リゾカジ カジノレポート

15年ぶりのマカオに溺れるVol2

* マカオ 2012/ 12/ 07 Written by パラダイスⅨ

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2012年7月8日JLとCXのコードシェア―便で香港入りする。
本当は久しぶりの香港ということもあり、香港の街も楽しみたかったが、今回の目的は一つ。
およそ15年ぶりになるマカオでのカジノ勝負。

今年は年頭から麻雀でも良いところがなく、負け越している。
他に博打の類は一切やらないからして、被害こそそれほど大きなものではないものの、気になるのは
「負け癖」である。
厭な予感が脳裏を過るものの、頭を振りながら必死に追い払おうとする。

ただ、私・・・バカラは負けない。

海外での勝負は通常、数日間にわたって座りっぱなしで「張り切る」訳だが、過去の成績はすこぶる
ヨロシイ。バカラだけは「強い」。
小さな勝ちを少しずつ積み重ねていく。5万円の勝ち~7万円の勝ち~3万円の勝ち・・・
これを2~3日積み重ねていると必ず、大きな勝場に遭遇する。そこが勘処だ。
この瞬間に10万20万の「でか玉」を打ち切る強さがあるだけで良い。
しだかって、そこまでは絶対無茶はしないのが基本だった。
したがって、ミニマムに毛が生えた程度でやり過ごす。

14000のノンネゴチップをものの小一時間で溶かした私は、部屋へ戻りシャワーを浴び
着替えを済ませて「勝ちパターン」の確認をはじめた。

下着は白、上は赤、ズボンも白、靴は赤、ボディーバッグも赤、眼鏡は黄色
目立つことこの上ない。
俺はここに居るぜ!!お前の相手は俺だ~ディラーに対する宣戦布告である。

実はこの旅の二日前に「前歯のサシ歯」の具合が悪くなり抜けてしまっており、前歯が一本欠落した
状態になっていた。 したがって、非常に間抜けな塩梅である。
あまり興奮して口をあけて笑える状態ではない。
ましてや服装も赤白黄色のチューリップ状態。これで歯抜けとあっては嘲笑の的だ。
絶対に負けられない状況である。

基本的に私は一つのテーブルに座ると長い。
5~6本は平気で座る。勝負を急がない。と言えば聞こえは良いが「急げない」だけである。
12年ほど前、年に3度ほどテニアンに通っていた頃などは1日15時間ほど座りっぱなしで打っていた。
当時のダイナスティーはコンブで宿泊料もレストランもサウナも面倒を見てくれていたので、ほとんどが
無料で楽しませて頂けた。
有料だったのはカラオケ屋のオ●エチャンとサウナのマッサージだけだったのではないだろうか。

やはり平場だ、ここはやはり平場からあげていこう。
先ずは平場で勘を取り戻し、チップを増やそう。
エリートルームへの幾許かの申し訳なさもあったが、私は平場へと戦いの場を変えた。
私が選んだ平場は「クリスタル」というカジノルームだった。


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