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スティーブ・ウィン氏がセクハラ疑惑で辞任、後任はマット・マドックス社長

2018/ 02/ 13

先月末ウォールストリートジャーナル誌にセクハラ疑惑を報道されたウィンリゾーツのスティーブ・ウィン会長兼CEOが2月6日、辞任を発表した。

報道によると同社のリゾート施設でネイリストとして勤めていた女性が、ウィン氏に性的関係を強要されたと訴えたことに対し、ウィン氏側が750万ドル(約8億1400万円)を支払ったとされるが、マサチューセッツ州のゲーミング委員会は、ライセンス審査の適正審査の際にこの件が報告されていなかったことを問題視。これに対しウィンリゾーツ側は750万ドルが支払われたことは認めているが、訴訟の結果ではなかったことから報告すべき法的な書類が存在しなかったと説明しているという。

報道後、同社の株式は20%下落、マサチューセッツ州やネバダ州のゲーミング委員会がカジノライセンスの適格性審査時の申告内容に関して調査に乗り出す事態となっていた。
ウィン氏は一連のネガティブな報道による事業運営への影響を辞任の理由としており、セクハラ疑惑については否定している。後任には同社社長のマット・マドックス氏が就任した。
この発表を受けて、ブランドイメージ回復の期待にウィンリゾーツの株価は翌日10%の上昇となったが、マサチューセッツ州やネバダ州のゲーミング委員会による調査は継続されるとみられる。
By Resocasi.com