GAKUストラテジー

ベットアップの条件

 ベットアップの条件は以下のように定義づけしている。改めて言うまでもないが、以下の内容には全く数学的根拠はなく、ただのルールに過ぎない。しかし、このルールをどんなときでも貫き通すことがGAKUストラテジーにおけるベット・マネージメントの根幹となる。

ベットアップの条件


ディーラー:フェイスアップカードが3、4、5、6のローカード
プレイヤー:最初の2枚の合計が19、20(ソフト19、ソフト20も含む)、もしくは9、10、11のダブルダウンハンド(ルール上認められていても、ソフトハンドのダブルダウンは含まない)


 上記のシチュエーションからディーラーがバストした場合、次のゲームでベットアップする。

<補足条件>

1)プレイヤーがブラックジャック(10カードとA)の時は除外する。
 配当が3to2のブラックジャックはプレイヤーにとって最高の流れのように思われがちだが、ブラックジャックは偶発的に発生するもので、カードの良い流れとは考えていない。本当に良い流れは上記のような状況だと考える。

2)スプリットのハンドは除外する。
 スプリット後に上記のプレイヤー条件が入ったとしても除外する。スプリットは攻撃的要素の強いダブルダウンと比較し、守備的要素の強い戦略だと考えられ、プレイヤーにとってカードの流れが頂点であるとは考えない。

3) 同席している他のプレイヤーに条件が入った場合も同様にベットアップする。
 ベットアップの条件を満たすハンドが出現した場合、同じテーブルに同席している他のプレイヤーのハンドも良い影響を受けると考える。この場合は特定のプレイヤーではなく、他の誰に条件が入ったとしてもそのように考える。また、同時に条件が入った人数も関係しない。ひとりでも条件を満たしたプレイヤーがいれば、ベットアップの条件を満たしたと考える。

4)自分のプレイは1ボックスとする。
 2ボックス以上の同時プレイは想像以上に体力もメンタルも消耗させ、そもそもプレイ感覚が大きく異なる。そしてなにより、2ボックス以上のプレイにはそのボックス数を乗じたバイインとバンクロールが必要になることを理解しなければならない。このバランスを常に保っておかないとバンクロールの破綻を招く大きなリスクを背負うことになる。またマネー・プレッシャーも大きくなり、メンタル・コントロールもより困難なものとなってしまう。過去に私自身が失敗してきた大きな原因のひとつがここにある。

5)ダブルダウンの場合は3枚目のカードは何でも良い。
 たとえば合計数10からのダブルダウンに9・T・Aを引かなければ条件が入らない訳ではなく、3枚目のカードは何でも良い。たとえ2を引いたとしても条件を満たしたことになる。ブラックジャックは最初に配られる2枚でカードの流れの大半が決まると考えているので、このような定義にしている。

6)ベットアップ条件を満たしたときに、自分がバストした場合もベットアップする。
 稀ではあるが、「ディーラーのフェイスアップカード3に対して、プレイヤー合計数12からのヒット」の場合にその可能性がある。この場合でもベットアップ条件を満たしたものと考える。

7)自分のプレイはBSを遵守する。他のプレイヤーのそれは問わない。
 GAKUストラテジーはBSを遵守することを大前提としている。プレイの選択に主観を入れないことが重要と考えるからだ。だからBSを遵守できないプレイヤーはこれを行なうべきではない。逆にメンタル・コントロールを大きく乱す危険性を増す結果になるからだ。ただし、同席している他のプレイヤーのプレイがBS通りでなくても、上記条件を満たせば良いと考える。他のプレイヤーのプレイを全く気にしないことが重要である。

8)ベットアップのタイミングに、他のプレイヤーによるボックス数の増減があってもそれを問わない。
 実際のプレイでは、気にしてしまうとかなりメンタル・コントロールを乱す原因になりやすい部分だが、前述の他のプレイヤーのプレイと同様、これも最初から関係ないものとして気にしないことが重要である。
最初から、「ボックス数がいつなんどき変化しても気にしない」と覚悟を決めて臨む他はない。この覚悟ができなければ、メンタル・コントロールを乱して自滅する危険性が高くなる。プレイヤーの出入りが激しいテーブルでは、なかなかボックス数が安定しないシチュエーションも多い。このような環境ではできるだけプレイしないことも選択肢のひとつであると考える。

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