リゾカジ カジノレポート

スタンド・バイ・ミー マカオの思い出 前編

* マカオ 2020/ 04/ 23 Written by じょうもん

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ジョウモンと申します。時は2010年5月。約10年前のお話しです。
当時の記録など見ながら、思い出を投稿させていただきます。



ある朝。私の携帯が鳴った。
「おい、ジョウモン、起きたか!飛行機間に合わないぞ!」

キヨミズ師からの電話。答えず、切った。が、時刻を見て固まった。

・・・やばい。飲みすぎてしまった。

キヨミズ師は私のカジノの師匠で、いわゆる「おっきい麻雀」の打ち手だった人。
バクチ全般、カジノに明るく、私に作法など教えてくれた恩人。
 自分は行かないのに、わざわざ電話をくれたのだ。ありがたい。


昨日、職場の受付嬢の、元・仙○育○の女子バレー部のエースの経歴で、○クルトス○ローズの速球派、佐○ヨシの前カノだという美形のコが、実は銀座のスナックにつとめているんですと突如カミングアウトしたので、スケベ心を出してキヨミズ師(当時同僚だった)と深夜まで飲みにおしかけてしまったのだった。楽しかったが、とくにエロいことは何も無かった。財布が軽くなっただけだった。

 確か11時成田発、香港行きだったと思う。
当時私は社会人5年目くらいであった。

その日から、学友の能見(のみ)さんと、3泊4日でマカオに行くことになっていた。

能見さんは当時、学校を出てさらに大学院で勉強をしながら、副業で塾の講師をやっていた。数学に明るく、私はよく数学の深い話しなどを学生のころから教えてもらっていた。
私が関数か何か場合分けの問題をチンタラやっていたら、積分してゼロだから明らかだとかいって一瞬で解いてしまうくらいすごかった。

 年は能見さんのが上だが、気が合い、仲良くしてもらっていた。野球の話やアイドルの話、格闘技の話などもよくしたし、深い話もした。いわゆる青春の友だ。

・・・飛び起きて、いぶかしむ母親をシカトしながら、パスポートと現金をつかみ、荷造りしてあったリュックをしょってタクシーに飛び乗った。
 「運転手さん、どう?成田、10時どうかな」

「・・・お客さん、無茶いわないでください。今もう9時すぎてますよ!」

 ・・・一応急いでもらったが、間に合わないことは明白だった。
 あきらめて電話した。「能見さん、ごめん、寝過ごしました。飛行機はなんとかするから、待っていてください!すみません!」

能見さん「えーーーっ、だからお前、前日ゼッタイ飲むなよ、っていったのに!馬鹿かよ!」

・・・何を言われても仕方がない。100%わたしが悪いのだから。
あきらめて、車中でまた寝た。



・・・「お客さん、着きましたよ!」
 ふと見ると、持ちながら寝ていた携帯がヨダレでびしょびしょになっていた。
トレーナーでフキフキしながら、4万近い料金を払い、待ち合わせ場所へ。

能見さんは怒っていた。飛行機はもう間に合わない。
謝りながら、ANAカウンターへ。
 「大人2枚、香港まで。エコノミーでお願いします。次はいつあいてますか」
嬢「今日の便ですか?」
私「そうだよ!現金で払うから」
嬢「次は13時半ですね。2名様で38万円になります。」

だあああああ高ええ。。
・・・キャッシュで払った。いきなり大きなマイナススタートだが、仕方がない。
貯金をきりくずしてのスタート。

 能見さんは、1人では夜の街に行かない。客引きにすぐについていってしまうからだ。
キャッチの面白い誘い言葉に、酔うとゲラゲラ笑ってしまう。
 「おっぱい生モミ5000円、いかがっすか~どうですワン乳首!?」
こういう声かけがあると、笑いが止まらず相手をしてついていってしまう。

上野の仲町通りでよく遊んだ。能見さんは、真面目でオクテ。ギャンブルは大嫌い。
女の子は大好き。また結構なグルメであった。
 私がオッパブなど連れて行くと、能見さんの方をみてもいつも顔が見えない。
おっぱいに顔をずっとうずめているからだ。

 当時わたしは、キヨミズ師に何回かソウル(カンナム、ヒルトンなど)でバクチの手ほどきをしてもらっていた。BSを7割くらい覚えた状態のブラックジャックしかできなかったが。

 別の仲間と以前マカオに行き、そのピンク系のあまりのすごさに圧倒され、是非、能見さんを連れていきたくなっていたし、海外にいったことがないという能見さんは、わたしと一緒ならいってみたい、と言ってくれたのだった。

