リゾカジ カジノレポート

リゾのちカジカジ~ラスベガスオフ会

* ラスベガス 2007/ 05/ 11 Written by ジー・オー

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1日目 やれやれ
ロスを飛び立った年季入りのUSエアー機は17時半、無事にベガスに到着。途中の広大な砂漠は見応えがあった。

混み合う空港ロビーでやっとのことで自分のネームカードを発見。地下の駐車場から、広々としたストレッチリムジンが私一人を乗せて発車。高速経由で南から回り込んで15分ほどでマンダに到着。

チェックインで、部屋がエレベーターから一番遠いところと分かる。マンダの廊下はえらく長いと聞いていたので、事前にエレベーターに近いところをリクエストしていたのだが、と告げたら、日本人ホストが呼ばれる。交渉してもらったが、今日は他に空きがないとのことで、明日はチェンジということになり、部屋へ。やはり遠かった(^_^;)。

風呂で一息ついたところで、ホストの案内でクリスタルルームのキャッシャーでデポジット。クリスタルルーム内はミニマム$100以上のテーブルしかないため、メーンフロアのBJを視察。噂通り、6デックはどれも17Sがあり、とりあえずほっとする。

空いていた$25テーブルで、早速腕ならし。しかし、10分でなすすべもなくベットアップ連敗、-3075(-。-;)。

おばさんディーラーたちはみな、気のないディーリング。カードをフワフワ投げるように配り、チップ回収も機械的。テンポが早いのはいいが、どうも気合いが入らない。肩すかしを食わされている感じ。

途中でVPさんと初対面。「雰囲気でジー・オーさんと分かりました」と声をかけていただく。すごい嗅覚に驚く(^_^)。負け逃げで席を立ったらビッグさんがいてごあいさつ。

とりあえず空腹だったので、クリスタルルームの食堂で取り放題のチャーハンを軽く。当然ながら、決して満腹にはしない(^_^;)。

第2ラウンド。気のないディーラーにも慣れ、1250、1700と勝ち逃げし、プラスまであと一息。しかし、次に-3900を食らって逆戻り。気分でボックスを開け閉めする素人プレーヤーに辟易し、ここでいったん席を立つ。

ホストが「さっきエレベーターに近いスイートが空いたので、変えておきました」と言ってくれたので、前の部屋にある荷物を取りに行ったら、キーがすでに無効になっていて開かない。長い廊下を何往復もしてホストに連絡し、30分以上待ってようやくセキュリティーに開けてもらい、さきほど新しい部屋に移ってきた。

部屋はダイニングテーブルもあって広く、なかなか気に入った。ストリップの夜景も何とか見える。

あとはまずはマイナスから浮上するのみだが、部屋の移動などで、やや疲れ気味。部屋のソファーで少しゴロンとし、疲れが取れたところで、カジノへ。

1時間ちょっとのプレーで4セッション連勝。4550浮かせて何とかトータル+525にして初日を終える。

クリスタルルームで軽く夜食を取り、腹ごなしにホテル内を散歩。廊下でつながっているルクソール、エクスカリバーと散歩し、BJテーブルを見学したが、二つとも17Hのみだった。でも、ディーラーは陽気な人が多く、プレーヤーも楽しそう。


2日目 リゾリゾ
朝10時前に起きて、リゾカジマスター、しゃんぱんさんと3人でプールサイドのカバナでまったり。
ホテルの窓の照り返し効果でじりじりと肌を焼く。

オーダーしたブランチがなかなか来ず、しゃんぱんさんの料理談義で空腹をごまかす。ピザにナチョス、バーガーのカジュアルなメニューも空腹には絶品に。不定期に波が押し寄せるプールは、今の季節にはまだむっちゃ寒く、あったかいジャクジーに飛び込んで蘇生。

ゆっくり3時間ほどカバナで過ごした後、今日のプレー開始。昨日同様、またもベットアップ連敗スタートで-3675。普段やりつけないリゾなど満喫したせいか、などと思っていたら、せばたさん登場。「ロスから飛行機をキャンセルして車で来た」と、相変わらず怪しい(^_^;)。

せばたさんが入った第2セッションは、またも600ダブルを外すなど切れが悪く、次のベットアップを取って浮いたところで勝ち逃げ。第3セッションは、ベットアップを取っては外しを繰り返した末に、1000が77のスプリット3ハンドに。どれも17に達せず、周りで見ていたVPさんたちをハラハラさせてしまったが、何とかディーラーバストで取って安堵のハイタッチ(笑)。1950で勝ち逃げ。

