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韓国、自国民が利用可能な2軒目のカジノ施設誕生の見込み薄い

2016/ 08/ 24

地元紙の報道によると、韓国の「国民の党」は、8か所の経済特区の一つセマングムの開発プロジェクトに含まれる外国人向けのIRを、自国民にも利用できるようにする修正法案を提出するという。現在韓国には17軒のカジノがあるが、自国民の利用が認められているのはカンウォンランド1軒のみ。もし韓国人の利用が認められれば、ラスベガスサンズなどの海外資本からの大規模な投資も期待できる。
しかしながら、複数のアナリストがその実現の可能性は極めて低いとの見方を示す。ひとつには自国民のカジノ利用を認めるには法の改正を必要とするため手続きが容易ではないこと、また既得権を持つカンウォンランドやその地元、また仁川や済州島、釜山などカジノを伴う開発プロジェクトが進んでいる地域からの強い反発が予想されることなどがその理由だ。
JPモルガンのアナリストは「少なくともカンウォンランドに韓国人の利用を認める特別法の期限である2025年までは、他のカジノ施設に韓国人の利用が認められる可能性は非常に薄い」と語る。 By Resocasi.com