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フィリピンカジノに入場料課す法案、成立すればカジノ産業へのマイナス影響必至

2017/ 06/ 30

先日フィリピンの代議院(下院)に、同国内のカジノへ一律3,000ペソ(=61ドル)の入場料を課す法案が提出された。これを受けてPAGCORのドミンゴ会長は「もしこの法案が成立してしまったら、国内のゲーミング産業のマス市場は一掃されてしまう」と懸念を表明した。法案はフィリピン国内の全カジノを利用する全ての客を対象としており、法案を提出した議員によればギャンブル依存を減らす狙いもあるという。フィリピンでは6月2日に起きたリゾーツワールド・マニラの銃撃事件の犯人がギャンブル依存症で多額の債務を抱えていたと報じられて以来、ギャンブル依存対策強化の動きが活発化している。
モルガンスタンレーは、こうした入場料が導入されれば、フィリピンのマスゲーミング市場の下層半分やファミリー客をカジノから遠ざけることになり、売上にネガティブな影響を及ぼすだろうと予測する。By Resocasi.com