第4セッションはベットアップ3連勝で+2850。これで本日のマイナスを脱し、+1550として席を立つ。

夕方からの食事会を前に、バリーズ宿泊のべいさん、今日到着組のTANNOYさん、muufanさんらとご対面。プラ転のご褒美に今夜のKAを予約し、夕食会へ。

昨年暮れにできたばかりというマンダのステーキハウスは超満員の人気。しゃんぱんさんのサジェスチョンに従い、カニのクラムチャウダーとフィレミニヨンをオーダー。前菜のフォアグラと海鮮盛り合わせだけですでに満足しつつ、オーダーの2品をおいしくいただく。

すでに大幅プラスを達成しているクレナイさんが「日本で買うより安い」と高級ワインを参加者にふるまってくれ、盛り上がる。

腹9分目で際どく収めたところで、KAを観にMGMへ。ベガス2回目にして初めてのショー。しかし、ワクワク気分と反比例して眠気が押し寄せ、クライマックス直前にでついにこらえきれずにウトウト。終了後の万雷の拍手で覚醒(アホ)。うーん、夕食会のシャンパンがいけなかったか…(-。-;)。

前回マイナスを喫したMGMに傷を負わせて帰ろうとテーブルを探すが、$25の17Sはどれも満員のため、NYNYへ。しかし、ざっと見た限りすべて17Hにつき、モンテカルロへ。ここも17Hしかなさそうで、諦めて帰ろうとしたら、わずかに17Sを2台発見。プレー開始。

またも最初のベットアップ失敗。次のシューで、ベットアップ2回目の1000を一回はBJ、一回はダブルで取り、3連勝。+1675で勝ち逃げし、今日のトータル3225、総トータル3750、で本日終了。エクスかリバーまで散歩して、モノレールで気分よく帰還。


3日目 ズブズブ
この日はカジノが共催する昼食会。その前まで軽くウォーミングアップをと、午前中に小1時間。軽快に3セッションを連勝するが、次に-3575を食らい、-1525。まだ時間があったので何とか戻そうと、せばたさんと45分やったが、-2950。これでトータルマイナスに転落。

昼食会はMAMMA MIAのホールで2時間ほど。自己紹介と並行して行われた抽選会で、「次はゴルフ場利用券」とのマスターの声に「ゴルフしないから、当たるなよ」と話していた矢先に当たってしまう(^_^;)。

最後の賞品となった$1000のゲーミングバウチャー。リゾカジマスターは小出しに「下2ケタが70番台の方です」と言い、該当した数人が「おれ!」「わたし!」と手を上げるが、番号を確認したマスターは次々と「残念!」。そして、残ったのは2人。1人は「べいさん」という方だった。もう1人はkentaさんだったが、タバコとかで席を外していた。

一人、会場で屹立している「べいさん」の顔に覇気がない。2分の1の確率で当たるのに、ワクワクしていない。「べいさん」の様子を見ていた私たちのテーブルの4人の予感は一致していた。そして、的中…。

会場にいないkentaさんが当たり、屹立している「べいさん」は、スカ…。 引きの弱さは絶品であった。

大いに笑ったところで、終了となり、マンダの記念品をいただく。たいへん盛りだくさんで、幸せな気分に(小市民です)。

せばたさん、teshiさん、かにさん、ひろちゃんと午後のプレー開始。小刻みに勝ち逃げを繰り返し、4セッションで+3925。本日トータルをチャラに戻し、トータル+3700に復帰。

これで、余裕をもって遠征に行ける。やる気満々で一人、昨年大敗したミラージュへリターンマッチに。しかし、17Sはミニマム$50以上しかないため、無料列車で隣のTIへ。せばたさんが言っていた通り、$25の17Sがあり、混んでもいないし、雰囲気もゆったりしてやりやすそうなので、プレー開始。

しかし、最初の2セッションを連敗。その後も踏ん張り切れずに3時間半で-6150。またもやトータルマイナスに転落(-。-;)。

ミラージュに戻ったが、テーブルの状況は変わらない。せっかくのリターンマッチの機会だからと、17Hの$25でやることも相当考えたが、マイナス転落の後だけに慎重になり、結局あきらめてミラージュをあとにする。その後、ベネチアン、パリス、モンテと渡り歩くが、$25の17Sは全くないか空いていない。

ファントムを見に行ったしゃんぱんさんと「シーザースの噂のプレールームを見に行こう」と約束していたが、マイナス転落で気持ちがそちらに向いてくれない。

「やはりやり慣れた環境で」とマンダに戻ったが、ここも17Sは軒並みレートが上がっており、$25にありつけない。やはり週末の夜は恐ろしい(^_^;)。

今のトータルは-2450。時間は夜3時。もう疲労困憊していたし、ゆっくり寝て仕切り直しが本線だが、少しでも戻して最終日の明日を迎えようという思いに負け、17Hの$25に座る。

