リゾカジ カジノレポート

ソウルCASINO巡り (其の参 )IR忘却(?)編

* 韓国 2017/ 08/ 05 Written by madamada

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 第3章 パラダイスカジノ(ウォーカーヒル)
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馬場洞からタクシーに飛び乗ったのは20時手前…
駆け抜ける街並みが、ようやく暮れなずむ頃だった。

大河にさしかかると、対岸にポツポツと灯りが見える。
夜の始まり―――――

そして車は、始終闇の帳を纏う山の中へと吸い込まれていった。


ウォーカーヒルを訪れたのは何年ぶりだろう?
受付でカードを示すと、カードを取り上げられた。

「なんだよ、入れてくんないの?」と云うと、
「アッタラシイノニ替エマス」と、真新しい赤いカードが手渡された。

WHでの目的は<ポーカーのリングゲーム参加>である。
馬場洞でご一緒したリゾカジメイトのお二人は、既に卓についていた。

「madamadaもウェイティング登録しなよ。意外と早く入れるよ」と云われたが、私はリアルマネーでポーカーをした経験がない。

かつて渋谷にあったゲームセンター(その前は新宿・銀座にあった)で、数回・・・
リアルマネーではないので1~2時間経ったところで「オールイン」をかけて終了、というのがいつものパターン。
緊張感の無いゲームしか出来なかった…

その緊張感が「欲しくて」やってきたのだが・・・いざ、その場を迎えるとすんなり入る事ができない。

私は暫しポーカーテーブルを〝見〟

う~~~む(-_-)やっぱりみんな手練れっぽいなぁ。
お二人に聞くと「これで喰ってるような奴」も結構いるらしい。

見ていると確かに・・・・あら、なんかチェ・ホンマンみたいな形相の小柄な男がいた。
フロップが出たところで対面の若者とヘッズになっている様子。

───フロップはQ、J、8(スーツは覚えていないが赤黒混合だった)

若者がレイズを仕掛けた。ホンマンは長考に長考を重ね、コール。

───ターン(6)
若者、ベット。ホンマン、再び長考の末、コール。

───リバー(2)
若者、結構強気にベット。 ホンマン、リレイズ。
若者は迷うことなくオールイン(たいした額じゃなかったが) ホンマン、コール。

オープン。
若者は【Q・J】

(なるほど、トップヒットの2ペアか。まぁ、自分も行くかな)と納得する私。

一方、ホンマンは【9・10】―――――ストレート。

そうだよね…考えてみたら〝自信たっぷりのコール〟だったよね。リレイズも。
ハナからナッツだったんだよね。

あとから考えると〝そりゃそうだ〟と思えるのがポーカー。
見事に「小さな大巨人」が〝小魚〟をパクッと食べっちゃう瞬間でした(笑

これでまた1人空きができた訳で、入ろうと思えば入れたんだろうけど・・・

「ちょっとBJみてきますね」とお二人に言い残し、一旦ポーカーゾーンを離れた。
ホント、いつまでたってもmadamadaは、〝まだまだチキン〟なんだなぁ(+o+) 


-------<セッションⅢ>---------------------
ウォーカーヒル パラダイス 
カタツムリ1万卓 ホールカード有
50万Wバイイン
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BJの1万卓ゾーンに行くと、同じくリゾカジメイトがお一人で奮闘中。
しかしその卓に空きはなく、お隣の卓のサードベースへ。
私、サードベース嫌いなんですけどね。

暫く無難に打っていると、いつの間にか背後にツレが。

彼女曰く「ここもスロット君たちの声が聞こえなーーい」・・・って、己は巫女か!?

いやいや・・・ギャンブルは「太古より続く神の声を聞く神事」と定義すると、人が安易とのめり込む理由に説明がつくとか。
スロットが「出たがっている」という声がどんなものかは全く理解できないが、私がBJの後にペアに賭けるのと、何ら変りはないのである、きっと。

偶々、私の横が空いたので、久しぶりに共闘。ウォーカーヒルは1万卓が4台稼働している。
今風に云えば「いいね 」みたいな?
客が集まっているのも頷ける。

ただ―――プレーは出来るが、プレーヤーにとっていいかどうか別問題だ。

カタツムリって…やっぱり苦手。とくにサードベースだと〝な~んも出来ない〟
だって流れとか、雰囲気とか…一回一回、ぶった切られちゃうんだもの。

しかもそこに〝異分子〟襲来。
私のツレは、その女性を「バチコイおばさん」と命名した。由来は―――

ベットする際チップを4~5枚重ねて「バチこーーーい!」(とばかりに)張る。

ヒットをする際、卓を「バチこーーーーーい!!」(とばかりに)叩いてハンドサイン。

ゲーム間も「バチこい、バチこい、バチこーーい!」(とばかりに)矢鱈テーブルを叩きまくる。

煩いというと、勝負結果に文句を言う「煩さ」もあるが、このバチコイおばさんは〝別次元の煩さ〟である。

別卓のリゾカジメイトが、「ここの名物ババァ」と教えてくれた。いやあ…精神衛生上、ホントよくないなぁ。
ツレは「バチコーイ」という卓を叩く音が、耳にこびりついて離れなくなったという。

