リゾカジ カジノレポート
マカティの週末ポーカー日記【ゴールドドラゴン編】(♠Dragon Quest Ⅲ そして伝説へ……)
日本 2024/
06/
28 Written by
マカオの帝王
マカティの週末ポーカー日記【ゴールドドラゴン編】(♠Dragon Quest Ⅲ そして伝説へ……)
まず、ショート(約80万点)の〝ナックル教団教祖〟が飛んだ。
続いて別のショートが飛ぶ。
これで7位以上が確定する。
続いて、前からポーカーライブ大阪で、何度も同卓したことのある、眼鏡をかけた”〝ナックル教団幹部〟も、教祖の後を追い、天国へ飛翔した。
6位以上が確定する。
そうした中、A、9という、そこそこのハンドが入ったので、スチール気味にオープンすると、後ろのサングラスの男性からオールインが飛んできた!
サングラスの男性のスタックは約200万点超、勝てばデカいが、負ければ自分がショートに転落する。
普通ならフォールドだが、疲れから、何故かこれにコールする。
相手のハンドはA、J!
フロップ;J、9、X
此方の9がヒットするも、相手のJもヒットし、絶望的な状況である。
ターン;?(ラグ)
この辺りの記憶が飛んでいる。
但し、リバーで起死回生の、2枚目の9がヒットしたことは覚えている!
『ふぅー、96%は負けていたな……、しかしこの勝利で、ゲーム開始時に目標とした、スタック100倍(≒500万点)を遂に達成した! これで再びアベレージに復活だ。このチップ、大事に使うとしよう……』
これで5位以上が確定する。
その後、暫く屑手ばかり入るので、迷いなくフォールドを続けていると、遂に “KK” 降臨!
『そろそろ、フォールドばかりは飽きてきたところだ! これで“KKポーカー”の神髄を見せてやる!』
韓国人女性が20万点でオープンする。
それに対し、70万点の3ベットを打つ。
他は皆フォールドするも、何とここで韓国人女性から220万点の4ベットが飛んできた!
『AA? うーん……、AAならしょうがない、ここはオールインだ!』
相手を威圧する為、サングラスをかけ、50万点の板を重ねて、“ドン”とオールインする。
韓国人女性のスタックはほぼ同じ、既にコミットしている為、ここは当然オールイン! と思ったが、長考の末、彼女はこれをフォールドする。
『AAで無かったことは確実だ! AKスーツ、若しくはQQといった辺りか……ここでオールイン対決となり、相手の残りスタック(約300万点)を全部奪いたかったが、フロップが開けば、KKでも負けることは有る。それを思えば、ここで220万点上乗せ出来たことは重畳だった……』
その後、700万点を超え、セカンド・チップリとなった為、チラッとハンドを見て、スタックを積みなおすという “愉しい作業” タイムを満喫しながら、再び長時間プレイの疲労から、この辺りの時間帯の記憶が飛ぶ……
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「オールインコール! ショウダウン! シートアウトです! 残り4人! ここからユーチューブで配信するため、壇上のテーブルにご移動願います。同時に少額チップを50万点の板に交換致します。準備の為、約10分間の休憩とします」
半ば寝ている内に、4位以上が確定した。
このトーナメントは500万円保証であったが、50位から4万円のプライズを付与した為;
1位・・・65万円
2位・・・40万円
3位・・・30万円
4位・・・24万円
と下に厚く、上に薄い配分となっていた。
『うーん、いつもなら “下に厚い”のは大歓迎だが、今回に限っては、少しばかり残念だ……、同じ500万保証なら、メインと同じく優勝:200万、2位:100万、は欲しかったところだけど、ここまでこられただけで僥倖だ、兎に角、喉が渇いたので、何か飲み物を買いに行くとしよう……』
ペットボトルのコーヒー飲料を購入し、席に戻る。
総スタックは3,100万点。
現状は;
1位(まめ)・・・・1,650万点
2位(マカティ)・・・760万点
3位(ひーさん)・・・410万点
4位(JUDY)・・・280万点
ユーチューブのメイン解説者は、10年来の知己である、鈴木拓也プロ。
※ 後から、ユーチューブを確認すると、鈴木プロが当方のことを、「昔は、マカオのポーカーはグランドリスボアが中心だったんですよ、あれ、いまだにグラリスのカードガードを持ってます! さすがは“マカオの帝王”、略して“マカティ”さんだ!」との解説を受け、女性が、「なーるほど……、それで“マカティ”さんですか……」と頷いている。ちょっと違うのだけれど……
既に時計の針は午前1時を回っていた。
会場内では並行して、Baby Dragonのファイナル・テーブルも進行中である。
(現状、これまた数年来の知り合いのディーラー“P”氏が300万点超でチップリとのこと)
ブラインドはSB・・・10万、BB・・・20万
ショートに追い込まれた韓国人女性のJUDYさんが、J、6の6ヒットから、9のトップヒットのまめさんのレイズを受け追い込まれるが、ターンでJを拾い2ペアとなり、そのまま勝利し、ダブルアップする。(応援席の韓国人軍団からの声援のパワーか?)