 能見「ジョウモン、でもいいの?だいぶ高かったみたいだけど」
私「いいんです。明らかに私がわるいのですから。」

・・切り替えて楽しもうということになった。

私は当時、ANAによく乗っていた。1度香港にいったとき、ラッキーアップグレードされ、すっかりANAのファンになっていたのだ。ANA大好き!ANAしか乗りません!と言っており、CA達に微笑ましくわらわれたが、それくらいうれしかった。

飛行機にはじめて乗る友人に気を使うのは、やはり気圧差の耳抜き、頭痛である。
手荷物検査のあとでペットボトルを買い、私、あくびをしたり水を飲んだりアメをなめたりして、頭痛がなるべく起きないように工夫するよう伝えた。

また、皆さまのなかに、「just for laugh」というカナダのドッキリ番組をご存じの方がいるだろうか。あからさまな教科書的なドッキリなのだが、私は好きで毎回見ていた。

私「能見さん、とにかくこのドッキリ面白いスよ。一緒にみましょう」
能見「わかった、みてみるよ」

・・・つらそうだ。やはり初の飛行機で、体調がいいひとの方が少ないか。

私はエコノミーに慣れっこだったので、先頭に並んで新聞をとり、早く行き毛布をどかし(いらない)、靴をぬぎ、荷物を上にのせる場所を確保して、機内食が終わるや否やトイレにいき、などなど恥ずかしくもエコノミーの段取りを極めていた。ペンは忘れたことにしてCAに借りて返す。私は快調だった。

一方頭痛の続く能見さんに痛み止めを渡したが、あまり効かないとのこと。

香港まで、ずっと痛かったらしい。かわいそうだった。だが、じきに飛行機になれるだろう。
機内食は忘れたが、必ず麺(たしかちょっとしたザルソバ)がでた。美味かった。


 ・・香港につくと、○○的やら○○中心という文字ばかりで、難しいが、
まず国際的○○中心の方にいき、成功旅行社にいく。これさえ覚えておけばOK。

 成功旅行社と聞いて、ピンとくるひとはエロい。

フェリーのチケットと、サウナの券がセットになっているのだ。
日本ではこんなものをセット販売できるはずがない。

 フェリーは一時間。私はもとより平気で、能見さんの船酔いを心配したが、そこは平気であった。
 能見さんはだいぶ回復し、だんだんテンションが上がってきたようで、良かった。


フェリーで甲板で風を受けながら、話す。
能見「ジョウモン、やっぱり、カジノ、行くのかい?」

私「あた棒よ。当たり前っスよ。能見さんもやりましょう。楽しいですよ」

能見「いや、やめとくよ。ってか、勝てるのかい?」

私「けっこう勝てますよ。負ける時ももちろんあるけど。」

能見「あのさ、学校で期待値って習わなかった?このゲームをやるのは得か損かって。」

私「習いましたよ。でも確率は大数の法則にしたがってだんだん収束するけれど、少ない試行回数だと偏るんですよ。自分に有利に偏れば、勝つ可能性はあるんです」
能見「言ったな。ではプロスペクト理論て知ってるか?」

私「・・・・・・知らないス」

能見「人間はね。損がキライなのさ。勝ちは少なく感じて、負けは大きく感じる。
ジョウモン、もし5000円だけ勝って、やめられるか?」

私「展開によりますね。大きく凹んでいてからのプラス5000円なら、最高でしょ。でも
可もなく不可もなくチンタラした展開で、5000円だけ浮いてもやめないかな。」

能見「それだよ!いいかジョウモン。もし5000円負けたら、悔しくて絶対やめないだろ?取り戻そうとしてしまうだろ?そうやってハマるんだよ。逆に5000円ぽっち浮くのだって、本来控除率があるんだからすごいことなのに、満足しない。大勝ちでないと満足しないんだ。まだまだあるぞ。コンコルド効果って知ってるか」

私「・・・・・・知らないス」

能見「いいかジョウモン、負けが込んでいる時、その負けをよしとして損切りすればいいのに、そこまでの過程が無駄になるのがいやだ、もったいないとかで、やめられず、状態を悪化させてしまいがちなことだよ」

私「でも、ちょっとくらいやったっていいじゃないですか。いくらまで、と予算決めてやれば、大丈夫ですよ」

能見「お前パチスロもさ、勝ったときしか言わないじゃない。カジノはずっと開いてるんだぞ?破滅するぞ?カードでチップは買えるのかい?」

私「・・・買えますよ」

能見「やばいやばい、それはやばいよ。グルメして、お姉ちゃんして、ここではシャオネエというらしいぞ。それでいいじゃないか。」

私「・・・・少しは付き合ってもらいますからね。」

・・私がラッキーだったのは、カジノにどっぷりつかっていくにあたって、バクチの先生(キヨミズ師)と、数学の先生(能見さん)がどちらもいたことかもしれない。

・・・能見の言う事には、説得力がある。
実際に驚かされたことがあった。
 タイムクロスAというパチスロ台(ノーマルAタイプ)があったのだが、人気台だったが次第に設置台数が減っていった。私はそれでも大好きだったので、結構末期まで3台おいてある店に通っていた。7枚交換だったので、1台はいつもかなり出た。

