができ、あとは240香港ドルと少額の負けのみとなったため、17日はもうプレイしませんでした(←ここ大事)。負けが先行していたこともあり、甘い考えを捨て、自分が勝っているときにピークから数枚チップが減れば止めることとし(株のトレーリングストップと同じ)、実行できました。カジノでプレイする目的は、「いかに上手にプレイを止められるか」の訓練にあります(トレードも同じ)。大きなお金を失うことなく楽しめてよかったです。

なお、日差しは強かったですが、今年は日本が暑かったこともあり、暑さは耐えられる範囲でした。ホテルでは他の部屋が冷房を効かせているため、自室は冷房を切って過ごしてちょうどよかったです。

(注)前述のとおり、グランドリスボアバレスの位置が「コタイストリップの南端」というのは自分の勘違いです。また、「外港フェリーターミナルの北側の海面で新たに埋立て」とは、現在の澳門口岸になります。


このReportへのコメント(全 4件)

2020/04/03(Fri) 13:26

マリタイム

補足

ウインパレスの最初の写真(ケースの中で球体が宙に浮かんでいるやつ)は、
ウインパレスではなくスタジオシティだったかも。


2020/04/25(Sat) 20:40

みさんこ

カーサリアルは、泊まったことあります。サンズに近いですねー。昔はその近くにヤオハンがあった時です


2020/04/26(Sun) 19:45

マリタイム

みさんこさん、コメントありがとうございます。

外港にもサンズにも近くて、そう高くない値段で泊まれる使い勝手のよいホテルでしたね。2008年に改装をしているみたいです。今度泊まった時は、室内プールも使ってみたいです。そう、ヤオハンも以前は、こちらでしたね。☆


2020/04/26(Sun) 21:51

みさんこ

ヤオハン知ってますかー。マニアック


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