お得な賭け方など
パイガオポーカーのすすめNo.6 by GENさん

今回で「パイガオポーカーのすすめ」も最終回です。

 パイガオポーカーをプレイヤーだけでゲームしていると、引き分けが多く、勝ち負けの波が少ないため、刺激がないという声をよく聞きます。この点が人気がイマイチな原因だと思います。そこで、カジノはカリビアンポーカーなどで行われているサイドベット方式のジャックポットを考案しました。私がプレイしたことがあるものは3種類あります。きっとまだまだ新種類のジャックポット付きパイガオポーカーが生み出されるでしょう。

(1)ジャックポットパイガオポーカー

 これは、ストラトスフェアーやスターダストで行われているものです。本来の賭金のほかに1ドル出して勝負することになります。配当があるのは、5枚でストレート以上の役を作ると共に2枚でペアーができなければなりません。
 詳細の配当は確認して後日アップしますが、最高役の5A+ペアーで20,000ドルだったとおもいます。最低配当役のストレート+ペアー(ジョーカー入り)25ドルだったとおもいます。

(2)フォーチュンパイガオポーカー(1)

 これは、MGM等で行われているもので、人気もでてきているものです。このゲームのサイドベットは1ドル以上であればいくらでもかけられます。但し、最高配当額が決められているのである程度以上の賭金は無駄になる場合があります。
 このゲームの特徴は、第一に配られた7枚で3カード以上のポーカー役ができていれば、配当が受けられるというものです。その役を5枚と2枚に分割してもかまいません。
 例えば、配られた7枚にフルハウスができていれば、基本戦略通りに5枚にスリーカード、2枚にペアーをおいてもフルハウスの配当が受けられます。最高役の5Aで1000倍だったような。第2にエンビーボーナスの制度があります。これは一定額以上(一般的には5ドル)サイドベットしたプレイヤーに対して与えられるもので、他のプレイヤーが4カード以上の役ができた場合に
少ないながら配当が受けられるものです。エンビーとはうらやましいという意味があります。

(3)フォーチュンパイガオポーカー(2)

 これはレイクタホやリノのハラスで行われているものです。配られた7枚でスリーカード以上の手を作ることは同じですが、配当を得られるのはその役を5枚においたときのみです。従って、フルハウスの時は5枚にフルハウスを置くことになり、基本戦略からはずれます。例題の場合も2ペアーの分割にせず、ストレートを5枚に置くことになります。配当はフォーチュンパイガオポーカー(1)よりも高く、また5枚の役+ペアーの場合には配当額があがります。エンビーボーナスはないとおもいます。

 尚、昨年12月にミラージに行ったときにボーナスポーカーという新ゲームができるとピットボスが言っていました。次回行ったときに確認して報告します。

 このジャックポット付きパイガオポーカーは役が来ないときは一方的に賭金がなくなりますので、波のない安定したゲームをめざすならば注意が必要です。特に(3)フォーチュンパイガオポーカー(2)は、基本戦略をも変えることになりますので注意が必要です。

 ちなみに、私はジャックポット付きパイガオポーカーで勝ったことはありませんが、ある知り合いは(2)フォーチュンパイガオポーカー(1)で大勝したことがあるそうです。

 ジャックポット以外にドラゴンハンドというおまけ付きのゲームがあります。これは、モンテカルロで行われています。プレイヤーが少ないときに、着席していないプレイヤーのカードをドラゴンハンドとし、他のプレイヤーにプレイさせるものです。この場合、ドラゴンハンドをプレイしようとするものは自分の賭金と同額のチップをはらい、自分のカードを置き終わった後にドラゴンハンドをプレイすることになります。

 ここでちょっとお得な賭方を紹介します。貴方が100ドルプレイヤーだった場合、105ドルおいてみてください。ディーラーがなんなのと聞いてくると思いますので、コミッションデポジットと言ってみてください。カジノによってはその賭け方を許す場合があります。
 つまり、貴方が勝った場合105ドルの95%の99ドル75セントの配当ではなく100ドルを配当してくれると思います。勿論負けると105ドルとられます。たった25セントですが、4回勝つと1ドル、カクテルガールやディーラーのチップ分にはすぐなります。カジノによっては厳格にダメと言われる場合がありますので、その場合はあきらめてくださいね。尚、50ドル+2ドル50セントの場合は許してくれないようです。

 つぎに、ついているプレイヤーにのる方法があります。つまり、パイガオポーカーでは他のプレイヤーに対するサイドベットが
許されています。ディーラーにどのプレイヤーにサイドベットするかを伝え、チップを渡すことで成立します。ついている人間にはとことんのりましょう。

 尚、オリジナルのルールでは「クムクム」という賭け方がありますが、ラスベガスのカジノでは見たことありません。これは、カジノがバンカーの時、プレイヤーの賭金の半額を引き受けるものです。従って、バンカーをするプレイヤーがいないときは、いつも有利なルールでプレイすることができます。但し、5枚と2枚の分け方はハウスプレーになります。

 以上、相当長くなりましたが、「パイガオポーカーのすすめ」を終わります。文章で書くとわかりずらいのですが、2-3度プレイしてみると簡単に理解できるとおもいます。

 パイガオポーカーはプロのいるゲームです。この稿の多くは私が会ったトムというプロとの話で知ったものです。(彼は、横須賀にいたので日本人にやさしかった。)すなわち、ルールの良いBJと同じで長期的に勝てるゲームと思います。ルールの良いBJのカジノを探すのは大変ですし、カウンティング等の技術も必要です。
 それに対し、パイガオポーカーはどのカジノでもルールは同じですので、バンカーをする勇気とちょっとした財布があれば良いのです。


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