いやがる能見さんを見てるだけでいい、と連れていったとき、私は3台のうち左端を打ち出した。右端のオッサンは、朝イチから600Gハマリで、アツくなっている。左端か真ん中が出そうだな、と思って始めた。

まだ、千円しかいれてない。エジプトで金の扉がでたので、期待をもって2千円目を入れようとしたとき、能見さんがその手をつかんだ。
 「ジョウモン、移動しなよ。」

私「えっ?だって金の扉出たし、まだ千円しかやってないからイヤですよ!」
能見「右端はどうみても多分ダメなんだろ?」
私「まあ・・・」
能見「アタリの台の確率が倍になるといっても移動しないか?」
私「えっ!!!??んなバカな。2倍?」
能見「とにかく移動してみ。オマエの金だがな。」
私「分かりました。能見さんが言うなら。」

・・・するといきなりチェリー大砲ですぐにBB、そこから2千枚出た記憶がある。
私「なんですか?あれは。左端がダメだってわかったんですか?」
能見「あれはさ、まんまモンティホール問題と同じ状況だよ。」
私「へ?」
能見「ほとんどの人はすぐに理解できないから、あとでジックリ調べてみ。簡単に言うと、アタリ台をつかむ確率は左端で移動しないと3分の1。右端がハズレという前提だが、移動してアタリ台をつかむ確率は、最初にハズレを引く確率と同じだから3分の2。ほら確率は2倍でしょ?」

・・・これが能見さんだ。何でもいい。勝ちゃいいんだ。ゴタクはいいよ、と心の中でつぶやいたのだった。当然調べてもいない。

実は能見さんとマカオに行く目的のひとつは、一通りカジノを見せて、能見さんが気づくことがあれば勝ちにつなげたい、というのもあったのだ。

・・・マカオについた。
夜についたのだが、着いた瞬間から、ものすごいネオンライトの祭りみたいな状況が、目にとびこんでくる。

能見「ヒャー。すっごいなあ。こんな世界があるとは!ヴァンダレイ・シウバなんか来てるのかもな。こういうところに。ヒャッホウ!」

・・・ヴァンダレイ・シウバとは格闘家で、能見さんは大ファンだった。ギラギラ本能にしたがっているようで、緻密なところが好きなのだという。


マカオ プレジデンテ ホテルに泊まった。何つ星とか、高級ホテルではない。詳細は忘れたが、最低ではなかった記憶がある。

荷物だけ置いて、すぐにカジノへ。
能見さんに、どうしてもグランドリスボアを見せたかったのだ。

グランドリスボアはすごい。特に夜になると、外観にスロットマシンのようなネオンが投影され、まさにギャンブルの都を映し出してあまりある。
・・・歌舞伎町をはるかにしのぐネオンだ。

私はそのスケールが大好きなのと、比較的新しいカジノとのことで、新参者の自分でも入りやすいと思って、マカオではだいたいグランドリスボアで勝負した。

まずは、俳諧する。これがまた楽しい。
天井が高く、スケールがデカい。
エスカレーターで、のぼりおりしたりして、時々高額投注区、なんてのもチラ見しながら、やっぱり1Fのミニマム200HK$のブラックジャックかな・・・
なんて物色した。
(ミニマム100だった気もする)

能見さんにブラックジャックをすすめたが、もちろん見ているだけにするとのこと。

 とりあえずまずは始めた。
私は、ミニマムからのパーレイ。
グランドリスボアは、プラスチックの丸いせんべいみたいな、独特のチップだ。嫌いではなかった。

・・・勝負をはじめて私が、14からひいてバーストしたり、
親に1目負けしたりすると、能見さんが後ろで騒ぐ。
「もうやめろって。勝てない勝てない」

私「いや、一回の勝負なのではなく、そのウチ長いこちらのツラが来るかもしれない。それを狙ってるんですよ」

能見「根拠が何もないじゃないか。一度も浮かないこともあるんだろ」
私「そうですよ」

・・・あとで考えたら、興味がないものを見させられるのは、どんな展開であれ苦痛だったのだろう。
 私も、流れがわるいし、サッとやめた。3万くらい負けていたと思う。

能見「ジョウモン、あれは勝てないよ。やめたほうがいい。」
私「いや、流れが特別わるかったんですよ。ほとんど勝てなかったし。」
能見「それにこの建物、スゲー金かかってるよ。誰が払うの?客だろ。」
私「まあ、そうですよね」

