リゾカジ カジノレポート

2回目のマカオ訪問

* マカオ 2011/ 07/ 07 Written by びさいらす

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 初めてのマカオ行きの2週間後、再びマカオに行ったのでその様子をレポートします。



 6月12日

 
 波打ち際のソファーに横になりビールを飲みながら遠くの香港高層ビル群を眺める。  ここは香港から30分の離島。ガラにもなく海水浴なんかに来てる。

    ”思ってたよりいいとこだね。こじんまりしてて”
 
    ”うん、そうだね・・・”   と返事はしたものの頭の中では別の事を考えてた。


    ” ・・・マカオ ” 

 先週初めて訪れたマカオに完全にヤラれてしまったのである。 
 
 今週は友人(前回マカオに一緒に行った友人とは別、ギャンブルはしない)に誘われ香港観光に来てる。これはこれで楽しい。だがマカオを経験した後ではどうしても退屈に感じてしまう。  ビーチでハシャぐ友人を見ながら考えた。

 ”来週は絶対マカオだ。しかも何とか資金を作って勝負にいくぞ!”

     マカオがあるであろう方を見つめ決心したのだった。


 今在籍している会社は仕事の大半が中国各地での作業だ。今回はシンセンに飛ばされた。日本出発の時点でまさかマカオでカジノに行くなんて思ってなかったので手持ちの現金は僅かだ。

     どうしよう・・・。    
 次回のマカオ行きには最低50万円は持って行きたい。前回の勝ち分と手持ちの現金合わせて25万円。とりあえず口座にカネは入っているのだが、海外での引き出しには制限がある。多分一日あたり6000人民元位だと思う。 ウワの空だった香港観光からシンセンに戻り、ホテル近くのATMをかたっぱしから回ってみる。 日本では考えられないが ”ATMにカネが入ってない” なんてのはザラで時にはカードが飲み込まれる事もあるという中国。 3日がかりで20000人民元用意した。

     ”あとは当日香港で下せば何とかカタチになるな”           いよいよ勝負の日が近づいてきた・・・。

     6月18日

     ”じゃあお疲れッした。月曜日はまた8:00集合で”
 仕事が終わりホテル前で解散。ダッシュで部屋に戻りシャワーを浴びる。 マカオまでのルートは羅湖(ローフー、シンセンと香港のボーダー)からMTRで上環、フェリーでマカオだ。 蛇口経由という手もあるのだがフェリーの時間が不明なためパス。 今回のリミットも日曜日中にシンセンに戻れるまでだ。

     ”今18:30だろ。順調に行って21:00には上環に着けるな” ちなみに今回は単独行動だ。

     ”真剣勝負にツレは要らない” と強がってみたものの、単にメンバーが集まらなかっただけ。
 今日の予定を考えるため、MTRはファーストクラスの車両にする。

    今回目標が2つある。 1つは

    ”リスボアのエリートルームでバカラをやってみる”
 とにかくここんとこネットで調べる事と言えばマカオの事ばかり。それでたどり着いたのがリゾカジだ。 読み進めるうちエリートルームの存在を知り ”へえーこんなとこがあるのか、行ってみたいなあ” と思う様になる。調べてみると10000HKDからのプログラムがあった。 ”これならオレでもイケるな” と思い申し込んでおいたのだ。楽しみ。  もう一つは

    ”回力娯楽場にあるというパチンコをやってみる”

 パチンコ歴20年のオレとしてはコレはハズせない。過去にも台湾(パチンコ、パチスロ)、北京(パチスロ)の経験がありこっちも楽しみだ。
そんな事を考えてるうちに上環着。フェリーターミナルのATMで12000HKD(香港は引き出し制限はないのか?)下し体制は整った。
    21:30、牛丼を買い込み船内へ。

    ”この船に乗ってる何割の人間が勝って帰れるのか” ふとそんな事を考えたが、
   
    ”他人の事はどうでもいい。オレが勝てればそれでいいんだ” と自分に言い聞かせる。

 50分後、まずサンズの赤いネオンが目に入ってくる。    ・・・ また来ちゃったね。 何とも言えないドキドキ感だ。 今回はリスボアのプログラム利用という事で迎えの車が来てた。オレの名前のボードを持ったオネエサンとリスボアへ。 このオネエサン、現地の方らしいが日本語ペラペラ。車中でプログラムの説明受ける。  10分後リスボア着、とりあえず両替。人民元、日本円、HKDと全てブチ込んで58000HKD。これが今回の資金だ。 それにしてもリスボア内は入り組んでる。案内されてキャッシャーまで来れたが、一人だったら迷ってただろう。

