リゾカジ カジノレポート

独逸カジノ賭け人のケチケチ旅打ち日記⑬ カジノ「バート・オエンハウゼン」

* ヨーロッパ 2015/ 11/ 25 Written by 独逸の旅打賭け人

コメント( 4)

 2015年10月10日 カジノ「バート・オエンハウゼン」

 今日訪れるカジノは、「バート・オエンハウゼン」。ハノーファーからドルトムント方面に快速列車で1時間ほど戻った幹線上にある温泉町である。ここのカジノも20年以上前には、駅の南に広がるクーア・パークの中の歴史的な建物で営業していたが、現在は少し郊外の幹線道路にある広大な総合娯楽施設の中に移っている。
 今朝は、昨日のバート・ベントハイムを9時過ぎに出て、今日宿泊するハノーファーに向かい、定宿にしている「グランドパレスホテル・ハノーファー」にチェック・インした。

昨日の田舎町ではゆっくりと夕食も食べられなかったので、今日の昼食は、定宿の傍のイタリアレストラン(と言うよりも、「巨大なピザ」屋)で食べることにした。この店は、これもいつも通っているバイエルンのビールを飲ませる「パウラーナー」のビア・レストランの道路を挟んで向き合う場所にあるのだが、大きな店にも拘らず、夜も店の表に客が列をなして、席が空くのを待っているほどの人気店。前から一度行って見たいと思っていたので、昼の早い時間の空いている時を狙って訪れてみた。実際に見たこの店の看板商品のピザの余りの巨大さに驚き、筆者はビールとパスタを頼んだが、回りのテーブルのほとんどは、一人一人がそれぞれ好みのトッピングの巨大ピザを頼んでいた。次回には是非挑戦してみよう。

 カジノへは鉄道の駅からは、タクシーでは5、6分の距離にあるのだが、今日は天気もいいことなので国道を歩いて行くことにした。所要、約20分。
カジノへの入場はオープンの15時を数分過ぎていた。昨日は、わざと遅れて行って、験のいいダークブルーのカラーチップが他の賭け人にすでに使われていて、前半で酷い目にあったので、今日はまず最初にこのカラーチップを取らねばならない。すでに10人くらいが唯一稼動しているクイック・テーブルの4番台を囲んでいたが、幸いまだ使われていなかったので、10ユーロと指定して50枚を受け取る。

初投からの出目は次の通り
16(K)-25(△)-25(△)-4(△)-22(△)-8(K)-5(K)-31(Or)-18(△)-29(△)-19(△)-0(0/3)
ここまでは、全くの「見」。△が重ねて出ているので、29の後に△を狙おうかとの思いもあったが、あわてずに見送った。
筆者の旅打ちは、日々訪れるカジノでドイツの街を巡り歩く費用を稼ぎ出す事を目的にしている。そのためには大きく稼ぐより、まず負けないということを主眼としている。1日に200ユーロ稼げれば、ホテル代、交通費、飲食費は賄える。

 不確定要素が強い数字を狙うよりも、ゾーンに賭けて確度を高くすることを狙っているが、そのためにルーレットの盤面の37の数字を4つのゾーンに分けて捉えている。
盤面の中心数字26の左右3数字ずつを加えた7数字のゾーンは0/3(ゼロ・スピール)、その外側の左右5数字ずつの合計10数字のゾーンを△(これは筆者独自の概念で、一般的な呼称はないので、△としている)、26から3時と9時の方向にある左右合計8数字のゾーンをOr(オフラン)、そして残りの26に対面する12数字をK(クライン・セリー)、この4つのゾーンに分けている。
さらに、数字に当たった時のハウス側に渡すティップも節約しようと、1つの数字に賭けることを避け、基本的にティップの必要がないシュバル賭け(2目賭け)中心の賭け方を援用している。
今回の旅打ちから、新しい出目表を制作し使用している。ゾーンの部分の記入枠をウィールの数字の位置にあわせ、
[ 0/3-△-Or-K ]
という順序にした。
ゾーンで賭ける時に、当該枠に斜線を引く(ダブルで賭ける場合は、Xの線を書く)ことにし、結果の出目の数字の要素を分析して、アウトサイドの枠とゾーンの枠に○印を記入する。
「見」の場合は、出目の欄の前にーを引いておくことにする。