能見さんは好きだ。いい人だ。親みたいなことを言ってくれる。
でも、アンマリじゃないか。人が好きだっていうバクチを。
言い方ってもんがあり、カチンときた。

私「能見さん、わかったよ。じゃさ、能見さんは勝負しなくていい。でもさ、もし今回、オレがプラスしたら、どうする?バンジージャンプ飛びますか?」
能見「なんで俺が。いやだよ。バンジーって、そんなのあるのか?」
私「ありますよ。バンジー。でも絶対勝てないんでしょ?あんなやり方じゃ。」
能見「待ってくれ。毎晩カジノやるのか?」
私「そうですよ。3泊4日だから、3回。日中は能見さんと観光だから、やりません。」
 「流れによっては徹夜でやりますよ。そういうもんです。」

 ・・すこし間があった。自分でいった手前、能見さんも引っ込みがつかないようだった。


能見「わかったよ。俺も男だ。オマエがプラスしたらバンジー飛んでやる。でも絶対無理だと思うがな。これだけは言っておくが、俺はシャオネエ(小姐)が楽しみで来てるんだから、その予定を無しにするとか、そのお金までスッちゃうのはやめてくれよ。ジョウモンもそれだけは約束してくれ。前上野で、セクキャバ行くはずが、スロットでスッたとかでカラオケになったことあったろ?ああいうのはやめてくれよ。オマエのモーニングコーヒーなんか誰も聞きたくないんだからな。」

私「分かりましたよ。ハイナシになっても、確かカード使えます。サウナも夜総会も。大丈夫ですよ。約束します。」
能見「ハイナシってなんだよ」
私「オケラです」
能見「オケラって一文無し?」
私「そうです」
能見「文無しになるまでやる気? オマエはバクチ用語か知らんが、ちょくちょく意味がわかんないよマッタク」

・・・・・こうして奇妙な勝負がはじまった。謎の変形サシウマだ。

私も全ての情報は与えていなかった。マカオ・タワーも観光で行くとは事前にいってあったが、当時アジア一だかなんだか、実はかなりとびぬけてバカ高いのは伏せておいた。
バンジーはバンジーでも、マカオタワーからのバンジーだ。驚くぞ。ウシシ。
この時点では、ちょっとしたテレビ塔くらいに思っていたかもしれない。ンなことは知らねえ。が、約束は約束。

 1日目の夜は、まずは金龍酒店の十八桑拿。エイティーンサウナにいった。
ここからはお下劣すぎるのを避けるため、少しぼかして書く。

18サウナ。マカオ好きの方ならすぐにわかると思う。ピンクの代名詞というくらい。
 最初に見た方は絶対に衝撃を受けると思う。
ズンチャカズンチャカ出てくるオニャノコ達。まるで人間オークションだからだ。これを是非、能見さんに見てほしかったのだ。
 この光景を見ると、「マカオを見ずに死ぬ男は馬鹿だ」という、実在するらしいことわざの意味がよくよく分かる。

 ・・・ここでは、オススメの過ごし方がある。
まず、ショータイムにオニャノコ達がぞろぞろでてくるのをジックリ見たければ、
丸いデカい湯船につかって、ふんぞりかえって眺めるのがいい。タオルは縁に置いておけばいい。
 どんな夜景よりも、男にとっては良い眺めのはずだ。まるで諸王の中の王。

中国を統一した王のような気分になれる。日ごろ仕事を頑張っている自分にたいするごほうびと思っていただきたい。女子はちょっと高いスイーツですか?ああ羨ましいですね!
 これが男のごほうびだ。文句あるか。


 ・・こういう鑑賞でなく、だれかお気に入りを選んで、「仲良し」をしたい場合は、ノンビリ風呂につかっているヒマはない。まさにヨーイドンだ。

 誰が一番、決断力があるか?妥協もしすぎず、誰が一番上玉をとっていくか?
誰が一番、瞬発力があるか?そういった選手権状態である。
 クラウチングスタートもいい。
 ダメなのは奥にいることだ。いいのはすぐにとられてしまうから、とにかく、
オニャノコの列は、あるところで折り返したり、部屋の別の頂点へ突如移動したりするから、
最初の折り返しあるいは最初の頂点あたりで中国人よりも、われさきにと、顔を出してジックリ眺めるのがいい。中国人よりもずうずうしいくらい、と思っておけばいい。