 初めてのエリートルーム。当然だがHPで見るのと同じだ。 会員登録してカードをもらう。なんだか分不相応だ。

”アレがウワサのボブさんか” 入口でチラ見したが緊張して声がかけられない。 チップ購入の段階になって一人作戦会議。 ”ミニマム500HKDじゃ10000HKDなんて秒殺だ” バイインを20000HKDにする。
 
 内心 ”いいのか?しかもコイツはNNチップだぞ” 一瞬ためらったが強気にいく。四角い10000HKDのNNチップ2枚を受け取る。 すぐにはテーブルに着かずルーム内を観察。 手前がバカラテーブル3台。奥はBJか。バカラテーブルのうち1つは日本の方2名がプレイ中。常連っぽい雰囲気。もう1つは中国人らしき3人組が使用中。残りの1つは30代とおぼしき男性が淡々と遊んでらっしゃる。
    ”やるなら先客一人のあのテーブルかな”    タイミングをうかがい2つ隣の席に着く。ドキドキだ。目標はこの20000HKDのNNチップをキャッシュチップへの変換、所謂ローリングだ。 最初500HKDのミニマムでやってたが ”20000HKDもあるんだし何とかなるだろ” とベットが雑になる。しかもリスボアのせんべいチップだ。ゲームセンターにいるような感覚に陥る。が、今回はこれがプラスに作用し30分で無事ローリング終了。キッチリ20000HKDのキャッシュチップを手にした。 ここで一旦テーブルを離れウワサの海鮮チャーハンを注文する。 現在プレイ中なのは、先ほどの日本の方2名と中国人らしき3人組だ。

 チャーハンを食いながら考える。

 ”確かにここは快適だ。日本語も通じるし客層も悪くない。こちらから話しかければあの日本の方も笑顔で迎えてくれるかもしれない。が、コイツは遊びじゃない。カネのかかった真剣勝負だ。場合によってはベットが割れる事だってある。そんな時誰かに気を遣いながらカードをめくるのはオレ流じゃない。むしろ中国人に睨み付けられながら逆貼りする位の方がせいせいする。アウェー感上等だ”
 チャーハンを食い終え大股でエリートルームを後にする。 下りエスカレーターに乗りながら 
 ”でも勝ったカネでその日の展開をつまみにワイワイやりなが食うメシって最高なんだよな” とも思った。いつか余裕ができたらこちらから話しかけてみよう。

 リスボアからGリスボアへ移動。信じられない程の湿度だ。とりあえず定位置のBFビデオバカラへ。例のノー天気なクレジット音を聞きながら次の行先をを考える。
    
    ”まずは近場のウイン、MGMを見て回力へ行ってみよう。後は成り行きで”
よし移動だ。例の地下道を通ってウインへ。テーブルは混んでたのでビデオバカラをちょっと、プラス3000HKD。次いでMGMへ。ここは今回初めて。 ”ここも広いな” 何となく座ったスロットマシンをやりながら(もうレバーは使ってない)周りを見渡す。土曜の夜だ。フロアは賑わってる。
”どっかいいテーブルないかな” なんて考えながらマシンにカネを投入し続ける。気づと3000HKD使ってた。イマイチやり方が解らないのでテキトーにボタン押してたんだけど何やらベットがマックスになってたらしく、アッという間にクレジットが無くなっていく。
    ”スロットはコレでヤメだな” 最後のカネを入れようと画面を見ると ”んー、いち、じゅう・・・!?”確認のため清算してみると25000HKDと表示されたレシートが出てきた。
    ”えっ25000HKD? 25万円だよ!” 確か以前同様の経験をレポートされた方がいたハズ。しかも場所も同じMGM。よそ見しながらやってたので何が当たったのかは不明だが、カネが転がり込んできたのは間違いない。ニヤニヤしながらキャッシャーへ。まぎれもない現ナマを手にした。

 ”へえーこんな事もあるんだ” スロットマシンなんてジャックポットが出て億万長者になるか、ただのカネ食い箱だと思ってたのでビックリする。とにかくこれでだいぶラクになった。
   