明らかに流れが悪い。一時は-3000近くまで押し寄せられるが、気合いと根性だけで際どく乗り切り、600浮きに戻して終了(トータルは-1850)。

「今日はここまで」と思って部屋に戻ろうとすると、AOさんやまるさんがワイワイBJをやっているのと遭遇。応援の合間に、ちょっと17Sの様子を見に行ったら、唯一の$25テーブルに空きが。体が勝手に座る(^_^;)。

「ちょっと遊びます」と言うマスターとともにプレー。しかし、いいところなく-3975。次のセッションは1625浮かせるが、次でまたもズブズブと-3475(-。-;)。

朝7時10分。気がつけば、本日-11425、トータル-7675に。

部屋に戻ると、悪夢のようなBJテーブルでの映像が頭に浮かび、消し去りたい一心で眠りにつく。

おばさんディーラーの、敵対心むきだしの眼差し。ベットアップで負けた時の、奪い取るようなチップの取り方。3日間マンダでプレーしていて、これほどキツい対応に出合ったことはなかった。その落差からであろう、はっきりとメンタルの萎縮を自覚した。

おそらく、眠気と疲労で、自意識が過度に敏感になった面もあるだろう。ひょっとしたら、自分の疲労が、ディーラーの対応を違ったものに見せたのかもしれない。

いずれにせよ、万全な体調で臨まないと、メンタルが崩れやすいということ。今まで何度も経験して分かっていることを、実践できなかった自分に嫌悪する。


最終日 ヘロヘロ

12時のモーニングコールですっきりと目覚め、クリスタルルームで粥にフルーツ、コーヒーで朝食。梶野さん、annさんと雑談しながら、やる気がみなぎってきたところでBJエリアへ。今日も17Sの$25テーブルは少なく、プレーヤーがひしめいているが、空いている席に座ってプレー開始。

同席の4人のプレーヤーのうち3人は仲間同士のようで、陽気におしゃべりしながらプレーしている。私はその3人の間にはさまれた形で座っているため、会話が私をまたいで飛び交い、やや落ち着かない。

最初のベットアップは1000のダブルを取り、続くベットアップも取って10分で1600浮き。

私のベットアップ成功に、3人組の一人が「WAO!」という感じではやし立てる。それに対し、よくしゃべる男のディーラーが、いかにも思わせぶりな口調で解説をつける。アメリカ人の話す英語にからっきし弱い私は、ディーラーが何を言っているのか正確に聞き取れないが、「こいつは何やら(カジノにとって)望ましくないプレースタイルを取っている奴だ」という趣旨であるのは分かる。聞き取れないのでリアクションもできず、ただ微笑んでいると、3人組の一人が「彼、聞こえてないみたいよ」と言って笑う。

その後もこのような会話が、私を取り囲む形で、ディーラーと3人組の間で交わされる。メンタルに影響する恐れを感じつつ、他に移れるテーブルがなさそうなのもあり、受け流してプレーを続ける。第2セッションは、ベットアップを取っては外しを繰り返すが、600、600のダブルと連勝し、1150浮いたところで切る。

都合2750のプラスを作り、普段ならここでクールを締め、席を立つタイミング。しかし、他の$25テーブルが満席で、一度席を離れたら戻ってこれそうにない(実際には、チップを残して席を立てばいいのだが、これまで何度かそれをしようとしたら、ディーラーやピットに「チップを持っていって」と言われたことがあった)のと、ちょうどディーラーが変わったこともあり、そのまま第3セッションとして続行することに。

最初のベットアップは、1回目の600を落としたところでシューエンド。次のベットアップを外し、都合2連敗となったため、普段ならここで負け逃げだが、1敗目は600負けのため、上記の事情も勘案して続行。次のベットアップをBJで取るが、その次を落とし、負け逃げラインの-3000まであとわずかに。

ここで先ほどの男のディーラーにチェンジ。ベットアップが入る。1回目を落とし、猛然とチップを回収するディーラーの姿に、不覚にも、昨夜のおばさんディーラーの姿がダブってくる。認めたくない萎縮。

2回目の1000はこちらの46に対し、ディーラーアップカード2。ダブルダウン。不敵の笑みをたたえたディーラーが配ったのは「2」。かろうじて自分を支えてきたメンタルが、音を立てて崩れていくのが分かった。普段なら、どんな不利な手であろうと、勝負が決するまで必死にディーラーバストを呼び込むのに、それをする気力がないまま、2枚のイエローチップが回収された。ディーラーに強がりの笑みを返し、身を引きずるように席を立つ。

