リゾカジ カジノレポート

総統とのマカオカジノツアー その2「ドッペルゲンガー殺し編」

* マカオ 2012/ 12/ 25 Written by ひよーる

コメント( 2)

その2「ドッペルゲンガー殺し編」

出国ゲートを通る総統の後ろ姿を見送り、いよいよ私一人のカジノタイムである。

だが、まずは、先に片付けることがある。嫁さんから買い物を頼まれていたのだ。これまでだと、勝負が終わってからならともかく、勝負継続中に買い物なんて冗談じゃないという感じだったのだけど、今回はそれも悪くないかなーという気分である。
フェリー乗り場からベネチアンリゾート行きのシャトルバスに乗る。頼まれていた買い物も済まし、さて、このままリスボア方面に戻ってしまうのもつまらないので、ここのカジノを覗いてみるとする。

ワンフロアしかないようで、カジノの規模としては、グランドリスボアに比べると大分小さいようだ。バカラテーブルをうろうろし、入り口付近のテーブルに足を止める。
初め、1つ2つと勝って、これは行けるかな、と思ったところが、1つ外れ2つ外れ、あれ、おかしいなと思って、取り返そうと多めに張って、外す。あんまり自信が無いまま、目の前に座っているおっさんに安易に乗っかってしまったな、と中途半端な勝負が後を引く。
そしてその気分を断ち切ろうと、直ぐに別のテーブルで今度は引きの弱そうな姉ちゃんの逆張りを仕掛けるが、これも裏目で傷を広げただけ。マイナス5,000HK$まで落ちる。
ひとまず、このカジノから出ようと思うが、勝って出るのと違って負けてカジノを離れるのは楽ではない。つい、少しでも負けを取り戻せないものかと、ググッとゲームテーブルに引き寄せられる。
大した大きさのカジノではないのに、出口までが遠く感じる。何とか誘惑に打ち克ってカジノの外に出て、ようやく少し冷静な気分になる。

初物のカジノに挑んで、手持ちの1/4を失うという手痛いダメージを受けてしまった。
やっぱり慣れないカジノで闘うのはまずかったか、と思いかかったが、いや、新しい勝負の場を開拓するのはそれはそれで悪いことではない、むしろ、これまで頑なに慣れたリスボア周辺ばかり行っていたが、この際だから、初物のカジノにもどしどし攻めてみようと思うことにする。
ベネチアンリゾートで負けた分は、別の初物カジノから取り返せば良いのだ。小腹が空いたのでホットドッグを買い、サンズカジノ方面へ向かうシャトルバスに乗る。

サンズカジノ内のフロア内をうろつき、頃合いを見てBJテーブルに着く。ベースラインを、これまでの200HK$から500HK$にアップする。着席後の2回、連続してBJが入る。
まあ悪くは無いが、欲を言えばやはりBJはベット額を上げた時にスッと入るのが気持ち良い。更に2連勝するが、その後は一進一退。徐々に負けの方が多くなってきたが、少ない勝ちを1000HK$で取ったところで席を立つ。
席に着いてから15ゲーム、8勝7敗だったが、出る引くのタイミングが合い、+2500HK$。勝ち逃げと言えば聞こえが良いが、もう少しプレイを続けられなかったかな、プラス分を失うのを恐れたかな。いや、次にバカラで本勝負だ、BJはその前哨戦だから、勝ち逃げで十分、と思うことにする。

そして、その勢いのまま、バカラテーブルに着く。初めの3ゲームがバンカー、プレイヤー、バンカーと出ていたのを見て、バンカーに1000HK$をベット。勝利。続いて、今度はプレイヤーに、と行くが、ベットは500HK$に減らしてしまう。
何で、一度勝った後に押せないのかな。で、2戦目も勝利。その後も連勝し、初戦から5連勝、BJの勢いそのまま良い感じだったが、途中ベット額を下げてしまったこともあって、5連勝の割りにチップは増えていない。
6戦目、張りを1000HK$に戻して、自分でカードをめくるが、負け。次の7戦目、今の勢いなら連敗は無いと思って、同じくプレイヤーに4000HK$ベット。配られた2枚のカードは、モーピン(2か3)とリャンピン(4か5)の組み合わせで、かなり期待の出来るカード。まずはモーピンの方から、指先に力を込めてめくると、よし、「3」。リャンピンの方も来い来いと力を込めてめくるも、中央にマークは無く、「4」。合計「7」は悪くない。さて、バンカーは?
誰もベットしていなかったバンカーサイドのカードをディーラーがサッと開けると、絵札と「8」!「7」対「8」でナチュラル負け。ガタっと席を立つ。

