リゾカジ カジノレポート

独逸カジノ賭け人の旅打ち日記①

* ヨーロッパ 2012/ 11/ 11 Written by 独逸の旅打賭け人

コメント( 2)

2012年11月1日 カジノ「トリアー」

 旅打ちとは1ヵ所に留まらず、各地のカジノを転戦しながら毎日の滞在費をカジノで稼ぎだして、ドイツでの街歩きを続けようという試みである。ドイツはどこに行っても歴史ある街並みと、その地ならではのビールやワインそしてそれらに合う旨い料理が溢れている。幸いにドイツには30以上のカジノが全国的に点在しているので、街歩きを兼ねた旅打ちには絶好といえる。
では、旅打ちを続けるには1日当たりどれくらいの金額が必要であろうか。往復の飛行機代を別とすれば、1日当たり200ユーロあれば十分。内訳はホテル代(朝食込み)で100ユーロ、交通費平均30ユーロ、昼夕食代(酒代込み)40ユーロ、その他30ユーロというところであろう。冬場ならホテル代はもう少し安くあがる。要するに、毎日どこかのカジノで200ユーロを稼げれば、ドイツ国内をあちこち廻って観光をしながら生活を送れるということである。
 200ユーロだけを的確に稼ぐのであれば、カジノのルーレットの賭け方も今までとは変えなければいけないだろう。大きく賭けて大きく稼ぐことは必要ないが、間違っても大きく負けては旅が続けられなくなってしまう。
そこで、この旅打ちのルールを次のようにした。
● この旅打ちのための軍資金は、3000ユーロ。これを失ったら即時に帰国する。
● 1日1ヵ所のカジノで200ユーロ稼ぐことが目的なので、プレイは出来る限り短時間にし、勝っていても流れが変 わった時には早めにそこで中止とする。
● 200ユーロを越えた勝ち金が貯まっても、予定しているカジノでは毎日プレイを必ず行うこと。
● 使用するチップは全て10ユーロ。
と、いうことでこの試みを実践すべくドイツに飛んだ。今回は残念ながら、時間的な制約があり、3日間3ヵ所のカジノだけとなる。

 10月31日、夕刻ミュンヘン空港着。この日の泊まりはミュンヘン中央駅前のホテル。明日(11月1日)は、ミュンヘンから700キロほど離れたトリアーに向かい、攻めるカジノは極小カジノの「シュロス・ベルグ」。

 11日1日、ミュンヘン中央駅7時27分発のICE特急で途中での乗換え駅のマンハイムを目指す。ところがミュンヘンの次の停車駅アウグスブルグの手前で列車が突然停車。そんなことで、事由のわからない2時間半程の遅れを出して、マンハイムに到着。トリアーに向けた列車に乗換えたものの、トリアーへ到着したのは予定より2時間以上遅れた16時20分。「シュロス・ベルグ」へは、トリアーからモーゼル川沿いのローカル線で40分。カジノのオープンは16時なので、予定では15時過ぎの電車に乗る予定が2時間後の電車の乗る羽目に。ところが、カジノに着いて見ると表はネオンがけばけばしく輝いているものの、建物内は真っ暗。隣のホテルで聞くと、今日はこの州の祭日でカジノはクローズしているとのこと。このカジノがある場所はドイツで最も小さな州、ザールランド州に属していて、トリアーと近くても州は違い、ドイツの祭日は州によって異なることを思い出しても後の祭り。
 急いでローカル線に乗ってトリアーに戻り、幸運なことにオープンしていたトリアーのカジノに挑戦することにした。まあ、もともと明日はトリアーのカジノを予定していたので、今日と明日のカジノが入れ替わったことになる。しかし、特急の大幅遅れも含めて、これくらい悪いことが続くとカジノでは勝てそうな予感を感じる。

 急いで帰ってきたので、カジノ入場は20時。トリアーのカジノのオープンは19時なので、1時間程が経過したところ。このカジノは筆者の泊まっているホテルの2階にある。

開いている1番台では2人の賭け人がプレイしていたが、電光表示盤の出目が8回分しか表示されていないところをみると、オープンすぐには誰も賭け人がいなかったのだろう。
表示の出目を筆者持参の出目表に写し取る。と、同時に10ユーロのカラーチップに両替してもらう。