 ここで、ムスコがかぶっているから恥ずかしいなどといって、バスタオルをごちゃごちゃいじっていたら、遅れてしまう。瞬発力世界選手権だ。
 手術してからのぞむことをオススメする。
また、日本人特有の、なんとなく眺めて、お上品に決めるなんてのもダメ。
 おくゆかしい視線の送り合い。これも後手をふむ。
先ほど言及したような、ベストポジションにデーンと構えて、
すれ違うオニャノコを、ガン見することだ。
 自分は、乳重視なのか?尻なのか?やっぱりキレイ系がすきなのか?可愛い系がすきなのか?モデル体型、背が高いのがすきなのか?
 イメージ的には、あらかじめだいたい決めておいて、だいたいそれに近いコがきたか、あるいはビビっときたら、すぐに番号を覚え、黒服をグワシとつかまえて、大声で意志を伝えることだ。

 ・・・私は、能見さんにだいたいの段取りは伝えてあったので、例によって、全体でヒトケタくらいすぐに決めてすぐにいなくなっていた。

 能見さんがちょっと心配だったが、まあ大丈夫だろう。彼も男だ。ビビっとくるさ。

 私は、可愛い系の越南式か、台式だったと思う。
明星級(モデル級)ではなかった。それなりに良かった。

 やはりマカオといえば、アイスアンドファイヤー。
これは日本の大手そうしたグループも、真似してほしいものである。
毎回、激しくツバを吐くのはやめてほしいが。

下の口はいいのに、キスのがハードルが高いのも、海外特有であろう。
マジに考えると、中国人はタバコをものすごい吸うから、歯周病の人が多いのだろうか。
あるいは、小姐自身が、口の中が崩壊しておりはずかしいのか。

 飛行機疲れがあるはずだが、疲れマラとはよく言ったもので、日本男児の固さをじゅうぶんにみせつけてやった。つもりだ。

18サウナの、シャンプー嬢(コールガールではないが、交渉次第らしい)には、見るなり「小さ!!(シャオ!!)」と言われたが。

・・・粘り腰でもなく、単発。サウナ内の休息所に戻り、
サッサと免費のメシを食べていた。美味い。
 結局ミートボールみたいなのをいつも食べていた気がする。
足の爪を切るジジイも相変わらずウロチョロしている。

巡回マッサージ嬢は油断するとかぶせたバスタオルの下で変な動きをはじめてしまうので、皆さま要注意。

 ・・・ノンビリひと眠りしながら能見さんを待っていると、フロアを店の男性店員が、
「ミスター○○! ミスター○○!」と私の名前を叫びながら、必死に探している。

 そんなことはまずないので、1センチくらいとびあがってびっくりした。
私「ど、どうかしたの?○○だけど」

男店員「ユーのフレンド、ベリー困ってる。早く来い。困ってる!!!」

私「???????」

・・・なぜまた階段をおりて、ヤリ部屋ゾーンの方へいかなければいけないのか?
激レアだな全く勘弁しくれ、と思いながら、能見さんが何をやらかしているのか、心配だった。

 まさか何か強要して、いいや、もともとそれはメニューに入ってるし、、、、
わからん。

・・・しばらく歩いた。

ようやく部屋に到達。

能見「ごめん!!!ジョウモンさっさとさきにいくから全然わからないよ!
   店員なんていってるか全然わからないし!」
店員「 Do you use milk? Special bath? Option?」

・・・いつもきかれるやつだ。ミルク風呂にするかとのこと。
しなくても同じ。体が牛乳くさくなるだけだ。
私「NOOOOOOOOOOOOOOO」

・・・まったくこんなことでわざわざ呼ばれるとは。。。。
ま、仕方ないか。

私「能見さん、あとコンドームも断るんですよ!女の子がどうせもってますからね!」

能見「・・・へへ、悪かったね。じゃ、ありがとな」

・・・・・このマカオの18サウナのこの選択肢だけはいただけない。
もうあれから10年経っているので改善されたろうか?

 ・・・そこから30分くらいして、能見さんが出てきた。
かなり上気した顔で、ひとめで満足とわかるニヤケ顔をしていた。

私「どうでした?初マカオ初小姐は?」
能見「いやあ、ジョウモンすごいな!マカオは!
   超スタイルいいね!!あれは、日本人には、ない。」
私「ってことは明星級ですね!お目が高い!能見さんやるなあ!!」
能見「なんだそれ。」
私「モデル級は、ちょっと高いんですよ。それが明星級。」
能見「それかもしれない。でもせっかくだし。とにかく良かった」