このセッション-5400、本日トータル-2650、総トータル-10325。クリスタルルームのソファーでしばらく気持ちを落ち着けたが、情けないことに、これ以上、ディーラーの猜疑心を浴びながら、混み合うBJテーブルでプレーをする意欲は湧いて来なかった。

出発まであと4時間足らず。他のカジノを渡り歩く時間的余裕はない。

部屋へ戻ろうと、出口へ向かって歩いていると、客がファーストベースに1人しかいない17Hの$25テーブルがあった。これまで17Hでも割と込み合っていたので、空いたテーブルが新鮮に映る。急にやる気が湧いてきて、テーブルに着く。

最初のベットアップを取ったところで、いったん部屋に戻り、荷物を出してベルに預ける。戻ってくると、梶野さんが現れた。「バカラで浮いちゃったから、ちょっと遊ぼっかな」。一度メンタルをズタズタにされた私には、仲間の同席が、このときどれほど心強かったか知れない。

順調にベットアップ3連勝、2連勝して、本日トータルがほぼチャラに。しかし、頼りの梶野さんは「気分で3度押し」などと言いつつパープル・イエローと行くもことごとく不発で、席を立ってしまう(泣)。

それを機に、プレーヤーが入れ代わり立ち代わりの、せわしい環境となり、ベットアップ連敗。次もあっさり連敗し、これでまたもや最下点を更新。トータル-13400。残り1時間。今回の敗退が確定した。

ここまで来たら、少しでも取り返して帰るのみ。ベットアップを4連勝して+2800。次のベットアップを落としたところで、出発の時間に。本日-4525、トータル-12200で、3泊4日のベガス遠征が幕を閉じた。

最終日前夜の、寝ると決めた後のプレーでの転落。疲労や環境の変化によるメンタルの崩壊。どれも、何度も経験して、そのたびに戒めを誓ったつもりだったのに、いともたやすく繰り返してしまった自分に驚いている。

慣れないベガス(アメリカ)のカジノで、初日・2日目と、波はありながらも凌いでプラス領域にとどまってきたことが、私に油断を与えたのかもしれない。「こんなものか」という油断が、最後にやって来たシビアな状況への対応を鈍らせ、メンタルを乱す因子に付け入られてしまった。

最悪の状況を想定し、それに耐えうるイメージトレーニング。うるさ方のひしめく韓国で積んだ「同席者への対応」とは違う、「ハウスへの対応」、そして、「同席プレーヤーを味方につけ、自分を孤立させるハウスへの対応」が、ベガスでは求められるのだと自覚した。

今の疲労困憊した自分には、とてもすぐにはできそうにない。だから、自然とできそうな気力が湧いてくるまで、ベガスへのリターンマッチはお預け。君子、危うきに近寄らず。尻尾を巻いて逃げるのみ(笑)。

でも、スタートからじわじわマイナスを広げていった前回と違い、長くプラス領域でプレーできたおかげで、リゾも十分楽しむことができた。これもオフ会のおかげだと感謝している。マンダの部屋もホストの応対も、想像より素晴らしいものだった。気力が湧いてきたら、またひょっこりオフ会に行ってしまうことだろう(笑)。

帰りの大韓航空で爆睡し、ソウルに降り立ったら、ベガスの負けなどすっかり頭から消え去っていた。ベガスを発つときは、今回はさすがに、乗り継ぎの間にGGに寄る気力はないかな、と思っていたが、すっきりした頭でGGへ。マックス50万Wテーブルでまったりと1時間、快調に100万W浮き。これでGG7連勝(笑)。

最悪の状況が想定できるカジノでプレーできる幸せ。これを自覚させてくれたベガス行きだった。つまり、全く懲りない私であった(笑)。

【プレーデータ】(ラスベガス)
トータル $-12,200
プレー時間 21時間05分
セッション勝敗 26勝15敗1分
1セッション平均プレー時間 30分(5分-85分)

ベットアップ
73勝51敗(純勝敗 73勝112敗)
1回目($600)=47勝77敗 2回目($1,000)=26勝35敗
ベットアップ時のオプション(DD,SP,BJ,SUR) 全185回中 38回(20.5%)
DD18回(10勝8敗)、SP(3hand)1回(1勝)、BJ12回、SUR7回
ベットアップ収支 -15500
オプション収支 +11500
(オプションが全くなかった場合の収支 -27000)


このReportへのコメント(全 1件)

2008/11/04(Tue) 00:00

junko121

トータルは別として、初日、2日目と勝っているのは
凄いですね、あと1日勝ち越せばトータル勝ちで終了ですから
次回は、勝ち越して帰国されることをお祈りしています。


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