リゾカジ カジノレポート

独逸カジノ賭け人の旅打ち日記24 カジノ「キール」

* ヨーロッパ 2014/ 02/ 15 Written by 独逸の旅打賭け人

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 2014年1月19日 カジノ「キール」

 キールはドイツ最北部で、北海とバルト海を結ぶ運河の起点になっている港町である。第2次大戦中はドイツ海軍の潜水艦Uボートの基地がおかれていた。現在は、海運と造船業で経済的な発展をしている。
ドイツ鉄道の中央駅は港のすぐ傍であるが、波止場には何隻もの巨大なクルーズ観光船が停泊していて、港に面したビルの高さより船高がはるかに高く、近くに行くと目を見張るほどのその巨大さに驚かされる。

 キールのカジノは、波止場の向かい側に設置されていて、すぐ後ろには巨大なクルーズ船の乗り場があり、この日もカジノの建物のすぐ後ろの波止場には大型のクルーズ船が停泊していた。
カジノはビルの中というよりも、このカジノの建物部分だけが2階建てでビルから飛び出していて、宙に浮いているような建物なのである。1階は何もない空間で、階段で2階のカジノに上がる構造。このカジノのテーブルゲームのオープンは18時であるが、日曜祝日だけは例外的に15時のオープンになっている。

今日は日曜なので、15時のオープンに合わせ、ハノーファーの定宿からハンブルグを経由してやってきた。筆者にとっても初めて訪れるカジノである。

 10分ほど前にカジノに入ると、すでに初老の男性やカップルが10人以上入場していた。入場料は中途半端な1、5ユーロ。
設備は、クイックテーブルが4台。それに、「ULTIMATE」と名付けられたカードゲームの台が2台。あとは、中央に置かれたこれらのテーブルゲームを囲むように、各種のマシンゲームが配置されている。日曜というのに、マシンでプレイする賭け人も疎ら。

1番台ではすでにオープンの準備が終わっていて、何人かの賭け人のチップがテーブルの数字を埋めている。筆者も験のいい(と、言っても昨日のホーエンジーブルグでは酷い目にあったが)ダークブルーのカラーチップを50枚両替した。
15時ちょうどにクルーピエが最初の球を投げた。よくわからないのは1投も投げていないのに、不見転で賭ける心理である。アウトサイドで運試しならわかるが、数字の上に花を咲かせているのは全く理解できない。
まあ、筆者はしばらくは「見」をしようと、バーコーナーでコーラを頼む。
初投は18、次は4。いずれもGの△の数字である。

そして、次は、
-0

0の後はOrが出易いこともあり、ここから参戦。
[ヨーロピアンルーレットの盤面の数字は、一般的には3つのゾーンに分けられる。盤面の中心数字は0ではなく左隣の26であるが、この26を真ん中にして左右8数字ずつの合計17数字がG(グロース)、26の対面の12数字がK(クライン)、GとKに挟まれた左右合計8数字がOr(オフラン)という3ゾーンである。
筆者はこの内のGを26を中心にして左右3数字ずつの合計7数字の0/3(ゼロ・スピール)、その外側の左右合計10数字(19-4-21-2-25、28-7-29-18-22)を△の印で表して、全体を4つのゾーンとして捉えている]
まずはOrのゾーンに5枚を張る。1が出れば35枚、17が出れば34枚、それ以外の6、9、14、20、31、34が出れば、いずれも17枚の配当となる。

結果は、
-7
外れた。もう一度Orに5枚。

そして、出目は、
-26
Gの中心数字に戻ってしまった。
次は、1列の小目と見て、1と10に各1枚、4と7の間に1枚のチップを張る。

出目は、
-4(17)
17枚の配当になった。本当はOrの1を狙っていたのだが・・・。カッコ内の数字は当たった時の配当のチップの枚数。

ここまでの6投は全てGのゾーン。△-△-0/3-△-0/3-△ と来ているので次は0/3と読んで、0/3のゾーンに4枚。26が出れば35枚、それ以外の0、32、3、12、15、35が出ればそれぞれ17枚の配当になる。