ここぞという所で勝てない。バカラで強い人は、こういうここぞという所で勝つ。私は勝てない。自分で勝負しちゃうと、弱いんだ。だから、自分で勝負したらダメだ。バカラでは初め5連勝したものの、最後2連敗で結局マイナス。このカジノにも居たたまれなくなり、外に出る。

さあて、ここからどうするか?まだ14,000HK$はあるが、今のままでは浮上するきっかげが無い。苦しい。苦しいながらも考える。残り14,000、この状況でダラダラ張っても、余り勝てそうな気がしない。
まずは、4000を8000にしよう。そして、8000に出来たら、その8000を一発勝負しよう、と決める。そしてその勝負に勝ったら、16,000勝負!?と行きたいが、まずは4000を8000にするところからだ。

今回、新しいカジノに挑戦して、必ずしも結果は出ていないが、かと言って、初めてのカジノだからという理由で負けているとも思えない。ここは、敢えて初物狙いで行こう。
マカオの街をふらふら歩き、一番初めに目に付いた初物カジノに入ることにしよう。そして、目に入ったのはホリデーインのカジノであった。入ってみると、バカラテーブルが3、4台に、大小のテーブルが1つきりの、実にこじんまりとしたカジノであった。

勝負に入る前に、基本的な方針を自分の中で整理する。今日は土曜日、客も多いのでカジノはかっぱぎにかかるだろう、即ち、大勢が張っている側を勝たせないようにするだろう。
現実的にはそのような作為的なことはほとんどされていないとは思うけど、そう思うことにする。となると、客の多くが賭ける側とは逆の方に賭ければ、個人としては勝てるはず。
ただし、その場合でも、自分一人だけしか大勢との逆側に賭ける人がいない場合は、パスしよう。更に言えば、自分の1回のベット額1000HK$が、自分サイドで一番大きいベットになってしまったり、私のベット額でもって、テーブル全体のチップバランスが大きく変わってしまうような状況の場合も、パスしよう。
とにかく、他の客の恨みを全面に受けるのは得策でないし、私の今のバクチ力もそう強いものではないから。理想的には、テーブル全体で1万も2万も賭けられていて、チップバランスが8対2くらいに偏っていて、少ない側でも最高額が2000HK$くらいの人がいる、という状況が望ましい。
方針はひとまず立った。後はぶれずに揺れずに、淡々と行うのみ。

こじんまりとしたカジノというのが、ここでは幸いした。テーブルが少ないので、マークする負担が軽い。慎重に慎重に時間をかけ、ようやく条件に合うテーブルをみつけ、初めてのベット。
目立たぬようさりげなく、そっとチップを置く。勝ち。又しばらくテーブル間を行ったり来たりして、ベット。勝ち。2連勝。更にもう1つ勝って3連勝。
も1つ勝てば、ファーストステージの目標達成だったが、そこで何となく、大小のテーブルに1000HK$ベットしてしまう。しかし、あっさり外れ。
ちょっと心がぐらついた感もあったので、ここで区切りとする。ただ、大小で一戦一敗というのも気分が悪い。と言って深追いして返り討ちにもあいたくない。ということで、大小にてひとつ200HK$をベット。かっちり勝って、外に出る。薄目張りでまずまずの成果を収めたので気分良い。

さて、次。次も初物狙いで行く。ホリデーインを出て直ぐに目に付いたリオカジノに突入する。リオの中は、各フロアはそれ程広くなく、上下に長い感じ。
エスカレーターで各フロアをのぞくが、やはりほとんどがバカラテーブル。隅の方でこじんまりと設けられていたミニマム100HK$のBJ台をみつけ、しばしそこに落ち着くことにする。