-------<バチコイおばさんの風貌>-----------
・40~50代くらい?の女性 
・黒メガネ/魔女っぽい
・足元はホテルのスリッパ?
・黒ジャンパー(背中に)パラダイスカジノの文字入り
・やたら金は持っている(風)
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黒ジャンパーは、後で聞いたらWHが寒さ対策で貸してくれるカーディガンらしい。
(いやあ、センスないなぁ)…と思ったが〝持ち帰られないように〟と考えると、センス無い方がいいのか?

ただ、カジノに〝ホテルのスリッパ〟で来るのは如何なものか?
ドレスコードを厳しく言及するつもりはないが、「世界中のどの国の人」にも愉しんで貰う為には、カジノはやはりある程度の品格を保つべきだろう・・・とはいえ、あのおばさんに注意するのは、勇気と根性がいるんだろうなぁぁ。ピットボス(インスペクター)は、完全に〝お手上げ〟といった顔だった。

日本版カジノでは、その辺、毅然とした態度で臨んで欲しいと願う。
(そういう私も完全に他人)



───ともかく、「バチコイおばさん」の毒気にあてられた我々は、結局その後、ポーカーに入る事もなく、すごすごとウォーカーヒルをあとにした。
もっとも「実害は?」と問われると、冷静に振り返れば余りないのだが…(≧≦)

しかしギャンブルとは「神の声」を聴く行為である。
さすがに「神の声」も、あのバチコイの前には吹き飛んじゃうよな~。

せめて収支マイナス10万Wは、バチコイおばさんの見学料として計上したい(^^)


初日、二日目で、今回の旅の目的であった「カジノ巡り」は大方終えた。
残るは「セブンラックCOEX」であるが…3日目、ツレが起きない。

この日はまず仁寺洞に行って買い物をし、それから狎鴎亭あたりで買い物し、その後COEXというのが私の描いた青図だったのだが・・・起きない。

腹、減った。
仕方なしにホテルの1階喫茶で一人、出来合いのチーズハムトーストを喰らう。
街中のホットサンドに比べ、ボリュームは少ないが〝小腹を満たす〟くらいなら十分。しかも日本ではまず食べられない〝甘いトースト〟なので、一度食べてみてもいいかもしれない。

結局、仁寺洞についたのは昼過ぎ―――
いつもの江南麺屋で、ツレ冷麺、私は初めて餃子湯を試した。

こちらの冷麺は、常々ツレが「ソウル一」と高評価し、訪問の度に食べている。とくにこの時期はスープが凍っていて「シャリシャリ」美味しいのだが・・・
なんと今回は凍っていない!?
しかも妙にスープが甘い??
江南の老舗の筈だが、何か変革があったのか?そういえば店の中も、妙に「商売っ気」が出ているような…。

なんともがっかりだったが、私が食べた餃子湯が、思いのほか美味しかったのが救いだ。
でかい餃子が4つも入って8000Wは、リーズナブルだと思う。

そして仁寺洞から狎鴎亭へ―――と思ったら、
「お買い物はソウルマートでいい」とのお言葉が(+o+)

むーーーーーっ。
その計画変更は困ったちゃんだが、私、考える。

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どう考えたって、狎鴎亭にはロデオ通りとかカロスキルがある。
そんなところで買い物されるより、どう考えたってソウルマートの方が安上がりだ。

今回私は1万卓で打っているのだ。
カロスキルの店で足を止められた日にゃ、20ベット分くらいになっちまう。
いにゃ、20ベットですめば御の字かもしれない(≧≦)
20ベット勝つのに(勝つことしか考えていない)何時間、掛かる?

ならばここは一つ、COEXを諦めて、再びヒルトンで打つのがギャンブラーとして正しい選択ではないのか?そう、COEXを諦めた段階で、私はもう20ベット勝利しているのだ!
同じセブンラックなんだし。そうだ、そうしよう!!
--------------------------------------------(ここまでほぼ5秒)

私は「そうだね、そうしよう!」と思考の最後の言葉を吐き、仁寺洞をあとにした。

すまん、COEX!さらば、COEX!!
同時に私のIR考も、ここで幕を閉じた。


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