結果は、
-16
Kのゾーンに移ってしまった。次はGに戻るとみたが、

-5
Kのゾーンが続いた。次もGの6連続の後だけに、Kが続くとみたが、

-28
△のゾーンである。狙いが定まらない。ここで、最初の500を失う。
次は間違いなく、Kのはずだが数字が読めないので、とりあえずKに6枚。

-30(17)
次もK。出目表から中目の3列。

-24(52)
予想通り。次も、Kが続くとみたが、

-18
△のゾーン。次はKの大目。27、30、33、36がターゲットに。

-27(52)
これも予想通り。まだ参戦まもなくウォームアップの時期なので、賭ける枚数も少なく、当たっても配当も少ないのが残念。

次も、Kの大目。多めに賭ける。27/30、33/36に各2枚、27、30、36、24に各1枚、Kのゾーンに6枚、それに36ツボツボ(36を中心にして左右2数字に1枚ずつの5枚賭け)で、合計19枚の張り。

そして、出目は、
-30(138)
その前の27のKの当りが生きているので、17枚多く取れた。
次もK。出目表から中目。13、16、23、24に各2枚。

出た目は、
-24(87)
どうやら、調子が出てきたようだ。
次もKが続くとみたが、

-28
外れてしまったが、ここまで初投から16投Orが出ていない。「死に目」になってしまったようである。
次はKに戻るとみるが、出目表の流れから前半・3列とみて、Orの6と9を押さえておく。

出た目は、
-6(35)
今日初めてOrが出た。ツラになるかはわからないので、Kを押さえる。

出た目は、
-9
Orが続いた。次は間違いなくOrが続くはず。2列が、「死に目」になっているので、14、17、20を外して、1、6、9、31、34に各2枚。1の隣の33も1枚押さえ、後はOrに5枚。

狙い通りになり、
-1(105)
しかも、一番配当の多い数字が出てくれた。
Gは△が多出しているので、次は、△にベタ張りして、3、12、15を押さえ。

-15(35)
このGの狙いは、Orの3投の前のKの3投の後にGの△が出ていることから、読んだもの。
次は、Orに戻るだろう。2列を除いたOrの数字に各2枚、33に押さえで1枚、さらにOrに5枚。

出た目は、
-33(35)
押さえの33が出た。この33は1の隣の数字だが、1の代位として不思議とよく出る。
次こそ、Orに戻るだろう。

-27
Kの数字だが、Orの6の隣。これを落としたのは痛い。
次は、先ほどもKが3投続いたので、今回も続くと読む。

-24(52)
次は、間違いなく0/3。それも、3、12、15に厚く賭ける。
出た目は、

-17
何とOrのキーナンバーが出てしまった。
次は、Orが続くことは確実と読んだが・・・

-26
今度はGの中心数字が出てしまった。
この26も、その前の17も「死に目」になっていた2列なのである。これで今までの目の流れが変わることは間違いない。特に、17の後、26が出たことは、規則的に出ていたゾーンも大きく流れが変わり、しばらくはゾーンの流れが不規則に乱れて、目を読むのが困難になるはず。
完全に一山(ワンセッション)終わったので、参戦から僅か20投余りだが、ここで退場することにした。
参戦から10投以降の目がもっと後になって出てくれていれば、賭ける枚数も多く、本格的に勝負できたはずなので、相当の勝利になったはず。このことだけが残念ではある。
2列とOrの「死に目」が筆者にとっては有利に展開し、特に3列の段取りを狙うには理想的な展開だった。ただ、今回は筆者は数字を追うことを主眼にしていたので、列の段取りには手を出していなかった。

 戦績は、プラスの600ユーロ。ティップは別途に15枚、150ユーロ。
昨日の負け分は、まだまだ埋まらない。
中央駅までの波止場沿いの道は、海からの冷たい風が肌に凍みた。


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