レポート一覧に戻る

投稿者:マカオの帝王さん

2024年7月11日

マカティの週末ポーカー日記【ゴールドドラゴン編】(♠Dragon Quest 完)

マカティの週末ポーカー日記【ゴールドドラゴン編】(♠Dragon Quest 完)

ブラインドはSB:20万、BB:40万、アンティ:25万である。

スタック量は、約1対4で相手が大幅リード。

ゲーム再開後、数ハンド目に、♣9、♣8が入る。

会場から、鉄強の一人 “B氏” より「マカティ頑張れー」の声援が耳に入り、勇気付けられる。

これに力を貰い、少し大きめの声で「オールイン!」を告げるが、相手にあっさりフォールドされる。

ブラインドがSB:30万、BB:60万、アンティ:40万と一気に上がり、スタック差のある当方にとって、苦しい時間帯に突入する。

そうした中、♣A、♦9が入る。

【オールイン1回目】

ブラインドに削られる位なら……、と思い、覚悟を決め 「オールイン」 を宣言すると、相手は即コール!

相手のハンドは♦A、♦Q

これは当方の誕生日ハンドである。

『マイハンドが敵に寝返ったか……』

9が落ちることをひたすら祈りつつ、フロップを見守る。

♣5 ♡3 ♠7

何も絡まない。

ターン;♦7

7が被ったことにより、微かだが、チョップ(引き分け)の目が出てきた。

そしてリバー;♦3

ボード2ペアでチョップ(引き分け)となり、命拾いする。

『誕生日ハンドは寝返った訳では無かったか……』

しかし、ブラインドのプレッシャーにより、そこからじわじわ削られ、スタック差が1対5となる。

【オールイン2回目】

当方;♦J ♦8

相手;♡8 ♣8

で、ヘッズになってから2度目のオールイン対決!

普通なら、圧倒的に不利な状況であるが、何故か平静であった。

フロップ;

♠T、♣J、♦2!

Jが降臨する!

『まだ安心は出来ない、♠8が落ちれば逆転される……』

ターン;♠J!

これで勝利確定!

リバーの ♠K は関係なく当方が勝利し、スタック差が1対2となる。

※ 後からユーチューブを確認すると、解説の鈴木プロから「これです! これが“マカオの帝王”の底力です!」 との実況が入っていた。

しかし、ここから少し削られ、チップ量に換算すると、当方:約900万、相手:約2,100万と又その差を広げられる。

『このままじゃダメだ。ここらでもう一発決めないと……』

そうした中、♣K、♦Tが入り、覚悟を決め「オールイン」を宣言すると、相手はこれをコール!

【オールイン3回目】

当方;♣K、♦T

相手;♡A、♣4

ハイカードで負けている分、現時点での当方の勝率は43%とやや不利である。

しかし、これ位の劣勢は、まだ可愛い方だ。

『フロップで最低ワンヒット、出来れば2ヒット!』

フロップが開かれる。

♠3、♣T、♠K!

望み通り、2ペアが完成する!

ターン;♣5、

もう、Aは怖くない。

怖いのは相手がストレートとなる、残り4枚の2のみで有った。

リバー;♠J

当方が勝利し、相手のビスケット(50万点の板)を全て奪い、これでチップ量は当方が1,800万、相手が1,400万と逆転する。

けれども、ここから又相手に削られ、チップ量の差が、約200万と接近する。

時刻は深夜14時半を回った。

『もうそろそろ限界だ……』

ここでマイハンドの一つ、♣Q、♣9(バカラならナチュラル9!)が入ったので、オールインを宣言するも、相手がフォールドし、単なるスチールに終わる。

そうした中、♣7、♠6 が入る。

『スーコネなら良かったが、ハンドを待つのもそろそろ限界だ……、取り敢えずコールしてみるか……』

相手も大したハンドではなかったようで、双方コールでフロップが開かれる。

♡8、♠9、♠K

ノーヒットだが、オープンエンドと、バックドアのフラッシュ・ドローとなる。

『こっちが、相手のスタックを上回っている内に決めたい!』

「オールイン」を宣言する。

これを受け、相手は悶絶する。

表情を探られ無いよう、サングラスを掛けるが、これを当方の “弱さ” と判断したのか、相手も長考の末「オールイン」 を宣言する。

【オールイン4回目】(最終)



当方;♣7、♠6

相手;♡K、♣5

『やはり相手はKを持っていたか……、けど、Tか5を引きさえすればストレートでこちらの勝利だ! それに相手には♠は無い、フラッシュのバックドアが伸びれば、まだ希望は残る!』

ターン;♠8

Tも5も出なかったが、♠が落ちたことで、ランナーランナーフラッシュへの望みが繋がった!