バカラテーブルが中国人でにぎわっている中、このBJテーブルは日本人が多かった。3000HK$をチップに替え、ベースラインを200HK$とし、目立たぬように淡々とベットする。
サードベースに座った日本人グループはとても陽気で、絵札2枚をスピリットするなどちょっとセオリー無視なプレイをしていたが、結果オーライになることも多く、徐々に手元のチップは増える。手持ちのチップを数えると、丁度4000HK$になっており、良し、これでファーストステージクリア、とサクッと席を立つ。参戦から離席まで30分もいなかったか。

カジノの外に出て、さあ、ここからいよいよ、8000HK$を一気にベットする大勝負だ、と意気込む。が、その前に手持ちのお金を数えると、どうしても1000HK$足りない。そこで、アッと気づく。BJは3000HK$からスタートしたから、4000HK$では+1000HK$で、まだトータルで+3000HK$ちょっとだ。まだ、1000HK$ほど目標に足りない。あらら、と思い、あと1000どうするかなーと考えていたら、お腹が空いてきた。先にご飯を食べに行くことにする。

晩飯後は又グランドリスボアへ。+4000HK$にするには、後850HK$足りない。バカラ、BJと来て、次は、大小で行くことにする。
土曜日の夜、一週間で一番込む時間帯、あちらこちらで人だかりが出来ている。ここでも、基本薄目狙いで行くことにする。但し、バカラの時と同じく、自分対その他全員のケースは避けるようにする。
あと、途中からもう一つ加えて、私のようにあちこちのテーブルをうろうろして、自信を無くして他の人の判断に乗っかっているような人をみつけ、その人の逆張りでいくことにもする(名づけて、「ドッペルゲンガー殺し作戦」)。
勝負の方は、一勝負を400HK$とし、初め2連勝するものの、後もう1つ勝てば、という所で勝てず、一進一退。
逆に、マークしていた人がベットしているときに、その逆張りベットが間に合わず、しまった感だけが残る。一度決めた方針からぶれるのは、とにかく良くない。大小では結局+400HK$、という所で一息入れる。

カジノフロアを見下ろす喫茶ラウンジで一服。もう一息が抜けないもどかしさと、いざ+4000HK$に達しファーストステージをクリアしたら8000HK$の一発勝負が行けるか、という気持ちが交差する。
色んな思いを断ち切って席を立ち、今度は旧リスボアへと向かう。グランドリスボアと旧リスボアとを結ぶ橋を渡りながら、次は目に付いた初めの大小の台で800HK$の一本勝負と決める。

旧リスボアの2階、グランドリスボアとは比べ物にならない人の少なさだが、それでも大小のテーブルにはちょろちょろ人がたまっている。まっすぐに目に付いたテーブルに向かい、ベットテーブルに張られてたチップを見て、多く張られている方の逆へ800HK$ベット。ディーラーがサイコロの入ったふたを開け、間もなく自分がベットした側のランプが灯り、+800HK$。晴れて(?)ファーストステージの目標に達する。

リスボアを後にし、道路を挟んで海側に見える、これも初物のウィンカジノに向かう。さて、ここから。ようやく8000HK$の一発勝負を出来る所までは
来たが、正直実際にそれを1回でベットするとなると、怖気つく気分ももたげて来る。
どうしても、負けた時の事を考えてしまい、ここまで苦労してジワジワ貯めてきたチップが惜しくなってしまう。その気持ちの隙が一瞬の判断を要求されるカジノでは、大きなアダとなってしまう事は、頭では分かっているのだが。

8000HK$勝負となると、やはり種目はバカラだろう。ポケットの中の8000HK$を握り締めながら、目ぼしいテーブル物色する。
ぐるりと回って、結局入り口付近の、若いねーちゃん二人が落ち目っぽく覇気なく勝負しているテーブルに目を付ける。
大勝負のせいか、目を付けて直ぐ勝負するのも気が引けて、数ゲーム様子を見てからにしようかな、と息を抜く気分になる。
丁度その時、若者4、5人のグループが同じ台に現れ、元からいた女性二人とは逆側、もし自分が参加するなら賭けるだろうな、という方にベットする。そして、若者組の勝ち。負けた女性二人組はその回で席を離れる。
勝った若者組は次の勝負にも参加するが、あっさり負けて、彼らもテーブルからいなくなってしまう。結局一人取り残され、どうしようもないので私もテーブルを離れる。