ブラインドがSB・・・15万、BB・・・30万
にアップする。
その後、広島からきた“鉄強”の一人、ひーさんと当方がヘッズとなる。
ひーさん・・・♣K、♣Q
マカティ・・・♡A、♦9
当方がやや有利な状況でフロップが開かれる。
(これは、ユーチューブで確認した結果)
A、4、2(♣は1枚のみ)
ひーさんには、バックドアでの、何とロイヤルストレートフラッシュの可能性は残るが、現状ではAをヒットさせた当方が、勝率92%と圧倒的に優勢であった。
ここで長考の末、ひーさんから65万点のベットが入る。
サングラスを取り出し、かける。
『うーん、現状のAヒット、キッカー9で勝ってると思うけど、コールしてターン、リバーでスケアなカードが出て被せられたらややこしい、ここはレイズで決めるとしよう……』
2倍ちょいの140万点を、ドン! と置く。
ひーさんは長考の末、これをフォールド。
これで2位をキープする。
そうした中、A、Kが入る。
オールイン上等! だったが、皆さん屑手(ユーチューブで確認)で全員フォールド……
見せ場を失ったA,Kを表向け、放り投げる。
この時点での、各自のスタックは、
1位(まめ)・・・・ 約15M
2位(マカティ)・・・約8M
3位(JUDY)・・・約4M
4位(ひーさん)・・・約3M
これを見て、昔経営工学の授業で習った、所謂 “ガリバー型寡占” の法則通りであることに驚く!
『うーん、40年以上前だが、やはりこの法則は生きている! 全体の過半数のチップを持つ、“まめ”さんが現状では圧倒的に有利だが、ここで肝心なのは現状の2位(ほぼアベレージ)をキープすることだ。この “ガリバー型寡占状況” では、3番手以下は上位陣に翻弄されるだけになってしまうので、この局面でのチップりとの勝負は避け、2位をキープしつつ、ショートのどちらかが飛び、3位以上が確定するまで、大人しくプレイするとしよう……』
小さなポットが動き、3位と4位が僅差で入れ替わった直後に、ひーさんとJUDYさんのショート同志がオールインとなる。
ひーさん・・・・・K,Jオフ
JUDY・・・・・Q,Tスーツ
フロップ;9、5、7
ひーさん優勢。
ターン;9
ひーさん優勢変わらず!
しかし、リバーにQが落ち、JUDYさんの勝利!
席を立とうとする、ひーさんだったが、ディーラーから「少し残ります」と言われ座りなおす。
BBのひーさんは、次ハンド強制オールインとなる。
残存スタックは約50万点。
当方のハンドは♣T、♣8と、そこそこだったが、ここはハンドに関係なくコール。
他の二人も同じくコール。
これに勝てば、ひーさんは4倍で、一勝負出来るようになる(なってしまう)
お約束で、フロップ、ターンとチェックで回るが、リバーに7が落ち、ボードはこうなった。
4、6、3、A、7(レインボー)
フラッシュは無い。
当方が滑ったのは確実だが、何故かリバーの7を見て、お約束を破りJUDYさんがベットする。
これを受け、まめさんもこれをコール!
『何故打つ? 普通はチェックだろうに……、けど、ナッツは8、5の上ストレートだけれども、5だけでもほぼナッツだ! それなら打つのも、又5を持っているのなら、これをコールするのも納得だ……、これは“ひーさん”に取っては悲惨? な状況だな……』
当方はフォールドする。
ショウダウン!
ひーさん・・・・・・Q、Q!