 ”今度はテーブルでやってみよう” 
 前回ちょっとイイ思いをしたBJへ。 じき40歳になるオレにとって計算(ただの足し算だけど・・・?)が最大の難関だ。特にAがらみは。 ”えーとAは1か11だから・・・ エッもう1枚A?” なんてやってるうちにゲームは終わってたりする。 ”ああ、もうバーストしてたの・・・”
 こんな調子では勝てない。前回はたまたま勝てただけ。やっぱりバカラに戻ろう。

    MGMを出てタクシーで回力へ。 

・・・10分後タクシーが着いたのはオレが思ってたのとはだいぶ違うカジノだった。今まで見てきたカジノと違い、ちょっと場末感が漂ってる。入ってはみたもののかなり小さい。奥の方にハイリミットエリアなるものもあったが消灯中でよく見えない。何より楽しみにしてたパチンコが無いではないか。すぐ退店。 が振り返りながら考えた。”マカオの帝王”様のレポートにあった20年前のマカオのカジノとはどこもこんな様なものだったのではないかと。
 ”昔は賑わってたのかな?” などと思いつつ向かいの海立方へ。こっちはいかにも今風のカジノ。チップは例のせんべいチップだ。 夜中だというのにバカラテーブルはほぼフル稼働中。プレイせず出る。特徴的な外壁を写真に撮ってサンズへ移動。小雨が降り始めたのでダッシュ。フェリーだとまず見えてくる赤いネオンが大きく見えてきた。ここも今回初めて入る。

 ”へえー、思ってたより広いな” 吹き抜けで天井が高く長いエスカレーターが印象的だ。
   空いているバカラテーブルを探すも殆ど満席。歩き疲れたので座りたかった。で、たどり着いたのはいつものビデオバカラ。1Fにあったのはちょっと旧型のマシン。200HKDでちびちびプレイ。
 ”う~んテーブルでやってみたかったんだけど、この混み様ではちょっとキビしいなあ”と思いながら手元を見るとマシンに備え付けられているボールペンに”威尼斯人”とプリントされているのを発見。
 ”そうかサンズとは同系列か。ベネチアンはデカいと聞いてる。あそこならテーブルを選べるかも”

 少し休んだので体力も戻ってきた。よし移動だ。タクシーの運ちゃんにボールペン見せていざベネチアンへ。今までは遠目に見るだけだった橋を渡りタイパ・コタイ地区へ。道すがら何度か ”殆どUターンじゃないの?” と思わせるカーブを通過する。 ”なるほど、こんな道を毎日走ってたら街中でレースをやろうと考えるヤツがいてもおかしくはないな” と一人納得。道中、アルティラ、CODなど聞いた事のあるカジノを通り過ぎる。 ”こっちも面白そうだな” 体力が残ってれば来てみよう。 程なくベネチアン着。もう完全に日は昇ってる。
 このへんで一発勝ちを確定させるデカい当たりが欲しいとこだ。 冗談みたいに豪華なロビーを抜けカジノフロアへ。予想通り広い。それなりに混んでる。 ぐるぐるテーブルを周り空き台を探す。と、今まさに開いたばかりのテーブル発見。先客はまだいない。ミニマム500HKDのバカラテーブルだ。 
 
    ”よしここにしよう” ディーラーは若いニーちゃんだ。オレがテーブルを選ぶ時の基準は、まず ”うるさそうな客” がいない事と ”ネーちゃんディラー” でない事だ。こちとら身ゼニを賭けてるんだ。どうせ仕事後のデートの事でも考えてる(またしてもかなりの偏見)ヒヨッ子じゃあ話にならない。今回両方の基準を満たしているので問題ナシ。まず10000HKDのバイイン。すぐに中国人らしき客が入ってくる。眠気と疲労のため早く勝負を決めたいとの思いから、2000HKDベットでプレイ。 ・・・がコレが全く当たらない。そのうち周りの中国人が逆貼りをし始める始末。
 ”2000HKDじゃダメだ。4000HKDにしよう” ・・・すぐ10000HKD追加、また10000HKD追加。   結果30分で30000HKDの負け。 やはりパチンコでのカネの動きにしか慣れてないオレにとってはまさに悪夢だった。   ふらふらになりながらテーブルを離れる。30万円失ったという現実と、異常なまでの湿度のせいで倒れる寸前だ。 何とかタクシーに乗り込みGリスボアに戻る。