又、カジノの中を歩きながら、直前のバカラで勝負できなかったことを強く悔やむ。もしも、初めに目に入った時に、躊躇せずに自分が狙っていた所に8000HK$勝負していれば、16000HK$になっていたし、更に若者グループも決して勢いがある感じではなかったから、彼らの裏を行って勝負していれば32000HK$になっていた…。
もちろん、結果論は結果論なのだけど、何か根拠をみつけて、それを信じてベットするのがバクチだとすれば、目に入った一瞬、若者がゲームに参加した一瞬で、歯を食いしばって勝負に行かなければいけなかったのだ。

勝負中はしんどい。つい、息継ぎしたくなる。でも、苦しくても最後まで顔を水につけたままの人が勝つ。バカラで8000HK$勝負する前に。数ゲーム様子を見ようとしたのは、単なる息継ぎであり、あそこは目に入った瞬間に歯を食いしばるしかなかったのだ。

とにかく、これで、千載一遇のチャンスを逃したなーという感じになる。幸運の女神と同じで、次は無い。
少なくとも、同じ状況は無い。一本目で決めなければ、ダメだ。勝負前は8000HK$を勝負することに怖気づいていたが、いざ勝負のチャンスを逃してしまうと、今度は勝負できなかった自分が情けなくてイヤになる。自分は8000HK$も勝負出来ないくらい小さいのか。

このまま何もせずウィンカジノを退散するのも余りに情けない。8000HK$勝負出来なかったのは、それが今の自分の実力なのだと認めるより無い。
気を取り直し、バカラの一本勝負は諦め、BJで一本勝負狙いとする。大小の最後の勝負で800HK$を1600HK$にしたから、今度のBJの一本勝負は1600HK$ベットだ。当初決めた8000HK$の一本勝負に比べるとずいぶんスケールダウンだが、それでも今の自分には精一杯なところ。

カジノ勝負では、じっくり時間をかけてゲームの成り行きを見て、ここぞという所で勝負するのが基本方針なのだが、今の状態では時間をかけると却って思い切りやら状況が悪くなる気がする。BJテーブルを一瞥して、ピンと来たらベットするし、ピンと来なければ留まらず次のテーブルへ、と渡り歩くことにする。

歩き始めて15分ほどして、ちょっと気が引かれる台があり、行くか、どうするか、と思いつつ、つい、ベットせず。更に、カードが配られるところまで見てしまう。
すると、私がベットしようとしていたプレイヤーに、BJが入る。又しても、しまった、一瞬躊躇したか、とがっかりする。一度ならずも二度までも。もうチャンスは巡って来ないかと思いつつ、更にカジノ内をウロウロする。

すると、又別のBJテーブルが目に入る。丁度、前のゲームが終わったところで、真ん中のプレイヤーが17で親の19か20に負け、これはダメだと席を離れようとしているところであった。
ここだ、と思い、ポケットから1000HK$を2枚ディーラーに渡し、返されたチップから1600HK$分をベットする。敢えて、席には座らない。
私に配られた1枚目のカードは絵札。続いて配られた2枚目のカードが、白い表面の中央に点が1つの美しいダイヤのエース。いわゆるバックドアBJ(1枚目エース、2枚目絵札より珍しい)である。文句無しの勝利。1.5倍の配当を受け取り、後も見ずにBJテーブルを離れ、さっさとチップを換金する。

カジノの外に出てようやく、込み上げてくる喜びをじんわりと表に出す。狙いがツボにはまった嬉しさ、どうだ見たか!という感じ。夜道をにやけながら歩く。

そして、そのまま昨日まで泊まっていたホテルシントラの前に来る。深夜2時を回っている。預けてある荷物を受け取って、今晩の宿へ向かうことも考えたが、もう一息やり切っていない感がある。そのまま近くのパレスカジノへと足を向ける。

あんまり長丁場は体力的にきついな、と思っていたところに、ビデオバカラが目に入る。ビデオバカラは大型モニタの中でのバーチャルな勝負でゲーセンのゲームのようなもの。これまでアホくさくって見向きもしなかった。でもこの時は、子供と良く行くメダルゲームのノリにも近いし、ちょっと良いかな、という気になってやってみることにする。
とは言うものの、やってみようと思った一番の理由は、一人の眠そうな(と言うか半分寝ている)おっさんの存在だった。さりげなくそのおっさんの隣に座り、横目でおっさんがどっちにベットするかを見て、その逆側にベット。おっさんが100HK$ベットする時は200HK$、おっさんがその倍なら同じく倍、半分なら同じく半分とする。この作戦も面白いようにハマり、勝ったり負けたりだけど、大きく勝って小さく負けるなので、アップダウンしながらもチップが増える。