JUDY・・・・・・9、5
まめ・・・・・・・・6、5
3~7のストレート同士でJUDYさんとまめさんがポットを獲得する。
ここまで健闘した“ひーさん”は4位でシートアウト。
残り3人となる。
この時点での、各自のスタックは以下の通り。
1位(まめ)・・・・ 約15M
2位(マカティ)・・・約8M
3位(JUDY)・・・約7M
『色々あったが、結局薬局? 残り4人の状況から、ひーさんのスタックをJUDYさんが吸収しただけだ……、けど、僅かだけど、まだ2位をキープしている! これが大きい! ここまで来たら強ハンドでオールインし、優勝を狙うも良し、まめとJUDYがぶつかるのを待つのも良し! まぁ、成り行きだ……』
既に深夜2時、疲労はピークに達していた。
チラッとハンドを確認すると、♡6、♡2なので即フォールドし、ぼんやりしていると、「オールイン、コール!」の声が聞こえてきた!
JUDY・・・・・・♠A,♣K
まめ・・・・・・・・♡T、♦T
『これはこれは……、互いに勝負手だ! そりゃ、オールイン対決になるのも納得だ……、この勝負にチップりが勝てば2位以上が確定だが、スタックは1対4と厳しい状況になる、JUDYが勝てばJUDYがチップりに躍り出て、まめと2位争いになる……、まぁ、すぐに結果は出る……』
フロップ;♠5、♣T、♦3!
TTがセットになる!
ターン・・・・・・♠9
リバー・・・・・・♣7
そのままチップりの勝利で、ここまで健闘した、韓国人女性プレイヤーのJUDYさんがマスクを外し、応援団に向かい一礼し、席を立つ。
(思ったより、若かった)
現時点での双方のスタックは;
まめ・・・・・・24M
マカティ・・・・・6M
ここで運営側から、ヘッズアップに向け、席の移動、及び10分間の休憩がアナウンスされる。
『遂にここまで来た! 足掛け10年、様々なポーカー大会に参加し、エントリー数が200人未満の中小大会では何度か優勝したが、総エントリーが500人を超える大規模大会では、FT(ファイナルテーブル)に入りインマネするのが精一杯で、これまでトロフィーには手が届かなかった。そういえば、この場所の名前は “ステラホール” だったな……、ポーカープレイヤー、マカティが“星(ステラ)”を掴むことが出来るか? おっと、それじゃあ、“スパイ&ファミリー”の世界だ……』
「それでは、プレイヤーさんはそろそろ着席して下さい! ヘッズアップ、スタートです!」
〝週末ポーカープレイヤー(マカティ)〟の、最後の闘いが始まった。
【完】へ続く。
2024/06/29(Sat) 08:03
HIRO329
マカオの帝王様
にわかポーカープレイヤーとして毎度楽しく読まさせて頂いてます!
結果はYouTubeで観てしまいましたが、圧倒的に若手が多い国内プレイヤーの中での活躍、アラフィフとして嬉しい限りでございます。
ポーカーの腕の加え、卓の状況やプレイの緊張感・臨場感を文章とする文才も素晴らしですね!
当方、海外ポーカーはベトナム(インマネ)とマカオ(-20万円…)しか経験ありませんが、今年は夏にソウル、秋にマニラとポーカー旅打ち修行しに行く予定です。
また、国内大会は来月のJOPT東京に初参戦します!、マカオの帝王様も参戦予定でしたら、もしも万が一FTで同卓となりましたら、その節はお手柔らかにお願いします…
2024/06/29(Sat) 20:16
マリタイム
マカオの帝王さん、こんにちは。
決勝進出、おめでとうございます!
冒頭のサングラスの男性の撃破の時のように、勢いも大事ですね。
プロなのに、いやプロだから、知ったかぶりして間違ったこと言うと、評価↓ですよね。
YouTube見てないので次回が楽しみです。♧
2024/06/30(Sun) 00:36
マカオの帝王
HIRO329さん、はじめまして!
今日は、7月上旬に大阪ミナミで開催される、大型トーナメント(TPC)の店舗DAY1に参加し、10時間の長丁場を耐え、無事突破しました。これで、来週の本線(DAY2)が楽しめます(^^♪
尚、7月中旬のJOPT東京ですが、この時期には、関西で別の大型イベントが二つ同時に開催されるので、残念ながら今回はパスとなります。
又、何処かでご一緒出来たら良いですね♪
2024/06/30(Sun) 01:04
マカオの帝王
マリタイムさん、こんばんは!