・・・良かった。連れてきたかいがあった。
こちらとしては、はじめて店員に連行されヒヤヒヤしたが。

旅の疲れもあり、ポールダンスなどみたりして免費で乾杯し、
ホテルへの帰路についた。

能見「ジョウモン、わるいけど、ホンっとわからないから、今日みたいに見切り発車で置いてくのはやめてくれよ。なるべく一緒に頼むな。」

私「わかりました・・・」




・・・2日目。
朝、早く起きてカジノへ行こうと目論んでいたが、起きられなかった。
その日は、教科書的な観光をした。
セナド広場、ハリボテみたいに焼け残った、聖ポール天主堂跡などを見て回る。

なんとなく観光しながらも、能見は夜の小姐のこと、私はカジノのことしか頭の中になく、歴史や文化は全く頭に入ってこないようだった。

能見「裏から見ると、この教会すごいな」
私「戦争ですかね。平和が一番スね。」

・・・マカオでは、昼飯はそんなに必死に食わなくても大丈夫だ。
なぜなら、サウナの夜は免費のものがほぼ食べ放題だからだ。
特に若くて金が無いときは、助かった。

しかし、マカオのエッグタルトはとても美味く、これも絶対能見さんに食べさせたかった。

・瑪嘉烈蛋撻店(Margaret's Café e Nata)
ここは間違いないです。すごく美味かった。
オープンスペースの食べるところは、結構人がいた気がする。
日本にありそうでないね、という話になった。
能見さんも気に入ってくれた。


・・・2日目の夜。
能見と相談した。
富豪さん達がいくところはわからない。
しかし、我々のような一般人がいく娯楽の場所としては、
やはり利澳水療芬蘭浴(リオスパ)、リオ夜総会ははずせなかった。

能見さんはリオスパにいってみたいという。
開店してすぐに押し掛けた。

段取りはほぼ18サウナと同じなので、今回は難しくなかったようだ。
それでも、ショータイムには能見さんから離れないようにし、
瞬発力を大事にしたい私としてはやや不本意だったが、
能見さんがニコニコ顔をして小姐と消えていくのを待ってから、
私自身も選んだ。

 ここの小姐のことは全く覚えていない。特徴がなかったのであろう。
リオスパは睡眠区で寝ごこちがなかなか良かったのを覚えている。
だが、私は寝なかった。
 免費(フリーの飲食物)で腹を満たし、能見には言ってあったが、グランドリスボアのカジノで待ち合わせることにしたのだ。お互い携帯電話をもっているので大丈夫。

・・・こちらは、カジノに行きたくてしょうがないのを丸一日ガマンしていたので、暴発寸前であった。

 タクシーでグランドリスボアと告げるも、間違ってリスボアで降ろしやがった。
もういい、歩くからといって、あのかんかくの狭い横断歩道を渡ろうとすると、

 ササっと私に歩み寄るものがいる。婆さんが、チラシを渡してきたのである。
そこには、電話番号が書いてあり、メイクラブとか書いてある。ピンク系のチラシだろうか。しかし、そこに使われていたモデルを見て、私は怒りを覚えた。

 私が好きだったモーニング娘。のメンバー、石川梨華の写真を思いっきり使っていたからである。
私はカジノに行けず、タクシーにも間違えられ気が立っていたこともあり、
「おい、ババア!これ石川梨華だぞ!!知ってるか?勝手に使ってんじゃねえぞ!!」

婆「???コール。コール。」といって電話番号を指さしている。
・・・つまり全く通じていない。

くそぅチャーミーの画像、勝手に使いやがって・・・言っても意味がないので、ポッケにしまい、そそくさとカジノへ。


今回はジックリと、大小をやろうと思っていた。
中国人の中には、デジタル罫線があるのに、メモを取っているやつも多い。
それだけ、奥が深いのかもしれないと思ったからだ。

早速換金し、また丸いプラスチックのチップをもらう。

・・・グランドリスボアの大小は、結構にぎわっていた。
やはり、大小のツラ目、ばらつきをみてかけながら、サイドベットにも賭けたりして楽しんでいる人が多いようだった。

ディーラーがボタンを押すと、ポコポコボコボコ音がしてシャッフルされ、
鳴りやむ。
そして、サイコロがとまる寸前の、キュポッ キュポッ キュポッ
という音が、桃太郎電鉄で、ウィルスカード(今だったらNGでしょうね)が
せっかく集めたカードを自ターンはじめに食べてしまう音とソックリだったのが面白かった。

ディーラーが数字を読み上げ、大小を読み上げる、という流れだ。

・・・私は何回かマカオで経験はあったが、ジックリ腰を据えてやったことは無かった。
大小に適当に小さく賭けながら、様子を見ていると、やはり、適度に大か小のツラ目が出て、それがある程度続き、切れる。
ここで特筆すべきは、ゾロ目で切れると、親の総カキになる、ということだ。
やはり大小のツラを追ったり、また、そろそろ切れるだろうという逆張りをしたりして、試行錯誤しながら、3つの数字の和はいくつなのかというサイドベットや、ゾロ目自体に賭けるというサイドベットをしたりして楽しむというのが主流であるようだった。