 ”どうしよ”  定位置のBFビデオバカラに座り考える。 とりあえず手元にはローリング済の20000HKDのチップがある。もちろんコイツは換金可能だがここで帰るワケにはいかない。
     ”もう一勝負だ”
 良さ気なテーブルを探して徘徊。 と、前回来たときちょっと勝たせてくれた ”ベトナム人みたいな顔(勝手なイメージ。男、30歳位)のディーラー発見。  よし、ヤツで勝負しよう。10000HKDのチップを1000HKDに両替してプレイ開始。他に客はいない。このベトナム人、愛想はないが小気味よくカードを配る。

 今は制服を着て完全カジノ側の人間だが、仕事以外ではいいヤツなのかも。
 ふとディーラーという職業について考えた。 ”自分の収入の何倍もの、時には年収程のカネがカードひとめくりで決まる現場に毎日居合わせて日々の金銭感覚はマヒしないのか?  もちろん自分の勤務するカジノでプレイする事はできないだろうが、他のカジノならできるのか?そうなった場合、やはり一般客より有利なのか” など。淡々と仕事をこなすディーラーの本音を聞いてみたくなった。
 
 さて勝負の方は絶好調。ひらめきがあった時には5000HKDまでベットをあげる。と、コレがビシビシ決まる。ものの30分で20000HKDが40000HKDまで増える。 先ほど ”パチンコでのカネの動きにしか慣れてない” と書いたが勝ちに関しても同じだ。
 ”30分で20万円て・・・” 嬉しさより怖さがさきに立った。 再びチョイ浮きになったとこでテーブルを離れる。 さてどうしたもんか。 さっきまでプレイしてた緊張感がまだ体内に残っていて眠気はない。 そこで思い出したのが ”ベネチアンのチップ” だ。オレが見た中ではダントツにカッコイイ、特に高額チップは。
 ”アレを持って帰りたいな” 思うが早いかタクシーに乗り再びボールペンを見せ橋を渡る。  
 20分後、ベネチアン内のトイレで目薬をさし、ゲンをかついで靴下を取り換える。

    ”さっきはチマチマやってたから負けたんだ。貼るときはデカくいかないと勝てないぞ”
 手を洗いながら自分に言い聞かせる。拳を握りしめ悠然とカジノフロアへ。今回テーブルはこだわらない。ベット額に臆することなくプレイする事ができるか試してみたかった。テキトーなテーブルに座り20000HKDバイイン。1000HKD以上のチップにはホログラムのシールが貼ってあり美しい。 ”よしなんとしてもコイツを持って帰るぞ!”
 1000HKDを基本に焦らずタイミングを待つ。途中何人もの客が入れ替わる。 30分経過。チップは半分になってた。 ”まだ待ちだ” 罫線を見ながら考える。
   
     ”ここが勝負どこだな”
 プレイヤーツラの後のB・B。流れからいくと間違いなくバンカーだ。自身初の10000HKDベット。ディーラーがカードを差し出す。ちなみにオレは ”絞り” はやらない。どうしてもカードを曲げるという行為に抵抗を感じるからだ。 2枚を片手につかみ一気にめくる。 結果は


      ナチュラル9で勝利。キレイに決まりすぎだ。


 10000HKDの配当になると黒服の確認が要るらしい。口笛とも違う独特な合図でピットボスを呼ぶ。他人の配当では見た事はあるが、自分の配当となると格別だ。 その後何度か10000HKDベットを当てる。

 数ゲーム後、透明なカードが出る。気づくと手元には60000HKDのチップがあった。

 さすがにもう疲れた。1000HKDのチップ数枚を残してキャッシャーへ。
 
  11:30 Gリスボアに戻り日本円に両替。札の端部をハサむ見慣れない束が11束。

   ”ヒェー、110万って!”
 約60万円持ってきたかので50万円のプラスだ。 昨日は大勝したらヘリで帰ろうと考えてたけど、例によって香港経由で帰る元気はなく、12:00発の蛇口行きフェリーでシンセンへ。当然爆睡。1h後、起きてしばらくは自分がどこにいるのか解らなかった・・・。



    6月18日~19日   リスボア、Gリスボア、MGM,ベネチアン トータル約50000HKDの勝ち



     
     ・・・あれから半月、実は次のマカオ行が決定した。 その辺の事は ”行ってきます~行ってきました”の方に投稿させてもらいます。




                                        長文失礼しました。


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