まぁ、ポーカーネームの “マカティ” については;
① マカオの帝王の省略形
② フィリピン、メトロマニラの地名が由来
③ 魔訶T、マカテー、その他……
と所説有り、これについては余り詳しく説明していなかったので、どれも “間違いではない” としておきます。
尚、平日もポーカー出来るようになったので、大型大会のサテライト通過はだいぶ楽になったのですが、一昨日はこんなことが有りました。15人参加、5枠保証(1位:2枚、2位:2枚、3位:1枚)のサテライトで、中盤からトップを独走し、残り5人になった時のことです。
『ふんふん、現状は当方が全体の40%、残り4人がほぼ同じで15%前後、後は温泉に浸かっていればOK……』
と考えていると、参加者の中の顔見知りが、他の3人+店舗のスタッフを代表して、次のような提案を持ち掛けてきた。
「マカティさんは、今シートは何枚お持ちですか?」
「えっと、7枚かな?」
「7枚も! それはそれは……、ところで、店の人に確認したところ、プレイヤー全員の合意が有れば、現時点で各自1枚ずつでこのサテライトを終了するのも “有り” だそうです。若い子の中には、シートを1枚も持っていない子もいますし、今日は店のディーラーも手薄だとのことなので、誠に申し上げにくいのですが、現状でディールし、全員1枚ずつで終了出来ませんか?」
店内の全員から、熱い視線を浴びる。
『ちょっと待ってくれ! このままプレイを続行すれば、2位以内に入り、一気に2枚獲得できる可能性が濃厚、最低でも1枚は獲得出来るだろう。けど、もしここで一人だけ反対して、終盤失速したら、目も当てられない……、良い笑い種だ! 少々疲れたし、ここは皆の期待に添い、不本意だがディールを受け入れるとしよう……』
ディールを了承すると、一同大満足!
『まぁ、自分にとって8枚も9枚も、さほど違いはないが、若い子にとって、ゼロと1枚の差は大きい! いつかどこかで、返してくれたら良いとしよう……』
2024/07/01(Mon) 09:39
ハイト
結果知ってるだけにコメントを控えてましたが、ここまでナイスランです!
僕は残り80人くらいで何も出来ずに終了してしまいましたが、またどこかの大会で
同卓するような時にはバチバチとした戦いをしましょう(笑)
マカオのオフ会でも食事会で懐かしい人達と同席でき楽しかったです。
またそちらでもご一緒の機会があったらよろしくお願いしまーす(^^)
2024/07/01(Mon) 12:40
週末予言者
マカオの帝王 様
こんにちは
私も「マカティ」は「マカオの帝王の省略」だと思ってました。と言うか信じ込んでました。
決勝進出おめでとうございます。次のレポートは熱いものになりそうで楽しみです。
2024/07/01(Mon) 14:57
マカオの帝王
ハイトさん、こんにちは!
昔、マカオで初めてお会いした時から10年以上経ちますが、何だかあっという間でしたね……
ポーカーと言えば、今週末はナンバでTPCが開催されますが、土曜日に開催された店舗でのDAY1で一足お先に通過しましたので、7月6日(土)の会場でのDAY2でお待ちしています(^^♪
2024/07/01(Mon) 15:57
マカオの帝王
週末預言者さん、こんにちは。
10年以上前に、日本のアミューズでポーカーを始めた当初は、ポーカーネームも “マカオの帝王” としていたのですが、常連メンバーから、「ふーん、それでマカオのレッドドラゴンで優勝でもしたのか?」と言われ、「そんな……まぁバカラとBJはかなりやり混んでましたが……」と答えると、「それは知らんが、ポーカーネームとしてはどうだかな……」、と言われ、それは尤もだと思いなおし、昔一度だけ訪れたことのある、フィリピンのマニラ近郊にある、高級住宅街の “マカティ”の名前が頭に浮かびました。
『そうだ! 愛用しているサプリも “マカ” だし、このマカは元気の素だ。“マカティ”は良い街だったし、マカオの帝王の省略形にもなっている、何だか、魔法使いみたいで、怪しげなのも面白い、よし今後は、ポーカーをする時は、“マカティ”を名乗ることとしよう』
2024/07/02(Tue) 09:57
ハイト
帝王さん
10年以上ですねぇ。途中のコロナがなければ・・・ポーカー始めてなかったので
複雑な気持ちです(笑)
TPCはDay1の日程が全て合わず、行けてもサテライトにダイレクトで参加するかって感じです。
土曜かな?行けたら挨拶激励をしにテーブル探しますw
2024/07/02(Tue) 13:12
マカオの帝王
ハイトさん、こんにちは!
日程調整の大変さ、当方も少し前まで四国に住み、平日は仕事をしながら、週末だけ移動時間を気にしながら、大阪で各種ポーカーのトーナメントに参加していたので、非常に良く分かります。
今は、毎日が週末(終末?)となったので、サテライトへの参加(通過)もかなり楽になりました。
土曜日にハイトさんが来るまで、飛ばないよう、DAY2頑張ります。
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