行ってきます〜ました
続 鬼が出るか蛇が出るか 3
NO. 816 2011/06/14 (Tue) 19:05
Written by シャンハイ
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LFKの部屋は、他のカジノホテルと比べ洗練されていて日本人には居心地がいい。
部屋を出てカジノフロアーへと向かう。
いつも漠然とマカオでプレーしているが、今回は違う。
ここで一度おさらいをすると。
今回の目的は前回LKFで負けた港弊1束(日本円1束強)の奪回である。
このときの屈辱感がこの1ヶ月頭から抜けない。
事前に準備したことは、宿をランカイフォンにし移動のわずらわしさをなくす。もう一つはMinベットをHKD100からHKD500に上げてくれるようメールで依頼をした。これは一人でプレーできる環境をつくるためである。
ローベッターの多いここのBJではMin HKD500でプレーできる人は少ない。気がかりなのは送ったメールに対して返答がきていないことである。ちなみに返答がきたのはこれから2日後のことであった。
過去の成績をみると、圧倒的に一人でプレーした時のほうが良い。
逆にBOXの増減、BSから大きく逸脱したプレーをする人と同席して勝てたことは少ない。
特にBOXの増減に弱い。
BJには勝ちの流れと負けの流れの時がある。
これは皆様ご存知のとおりであるが、私はその流れを利用した手法をとっている。負けの波がきた時は悪あがきをせず負けなければ次にくるであろう、勝ちの波を拾うことが出来ない。BOXの増減を繰り返されるとその波がくずれる。
13:10 BJ卓の前に立つ。2卓とも開いているがプレーヤーはいない。
しかし、プレーをはじめると人が集まってくることを過去の経験から知っている。
MinベットをHKD500に上げてくれるようカジノスタッフに頼む。
確認するので待つように告げられる。
少し待った後、カジノ側の答えは『ノー』である。
前述の理由から、こちらも譲ることができない。少し大きい声で要求を繰り返す。
回りにセキュリティースタッフが寄って来るがおかまいなしである。
結局、答えは覆らず。
今日は人が少ないから一人でプレーできるとなだめられるが、これでは真剣勝負が出来ない。
中途半端な状態でプレーするより出直すことが最良の選択であろうが、少し考えた後、これも事前に想定されたこと。
予定していたバイインを減らし基本ベットを下げプレーすることとした。
しかし、真剣勝負に変わりない。
13:20 封筒からHKD70,000を取り出しバイインをする。
予定の基本ベットHKD1,000×3BOXから2ランク下げたHKD300×3BOX。
交渉がうまくいかず出足をくじかれたがプレースタート。気を抜いたら負ける。
HKD300×3BOXでは大きな山場も無く、第2段階の基本HKD500×3BOXに移る。
順調にチップを増やしていくが、ここで予想通り、中華系のおっさんとおばはんが加わる。
なぜ、空いているもう一台に行かずこちらにむるのか、最初に来てくれればこちらが移るのだが、プレーは第2段階に入っている。途中で移ることが出来ない。
おっさんがファースト側、おばはんがサード側に座りHKD100チップをBOXへと置いた。案の定、おふた方はバストを恐れたベーシック中華系ストラテジー。最悪なのはおっさんが更にBOXの増減をする。こちらも文句を言うが聞いてくれない。後でこのおっさんがある重要な役目を果たしてくれることとなる。
3人でのプレーになってから、
負ける。負け続ける・・・
第3段階の基本HKD1,000×3BOXでもかわらない。
はじめにバイインしたチップが底をつきHKD70,000のリバイを余儀なくされる。
ここで耐えられず、おばはんは去っていたが、おっさんはしぶとくHKD100づつ張ってくる。
やがて、チップの残りがHKD40,000を切った。
前回負けの港弊1束を奪回するどころか、更に1束強がなくなり、
この時点で2束強のビハインド。
鬼と蛇が同時に出た。
つづく