 また、マカオで特徴的なのは、ツイている人を見つけようと、皆がしているように見えた。
まるで、ツイている人をチェックしそこねたら、損をしてしまう、というのが共通認識のように。
 だからちょっと誰かが連勝すると、あっという間に人が集まってきて、その人と同じように賭ける。ノリ打ち、バックベットだ。

 これは基本的には、ちょっとうっとうしい(うざい)のだが、盛り上がりという意味では、楽しい。ディーラーももちろん容認している。

 マカオの最大の特徴は、種目よりも、バックベットかもしれない。


大小をジックリやると言う話をした時に、我が師、キヨミズ師は反対だった。

キヨミズ師「いいか、ジョウモン、丁半バクチでツラを追うのは当然だ。そこにしか大きな勝ち目はない。しかし、引き分けの時に、タイで控除されないバカラのほうが、ゾロ目で控除されてしまうタイサイより、よっぽどいいぞ。俺の知ってる十年選手で、タイサイの丁半でしのいでる奴なんて、聞いたことないぞ。」

・・・その通りだ。それなら、バカラの方がずぅっといい。
でも駆け出しの私にとって、バカラは、怖いのだ。
 中国人の一般人も、その辺のおばちゃんがちょっとパチンコをやるような感じで、平場でワイワイやっている。大小は敷居が低い。それが気楽だった。
 
バカラが怖い。その頃、ある意味まだ私は健全だったかもしれない。

 私は、だからほぼフラットベットで、楽しんでいた。言葉はほとんど分からない。
マカオは楽しそうだと前々回くらいに思ったので、少しハオ中国語アカデミーに通ったが、4声だか、発音が難しく、すぐ行かなくなった。

 エロい言葉と、オッケイラ!!でなんとかなる。
 徐々に、慣れてきた。
だんだん、機械でボコッ ボコッとシャッフルする音も心地よく感じてきた。


・・・大11、大11、小9、小10、小9、小6、小10

大小でその日はこんな目がよく出た。
10目までは、ツラは続かないが、3目以上は結構続くというパターン。

私はツラに乗っかり、そこそこ受かっていた。
しかしツラが切れるタイミングでは、やはりどうしても少し張りが増えているので、
ツラに乗れても、3~5,6目程度のツラでは、大爆発とは行かなかった。

昨日の負けもあり、もうひと工夫欲しかった。

私はとりあえず長いツラを待つことにした。
深夜12時を回っても、7目以上続かない。
あきらめかけたころ、背中をトントンと叩かれた。

「終わって少し寝てから来たよ。いやあ、リオスパ最高だったわ。
昨日のとこよりちょっと高級な感じだね。あれやっぱ日本には無いわ」

能見だ。口元がしまらない。ニヤケすぎだ。よっぽど満足したのだろう。
私「また明星級ですか?」
能見「せっかくだからね。うん。」

何がせっかくなのかよくわからないが、お目が高いということなのだろう。
楽しんでくれればそれでいい。

能見「ジョウモン、調子はどう?」
私「まあ、ちょっと勝ってますよ。今日はね。」
・・・私は時々起きるツラを中心に勝負をしている、と説明した。

能見「まあ、楽しんでよ。俺はホテル帰ってるから。ちなみにすぐに分かったが、
 その足して4ってとこさ、216分の3しかないのに、50倍って・・その隣もひどいな。
 そっちにまさか賭けてないよな?じゃ、グッドラック!」
・・・濡れた髪をさわりながら、颯爽と消えていった。

 わかってんだよサイドベットの控除なんか!
・・・私は意固地になった。

待てよ。もしツラを追うのであれば。「小」なら「小」のツラと分かっているのであれば、
足して4、5、6、7、8、9、10のどれかだ。

いっそここに賭けよう・・・7つから一つ当てるなら、
阿佐田哲也の小説に出てきた、ホンビキと似てるじゃないか!