 12投目の0の次は、経験的にはOrと睨んだが、ここも我慢として「見」。
出た目は、Orで最大の配当35枚の1。
次は、0/3への戻りと読むも、これも「見」。
12が出て、これも賭けていれば取れた。
歴史と博打に「もし」はないのだが、ちょっと、顔が引きつる。

 満を持して、ここから参戦。
昨日の「バート・ベントハイム」ではジタバタしたことが裏目に出たので、今日は
ゾーンにノーマルに賭けることだけに専念しようと決めている。
-0-1-12は0/3とOrの行ったり来たりなので、次は文句なく、Orに5枚賭け。
ところが、出た目は、5。しばらく出なかったKのゾーンの数字である。
次は、1投おきに出ている0/3に4枚。
出た目は、20。今、賭けていたOrのゾーン。
次は、Orが続くと見て、Orに5枚。
29が出た。しばらく出ていなかった△の数字。
初投直後から△はリピートになっているので、ここでも△を狙ってみよう。
ところが、出た目はKの33。
33はOrの1の隣の数字なので、次はOrに5枚。
狙い通りには行かず、出目は△の29。
次はKに戻るはずと、Kに6枚。
出た目は、Orの20。1目ずつずれている。
ここまで、参戦後6投全て外してしまった。
参戦直前の「見」では取れていたはずなのに・・・
次は、3投目毎に出ているので、Kに6枚。
出た目は、13で始めて当たって、17枚の戻り。
次は、読めないので、「見」。
△の25が出た。
先ほどは、△の次にOrが出ているので、今回もOr狙いで5枚賭け。
これは9が出て、17枚の戻り。ここらで、調子が出るか?
次は、流れからはK。素直にKに6枚。
出た目は、3。しばらく出ていなかった0/3がここで出現。
よ~し。次は0/3とOrの両賭け。
出た目は、7。△
の数字。両賭けで外すようでは、やはり今日は厳しいか?

次は3投目毎に出ているOrだろうと、Orに5枚。
ところが、案に相違して、Kの8が出た。
それならば、0/3と△の両賭けでG(グロース・セリー)全体を狙おう。
何と、何と、出たのは、リピートの8。博打の神に見放されたか・・・
もう、ヤケで再度の0/3と△の両賭け。
今度は当たって、△の2で17枚の戻り。2回も両賭けして20枚も使って、17枚の戻りでは話にもならないのだが・・・

次の3投はKを追い続けて、
-3-4-1
と、見事に外す。Orの1は取れてもいい流れだったのだが、Kを追い続けた咎め。
ここで、追加の500を投入。
次は、1投おきに出ている△に6枚。
出目は7で、17枚の戻り。
次は、0/3への流れと読む。
出た目は、7のリピートで0/3は外したが、前の7がシュバルで残っているので、17枚の戻り。すこし、運が向いてきたか?
気を良くして、次は0/3と△の両賭けでG全体を狙ってみる。
狙いは外れて、出た目は、Kの11。
次は、Kのリピートを狙って、Kに6枚。
外してしまった数字は、Orの17。一昨日、昨日共に、Orの1と17で救われたのに、今日は見事に外してしまっている。Orの神も背中から降りてしまったようだ。
次は、Orのリピート狙いで5枚賭け。
今度は9が出でて、17枚の戻り。ここで、1か17が出ないのがまずい。
次は、「見」としよう。
出た目は、19。△のゾーン。
よし、次は△のリピートと、6枚賭け。
ここは、当たって△の28がでた。
次は、0/3とKの両賭けで攻めてみよう。
8がでて、Kなので17枚の戻り。
さて、次は、さきほど K-Or-Or-△と流れたので、それに乗って、Orに5枚。
出た目は、Orの9で17枚の戻り。
さて、次ももう1投Or。
狙いが当たって、Orの17。34枚の戻り。Orの神様に謝ります、失礼しました。
次は読みの通りに、△に6枚。
これも当たった。出目は19。
次は、△のリピートを狙うと共に、押さえに0/3に4枚。
出た目は12で、押さえの0/3の数字。
次は、△に6枚。
Kの24が出て、外してしまう。
次は、Kの後なので、Orと読んで5枚賭け。
ここでは、流れの通りで、Orがでた。しかも、最大配当の1。
35枚の配当なので、ティップを1枚渡す。
やはり、Orの神様はまだ背中に乗っていたようです。感謝、感謝!!
次は、もう1投Orと見たが、出目はKの13で外す。
もう1投Orを狙って、Kの8で外したので、
ここで、撤収。