そして、今回の15時間に及ぶ闘いの決着となる、運命のリバーが落ちる!

♠J!

4枚目の♠が落ち、バックドアが開かれた!

1枚フラッシュで当方の勝利(≒優勝)!

それを横目で見届けた対戦相手は、足早に会場を後にする。

※ 後にユーチューブで確認したところ、解説の鈴木プロから、「これですよ、これ! 昔、俺も何度もやられたことがある……、これぞ “マカオの帝王” の真骨頂ですよ! いやー良い戦いでした……」との感想を頂戴する。

♠ WPT Dragon Quest チャンピオンとしての写真撮影とインタビューが始まる。

「ポーカー歴は?」

「約10年です……」

「良く行くお店は?」

「主にミナミの、ポーカーライブ大阪を始めとするアミューズメント店です」

「最後に何か一言」

「長いことポーカーをやっていると、偶には良いことが有るもんですね……」

その後、ポーカーライブ大阪のスタッフの面々が一同ステージに登り、WPTのトロフィーを両手に持ち、記念撮影。午前3時半だったが、全身を心地よい疲労感が包み込む。

『苦節10年、総エントリー数620人の大型トーナメントで、やっと優勝のトロフィーを獲得することが出来た。けど、これで終わりじゃない。マカティの伝説は、今日、ここから始まるのだ!』

優勝トロフィーとWPTのメダルを受け取り、週末ポーカープレイヤー:マカティは会場(ステラホール)を後にした。

【完】


 

コメントを投稿する

comment (6件)


  1. 投稿者:くるくるさん

    投稿日:2024年7月12日

    マカティさん、
    こんばんは(^O^)/

    YouTubeみました!おめでとうございます!

    最後、リバーの逆転劇はスカッとしてカッコよかったですね!
    お疲れ様でした!(^O^)/

     

  2. 投稿者:マカオの帝王さん

    投稿日:2024年7月12日

    くるくるさん、こんばんは!

    ユーチューブでは、鈴木プロに解説で随分といじられました……

    又、7/29~8/2まで、プチ東京遠征しますので、宜しくお願いします。

     

  3. 投稿者:くるくるさん

    投稿日:2024年7月13日

    マカティさん、
    こんにちは(^O^)/

    先月に続き今月もまた、東京で居酒屋飲みしましょう!定例飲み会になりつつありますね!(^_-)
    お待ちしております(^O^)/

     

  4. 投稿者:マリタイムさん

    投稿日:2024年7月13日

    マカオの帝王、こんにちは。

    優勝おめでとうございます!❤
    『もうそろそろ限界だ……』とのことでしたが、チップ量を逆転され相手も限界だったみたいですね。
    「これですよ、これ! 昔、俺も何度もやられたことがある……」って、
    過去にそんなに鈴木プロと絡んだんですか?

    今度、優勝した時はインタビューの
    「良く行くお店は?」に対して「京橋のグランシャトー」と答えて、
    「京橋はええとこだっせ♪。グランシャトーがおまっせ♬」を歌ってください。(^O^)/

     

  5. 投稿者:マカオの帝王さん

    投稿日:2024年7月13日

    くるくるさんへ

    池袋の帝王について行き、IWGP(池袋ウェストゲートパーク)でこう叫びます。

    「ブクロ最高!」

     

  6. 投稿者:マカオの帝王さん

    投稿日:2024年7月13日

    マリタイムさん、こんばんは!

    相手はまだ若いので、体力的には “無問題” だったと思いますが、当方はさすがにこの歳では、15時間連続でプレイするとフラフラでした……

    鈴木プロは昔、梅田でアミューズの店舗を出していたこともあり、何度か遊びに行きました。

    その時に、直感的に感じたことは、『ヘッズアップの経験値に勝る相手と、ポスト・フロップで勝負すると、削られ勝てない。何とか50/50に持ち込む為には、そこそこのハンドでのプリフロ(オールイン)勝負だ!』でした。

    その影響では無いと思いますが、結局そのアミューズの店は閉じられ、現在に至っています。

    京橋は良く乗り換えで通りましたが、グランシャトーは横を通るだけで、中に入ったことは数えるほどでした。
    けど、あの独特の歌は、今でも耳にこびり付いています。

     


コメントを投稿する