今までの出目は
[24-32-2-15-5-9-32-18]
ヨーロッピアンルーレットの特徴や賭け方、文中の略称等は文末の解説を参照ください。

ここから参戦。
何しろ、8回の出目しかないので、32が2回でていることとGに寄っていることしか感じ取れない。
次の1投は見(けん)で様子見。
出た目はOrの17。その前に、32、18とGが2回続いているので、もう一度Orが出るとみて、Orのゾーンに5枚のチップを置く。
出た目はOrの8つの数字の中でも、最も配当が高い1。35枚の配当、350ユーロ。この1投だけで今日の勝ちの目標200ユーロは越えているのだが、いくらなんでも1投だけでは退出しにくい。
次の25と32を落とし、その後の34をOrと単独で52枚。続く27を単独で35枚。ここで、27の属するKの(27-13-36-11-30)のラインを狙って重点的に賭け、出た目が何とリピートの27。配当は104枚、1040ユーロ。次の0も押さえの1枚で配当は35枚。後で考えればこの辺りが止め時だったのだが・・・。
その後の出目は次の通り。カッコ内の数字は当たった時のチップの枚数。
-21-6(17)-32-28(35)-36-24(52)-24(69)-18-25(35)
ここまでは取ったり取られたりしながら、手許のチップは少し増えていた。
-35-15-12-6-20-2
この6投は全く当たらず浮いていた分を全て失う羽目に。
-18(35)-26(35)-14-26(35)-30-20(35)-25(70)-15-30
Kゾーンの24のリピート以降、1回の30を除いて16投にわたりKが出ていなかったが、やっと30でKが出たので、ここからはKゾーンを狙っていく。
-33(35)-35-23(35)-5(17)-11(87)-27(17)-5(17)-11(157)-36(87)-7
狙った通り、11から36までの5投の連続のKを全て取ることが出来た。特に2回の11はいい目であったが、先程狙った(27-13-36-11-30)のラインにものの見事に結びついている。
その後、7という流れが違う出目になったので、ここで終了。
プラス121枚、1210ユーロ。別途に当たった時のティップとして30枚、300ユーロをハウス側に渡している。

旅打ちの初日としては好調、6日分の稼ぎになった。

ただ、旅打ちの攻め方としては時間がかかり過ぎている。これは反省材料。


このReportへのコメント(全 2件)

2012/11/15(Thu) 20:00

ぽんとん21

独逸の旅打賭け人 様

ドイツの旅打ちシリーズ、楽しく拝見していました。
アジアのBJ打ち、ぽんとんです。はじめまして。
小生、30年前(学生時代)にドイツを訪れて以来再訪を誓ったまま今日に至っています。
もちろん当時はカジノの知識も資金もありませんでした。
このレポートで再訪の思いが強くなりました。

ところで、我々日本人がカシノではなくカジノと発音するのはドイツ語のKASINO(カッズィーノ)に由来しているようですね。親近感が湧きます。
それにしてもドイツ語とフランス語の混じったルーレットの盤面は面白いですね。
グローセセリエやクラインセリエなどゾーンで押えるなど興味津々です。
おいしいバイスヴァインを片手に是非トライしてみたいものです。


2012/11/16(Fri) 01:42

独逸の旅打賭け人

ぽんとん21さん

お便りありがとうございます。
CASINOは、ドイツ語での発音は濁らずに「カシノ」が正しいとおもいますが、一般的に解り易いので濁った発音にしました。ドイツ語では、SPIELBANK(遊びの銀行の意)というのが、正しいのですが。
30年前と比べると、隔世の感があると思います。アラブやイタリアのハイローラーはいませんし、早い時間にテーブルを占有していた年金生活の老女たちも見かけません。中国系の人も少ないので、静かで上品になっています。小生は小さいカジノが好きなので、顔を知っているクルーピエ達とテーブルを囲むのは楽しいものです。ぜひ、挑戦してください。ゾーンでの流れと、列と大中小のケイ線を読んだ組み合わせでチャレンジすれば、好成績は収められると思います。後は、引き際ですかね。ご健闘を!


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