10ゲーム程して、おっさんが席を立つ。機械に投入していた1600HK$は丁度1000HK$増えて、2600HK$になっていた。
出来ればもう少し続けてたい気分もあったが、マークしていたおっさんもいなくなったことだし、ビデオバカラでまあうまいことクールダウンも出来たし、ここで手仕舞いとする。

午前3時を回って小腹も空いたので、グランドリスボアの麺屋に行き、ささやかな勝利の宴とする。ビールも飲みたかったが、夜道が怖いので我慢。自分の作戦通りに事が運び、僅かとは言えプラスで終わったというのは、何とも言えないものだ。
BJの1600HK$一本勝負をBJで取れたのを、何度も頭の中でリプレイして、その余韻に浸る。もっとも、8000HK$勝負に行けなかったのはしょうもないなとは思うが。
でも、ひとまずこの瞬間は、勝利の喜びの方に身を委ねることにする(帰国後、日を追うに連れて8000HK$勝負に行けなかったのが悔やまれてならなくなったが)。

グランドリスボア内でHK$から日本円に換金すると、22万円になった。諸経費や何やらの分もあるが、大体2万円の浮きってところだろう。大した額ではないけれど、実に愛しい2万円である。

グランドリスボアを後にし、預けてあった荷物をホテルシントラに取りに行き、そして本日の安宿までおよそ20分ほど歩く。深夜4時を回って、さすがに人通りもまばらだ。
安宿に着き、鍵を開けて部屋に入る。鉄パイプベッドにベニヤの壁、トイレは無く小汚い流しのみ。20年前は良くお世話になったタイプの宿だ。さっさとベッドに横たわる。

1時間かそこら経ったろうか。隣の部屋からの何か言い合う男女の声で目が覚める。マカオの安宿はラブホ的な用途もあるので、男女の声がすること自体は想定外ではなかったが。男の声は、声高くしかしどこかくたびれた感じ、女の声は低くくぐもっているものの後には引かないよというような決意に満ちた声。
こちらも中国語会話の勉強半分、野次馬根性半分、として聞いてみることにする。男の方は、女性2人の約束でエージェントに金も払っているのに(3P?)、女一人ではおかしい、契約違反だとゴネている模様。
女の方も、そうは言われても、こっちは一晩時間を過ごしているのだから、それ相応のモノをもらわないと帰るに帰れない、という感じであった。

どっちも大変だなあ、と、両方を慰めてあげたくなる。どだい、男女の世界は面倒くさいものだ。バクチも然り。
今回、バクチの世界の序を味わっていただいた独身の総統には、引き続いて男女の世界も味わっていただいて・・・。隣室から断続的に聞こえる言い合いを耳にしつつ、その新たな閃きに一人合点したのであった。


このReportへのコメント(全 2件)

2013/01/07(Mon) 16:01

GAKU

>ひよーるさん:

以下の部分にたいへん共感しました(^_^)

「ひとまず、このカジノから出ようと思うが、勝って出るのと違って負けてカジノを離れるのは楽ではない。つい、少しでも負けを取り戻せないものかと、ググッとゲームテーブルに引き寄せられる。
大した大きさのカジノではないのに、出口までが遠く感じる。何とか誘惑に打ち克ってカジノの外に出て、ようやく少し冷静な気分になる。」

負けてるときの一番の薬はこれなのに、現場で実行するのはたいへん難しいことですね。これを涼しい顔で出来るようになりたいものです(^^ゞ


2013/01/10(Thu) 18:34

ひよーる

GAKUさん:

GAKUさんの以前のレポートを拝見した限りでは、このレベルの精神コントロールはもうとっくにクリアしているように思っておりました。
GAKUさんのコメントを見て、あのGAKUさんだってまだまだ負けて熱くなったり苦しんだりするんだなと思うと、却ってホッとしてしましました(^^;

1にコントロール、2にコントロール、3,4が無くて、5に運、って感じでしょうか!?

カジノには年1ペースですが、少しずつでも去年の自分より成長していきたいなと思います。

では。


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