流れから、Kに寄る可能性、それも大目(見をした25の後、15投、そして28が出た後、現在まで9投大目が出ていない)、すなわち27/36のラインに集中する可能性が大と見たが、まあここでやめるのが良策だろう。 

手持ちのチップは161枚、1610ユーロ。投下した1000を差し引いて、プラスの610ユーロ、別途に渡したティップは1枚10ユーロで済んだ。
結果的に、最後にはOrの17と1に助けられた。Orの神はまだ背中に乗っていてくれているようだ。
ともかく、今日の第3戦まで全てで勝利することが出来た。今日も前半は外れが続いたが、その後10投の内8投が連続で当り、その中にOrの17と1が含まれていたことで、浮上することが出来た。2回の「見」を除いて、全て4つのゾーンにだけ賭けていてプラスになったのだから、必勝法とは言えないものの、賭け方としては有効だと思われる。
特に、ティップが僅か1枚で済んだことは評価に値すると思う。

 「バート・オエンハウゼン」のカジノからは比較的早い時間にハノーファーに戻ったので、夕食はいつものバイエルンの「パウラーナー」のビア・レストランに向かった。土曜ということもあり広い店内も満席だったが、顔見知りのウェイトレスが筆者のために席を作ってくれた。やはり、ここのヴァイス・ビア(小麦のビール)は旨い。
 明日は、長躯してドイツでは最も歴史のある、カジノ「ヴィースバーデン」を攻める。


このReportへのコメント(全 4件)

2015/11/26(Thu) 22:00

みさんこ

ドイツの旅は景色とか雰囲気がよいですね!羨ましいです


2015/11/27(Fri) 03:02

独逸の旅打賭け人

みさんこさん

いつも、コメントをありがとうございます。
ドイツに惚れ込んで通い続けてから30年以上が経ちました。カジノだけでは、これほどの深い契は結ばなかったと思います。景色の良さと歴史的な町々の佇まい、各地の自己主張とも思われるビールやワイン、そして長い生活の知恵から生まれた各種の料理、さらにそこで生活する人たちの生き様と親切心。どこに行っても善意と安心感が持てるのはドイツならではでしょう。
このレポートを読んでいただくと、セコイ賭け方をしていると思われるでしょうが、わずかな金額が稼げれば、ドイツ国中を自由に回れるのですから、これで満足しています。
まあ小生にとっては、ドイツは永遠の「ワンダーランド」なのです。


2015/11/27(Fri) 13:03

yab

たしかに、そんな「ワンダーランド」が人生には必要です。

あと5~6年で仕事を引退したら、私も同じようにゆっくり行ってみたいですね。


2015/11/27(Fri) 15:55

独逸の旅打賭け人

yab さん

のんびりと旅行とカジノ巡りをするには、ドイツは最適だと思います。
ほとんどの都市には鉄道で行けますので、鉄道パス(1等)を持っていれば、好きな時に好きな列車で好きな場所に行くことが出来ます。
風景と街並み、ビール・ワインそして食べ物は、日本人にはぴったりのものばかりです。
ぜひ、旅費を稼ぎながらの「旅打ち」に挑戦してみてください。


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