リゾカジ カジノレポート

独逸カジノ賭け人の旅打ち日記⑫ カジノ「ブレーメン」

* ヨーロッパ 2013/ 03/ 20 Written by 独逸の旅打賭け人

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 2013年2月16日 カジノ「ブレーメン」

 ドイツ北部の街ブレーメンは、自由ハンザ都市として北海から50kmも離れているにもかかわらず、ハンブルグに次ぐ大きな港町として栄えてきた。街を流れるヴェーザー川が河口のブレーメンハーフェンの港とつなぐことで、内陸にありながら港町として活躍したのである。

ブレーメンと言えば、一番に思い浮かぶのは「ブレーメンの音楽隊」だろう。ロバと犬と猫とニワトリが夢見た都、ブレーメンはメルヘン街道の終着地としてドイツでも有数の美しい街である。
街の中心のマルクト広場に面して建つ市庁舎やシュッティングと呼ばれる建物をはじめとした、多くの建物の屋根は緑色に統一されて、まさにおとぎの国の街である。それだけに、子供から老人までの観光客が年間を通じてやって来て、絶えることがない。


 ブレーメンのカジノは、マルクト広場から入ったベットヒャー通りと呼ばれる小道にあった。この小道はコーヒー商ロゼリウスが中世の街並みを再現しようとして作った通りで、わずか100m足らずの小道だが、ここには、ブティック、ガラス細工やアクセサリーのアトリエ、本屋や画廊、ここで作ったビールを飲ませるヴリューパブ、小さな美術館等があり、観光客の一番の人気ストリートになっている。
このようなロマンティックな通りにカジノがあることは違和感があったが、中世の街を縮小したような小道にあるだけに、カジノ自体も大変狭い場所での営業だった。
 そんな理由があったのかも知れないが、このカジノも最近、この場所からそれほど離れていないヴェーザー川沿いの建物に移転していた。

 カジノのオープンは15時だが、筆者の入場は15時25分。入り口からつながった階段で2階に上がったところが、カジノのプレイルーム。
 中心に5台のクイックテーブルのルーレット台が置かれ、周りの小部屋にはマシンゲームが設置されている。動いているのは5台の内の1台で2番台。ところが、オープンして30分も経っているのに、賭け人は誰もいない。
 早速、台付属のカラーチップに10ユーロと指定して交換。出目の表示盤には10投分だけ出ているのでそれを持参の出目表に写すが、その間クルーピエはウィールを廻さずに筆者が賭けるのを待っている様子。こういうのは、不自然で困るのである。

過去の出目は、
[30-22-0-34-35-15-30-16-23-14]
G(グロース…26を真ん中にして左右8数字ずつの合計17数字のゾーン)に寄っていたのが、K(クライン…Gの反対側の12数字のゾーン)に移ったくらいしか読めない。じっと考えていると、さすがに待ちくたびれたクルーピエがウィールを廻した。
 出た目は、14。リピートである。GからKに移って、Or(オフラン…GとKに挟まれた左右合計8数字のゾーン)が薄かったので、とりあえず最初の賭けはOrに5枚置いて、トイレに向かった。
トイレから戻ると、17枚のチップが筆者の立っていた場所に置かれていた。出目がOrの20だったのだ。
3回Orが続いているので、次は中目のGとみるが、まだ大きくは賭けられないので、19/22、18/21、それに15に単独で1枚。
出た目は、
-19
また、17枚が戻る。

過去の出目に特徴的な点がないので賭けにくのだが、(カッコ内の数字は当たった時の配当のチップ枚数)
-20-35-23(35)-19-1-29
23はOrの中目とみて、14、17、20に2枚ずつ置いた時に押さえてして1枚置いたもの。ここで、最初の500を失う。

このあたりで、台は何人かの新しい賭け人に囲まれていた。
-19(17)-12-5(17)-3(17)-18-11
どうしようもないほど、目が読めない。ここで、次の500も失う。このような時は、見して賭けなければいいのだが、珍しく、ひとりの中国系と思われるアジア人が大賭けしているので、それに引っ張られて見が出来ないことはまだ修行不足。

 それにしてもこの賭け人の態度の悪いこと。筆者が賭けている時にその上からからだをかぶせてきたり、筆者は立って賭けているのだが、この賭け人は椅子に座って足を広げ、組んだ足が何回も筆者の足にぶつかっている。賭ける金額も大きいが、態度はもっと大きい。

-23(52)-25-20-6(70)-5(70)-0(35)
少し目が見えてきたのだが、0が出てしまった。この0で35枚取っているが、これはあくまでも押さえ。本線は他の所に大きく賭けているので、0が出ることは歓迎できない。特に0の次の目が読みにくい。今回は運だめしと、Orの8数字にベタ張り。ところが出た目は、
-35
G、それも0/3(ゼロ・スピール…26を中心にして左右3数字ずつ、合計7数字のゾーン)の連続。次はOrに流れると見たが、
-15(35)
0/3の連続かもと、押さえはしておいたがOrが出ないと大きくは増えない。
-5(87)
これは、狙ったとおり。
合計1500投入し、この時はポケットに14枚の100ユーロチップがあった。台の上には10ユーロのカラーチップが30枚ほどあったので、この時点で200ほどは浮いていたはず。全体の流れに乗れていないことから、この辺が止め時と見たが、浮きが少ないことで迷ったのがいけなかった。
-20-1-34-16-16-17(17)-7-22-5
これだけ当たらない事が続いて、ポケットの14枚の100ユーロチップもすべて失う羽目に。
 実は、20からの3連続のOrが読めず、この時0/3を中心にした26/35のラインを大賭けで執拗に狙っていたのである。一昨日のハノーファーのカジノでも執拗にこの目を狙っていたのだが、1回も思い通りにいかなかった。
まあ、一昨日はそれでも少額の浮きで終えることが出来た。その続きをここのカジノで狙ったのだが、運の神には全く見離された様。

 この間、先程の中国系の賭け人は100ユーロチップを併用して大賭けしていたが、一時は2万ユーロ以上浮いていたようだった。
その後、筆者の不運に引きずられるようにしてその浮き分を失い、今は財布から何枚もの500ユーロ札(ユーロでは最大金額の紙幣)を出す始末。態度の悪さが災いしているんだ。
ザマミロ。
と、言っている場合でなく、今日の戦績はマイナス1500ユーロ。それでも、ティップは10枚、100ユーロを渡している。
本音で言えば、このティップは返して欲しい!

ここしばらくの旅打ちは、当初のルールから逸脱している感じを筆者もしている。旅打ちの目的は、ドイツの街々を巡る費用をカジノで稼ぎながら楽しむことにあった。
一日当たりの滞在費用を200ユーロとみて、短時間で無理をしないでこの費用を若干上回る稼ぎを安定して得られるようにプレイするべきのところ、大賭けして一発を狙う傾向が強くなってきてしまった(幸か不幸か、この一発がうまく取れていないが)。
 以後の旅打ちでは初心に戻り、賭け方も工夫していくつもりである。

 今回のドイツ北部の3日間の戦績は、残念ながらネットではマイナス500ユーロ、グロスでもマイナス60ユーロになってしまった。前回までの旅打ちの浮き分、6010ユーロから今回の500ユーロと旅打ち費用2日分600ユーロを差し引いて、浮き分は4910ユーロ(別に元玉3000ユーロ)となったのである。

 次回の旅打ちはずっと南に下り、バイエルン州のカジノを攻める。


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