根っこ・・出たばかりの目
子戻り・・2つ前に出た目
三ケン・・3つ前に出た目
四ケン・・4つ前に出た目
フルツキ・・5つ前に出た目
大戻り・・6つ前に出た目

・・・私は勝手に盛り上がり、ツラを待った。

ほどなくして、
大13のあと、小9、小10 と続いた。

次が小ツラなら、やはり根っこと子戻りの小10、小9は外せない。木目には無いが、
小5にも同額を張った。

・・・小の9。
ヨシ!6倍。
ン?待てよ・・・3か所で2か所外れて6倍 普通に小に張るのと同じじゃないか!
だあああアホや!!抜け目あるし!!
ということは、
4、5、6、7、8あたりを当てる必要があるということか。

小9、小10、小9ときている。

・・・やはり小の9、10はおさえ、小5が本命。張りをいっそのこと、
2:2:3と小5を厚めにした。
 この気持ちは、競馬や競艇をやる人なら分かるかもしれない。
多点買いの時、マイナスしないようにオッズとにらめっこしながら購入金額を
細かく設定するのだが、ふと、半ばいたずら半ば期待で、当たれば大きい所に、
確率度外視でわざと大きく賭けてみるという。これも楽しい瞬間。

・・・小の8。抜け目だ。
悔しい。悔しいが自分で選んだ道だ。仕方がない。

前を向こう。小のツラ自体は合っているのだから。

・・小9、小10、小9、小8

その時、ふと気が付いた。小の5が18倍。小の4が50倍。
ひとつ隣でずいぶんと倍率が違うなぁと。
携帯で調べると、やはり目の和が5と16はすごい控除率で不利だった。

・・倍率的にも、出目的にも、死に目か。
5に賭けるのはやめよう。

・・4か所までは買い目が多すぎる。単純に小に賭けるのもつまらない。
私は意固地になって、小9、小10、小4の3点で勝負した。

・・・小8。このときサイコロは、6が最初に見え、1、1と見えて8が確定。

私「なんだ根っこかあ~!!」

声に出して悔しがると、まわりの中国人に変な奴だとチラ見された気がする。
気にしない。根っこが出て悔しがるのも、またホンビキの醍醐味だ。

私は、オカルトだが、この後から見えた1、1にビビっと来た。
大か小かの結果を左右する意味では、1、1というのは強い小の目だ。

・・ここだ。もう6倍なんかいらねぇ。
小4に厚く、小6、小7に少しずつ張っての3点勝負。


ディーラー「ノーモアベーッ」

 ゴゴゴゴ、、、 キュポッ キュポ キュポッ!
ディーラー「イー、イー、アール、シャオ!」
 
・・・1、1、2で小の4。


オレンジのHK500が、ひとまわり大きくなって帰ってきた。
奇しくも能見が倍率をクサした合計4の小だった。

このころの私はまだカジノ駆け出しだったので、少しでも大きく当たると、
皆が注目するのにまだ耐えられるメンタルが無かったので、
すぐに席を立った。疲れもあったが。


・・・プレジデンテホテルに着くと、能見は寝ていた。
少しイビキは聞こえたが、きっと私のがうるさいから人のことは言えない。

細かくチップを数え、いくら使ったか計算すると、まだ沈んでいた。
大きい配当をとっても、投資もかさんでいたのだ。

てっきり浮いていると思っていた。思い込みは怖い。

明日は最後の夜だ。よく寝ておこう。
・・・もちろんまだプラスの世界をあきらめていなかった。




(前編おわり 後編へとつづく)



このReportへのコメント(全 2件)

2020/04/24(Fri) 00:00

マーク

じょうもんさん

 こんにちは。

楽しいレポートありがとうございます。

「just for laugh」が出てきたのでコメントさせて頂きます!
これって相当昔からありますよね?

私も、日々の喧騒から逃れようと、海外に行く時いつも結構ぎりぎりまで仕事をしてますが、ドアクローズ、タキシングし携帯の電波が届かなくなった時に初めてあきらめと開放感を同時に味わいます。

そして機内食を食べながらこの「just for laugh」を見ながら笑うのが凄く楽しみで趣味の一つです。

何回もCAさんに笑っているのを笑われたことでしょうか。。

すいません。思わずレスしてしましました。

飛行機に乗ることが大好きな私としては早く新型コロナ、おさまって欲しいです。




2020/04/25(Sat) 09:51

じょうもん

>マークさん
ありがとうございます。

ちょっと調べましたが(wikipediaですみません^^;)

Just For Laughsアメリカ合衆国版。司会はリック・ミラー。
Just for Laughs北アイルランド版
Just For Laughs Gags Asiaシンガポール版。2010年より放送。
ドッキリ!ギャグタイム日本版。ビーエスFOXで放送されている。日本航空、全日空の機内プログラムの一つとしても視聴することが可能。
とあり、私が見たのは一番下かもしれません。

はっきり覚えているのは、月が変わると違う回になるのですが、同じ月だと同じ内容でした。
もともとカナダの放送は古く、それをリメイクしているのか編集しているのか・・・

とにかく私も大好きです。
そうなんです機内食食べながら、音や字幕がなくても楽しめるんです。


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