GAKUストラテジー

マイペース

 ブラックジャックはバカラと比較されて、しばしば団体戦であるような表現が用いられることがある。しかし、ブラックジャックは間違いなく個人戦だ。少なくともGAKUストラテジーではそう考えている。ディーラーのバストで同席のプレイヤー全員が盛り上がることがあり、その結果プレイヤーの間に連帯感が生まれることがあるが、これは決して団体戦だということではない。

 誤解を招くだろうことを承知の上であえて話せば、プレイ中はただ一点、自分のペースだけを考えることが必要だ。同席している仲間のプレイヤーを気にする必要はない。第三者から冷酷に見えるほど無情に自分のペースを貫くこと。GAKUストラテジーにおけるHit & Awayは、このマイペースの上で初めて成り立つ。

 たとえば自分がセッションを切りたいと思ったら、何の躊躇無くその瞬間に切る。シューの最後まで同席のプレイヤーに付き合う必要はない。カジノでは様々な部分においてマイペースを維持できない要素が多い。しかしそこに少しでも流されてしまうと、後悔を生む可能性が生じる。
 GAKUストラテジーは後悔しないことを最大の目的としている。後悔しないために不可欠なのは、どんな結果も受け入れる潔い覚悟しかない。そして覚悟するためには周囲の影響を受けず、すべてを自分の意思で選択する必要がある。たとえ他人からアドバイスを受けたことであったとしても、それを受け入れて選択したのは自分自身なのだ。カジノではすべてが自己責任。ここを正しく理解して臨みたい。
 そして万が一、後悔するシチュエーションに遭遇したとしても、それをすぐに「途中経過」として受け流すことだ。絶対に引きずらない。過去はどんなに悔やんでも取り戻せないのだ。どんなときも、常に前を見る。引きずりそうになったら、潔くその場で席を立つ。決してこれを忘れてはいけない。

 このように書いてしまうと、マイペースは仲間との付き合いを無視することと誤解を受けてしまうかもしれない。でも、私の真意はそういうことではない。仲間のプレイヤーを応援することは良い。仲間に応援してもらうのもメンタルの支えとなって有り難い。しかしそれはどんなときも「勝負結果は自己責任」という前提のもとであり、仲間の存在は決して馴れ合いではないと心得ておかなければならない。仲間の応援のためと自分に言い訳してまでプレイにつき合う必要はないのだ。それほどまでに仲間を応援したいのなら、自分のプレイを完全に終了してからすれば良い。

 私はプレイ中にどれほど不運なシチュエーションに遭ったとしても、それをほんの僅かでも仲間のせいにはしたくない。いつどんなときでもすべてが自己責任と考えていたい。そういう意味で、マイペースは仲間を大切にするために自分に課したルールでもあるのだ。

 このマイペースの真意を正しく理解しているプレイヤーだけでテーブルを支配している環境は、GAKUストラテジーに最高のプレイ環境である。メンタル・コントロールを容易にし、より強固にするという部分で、非常に大きな効果があることを今まで何度も実感している。

前の記事一覧に戻る次の記事

リゾカジの歩き方! 初心者のためのカジノ

プルマン・リーフカジノ