リゾカジ カジノレポート

その4. 図々しくも旅費とお土産代回収を目論む(後編)。

* マカオ 2011/ 12/ 14 Written by AD_Kaz

コメント( 8)

初日はMGMでカジノ楽しめたので、次の日は気楽に観光モードです。
そして美味しい物も沢山食べようと同行者と話して、
この日の昼間は世界遺産観光と珠海へ行く事になりました。
昨夜の勝ちでHKDがそこそこあるので、買い物も沢山しましたが余裕でした。
珠海の屋台では1000HKD出してもお釣りが心配になる程、物価が安いです。
セブのマクタンにあるショッピングモールで5000円程度のお札を出して
お釣りがなく30分以上待たされたのを思い出してたら案の定、
マッサージで1000HKD出してもお釣りがなく(近くへ両替しに行くとかで)、
15分位待たされた上に、しかもお釣りは当然の様に元になってしまいます。
なので、両替行くのならスミマセンお釣りはHKDで下さいってお願いしました。
そうそう食事は折角リスボアに泊まったので、ロブションでも食事したいなと
思ってましたが、一か月前には予約しとかないとダメだとか。
コレも次回のお楽しみににします(コレでまたマカオへ行く理由がひとつ追加)。

さて、マカオ二日目のカジノです。
待ち合わせをしたグランドリスボアのポーカーがあるフロアーからスタートです。
同行者がまだ来てなかったので、時間潰しにmin200HKDのBJ卓に座ります。
1、2番は中国人老夫婦。3番にたまに入ったり入らなかったりでその娘さんでしたが、
この方々のヒットとステイが無茶な初心者風だったので、
私はラストに座っても卓全体の利益は関係なくなります。
親を飛ばして卓全体が潤う事より、親対私のみの勝負ですね。
ボックス増減も頻繁でしたが、私も対抗して増減させます。
流れが良くなった時はボックスを変えず、変えるとしても、
偶数なら偶数、奇数なら奇数が良いと私は思ってるので、
私が2ボックス時に他でボックスが増減すれば、私が2ボックスから1ボックスにし、
1ボックスの時に他でボックスが増減すれば、私が1ボックスから2ボックスにします。
私は、ふたつ以上のボックスを使ってる場合は特に、BSより流れを優先します。
ふたつ以上の時は捨て駒になる1単位のボックスとメインは3~5単位で強弱を付け、
どうしても1枚ヒットしておきたいって時に、捨て駒ボックスは犠牲になる事も。
更に書くと親飛びモードに入れば、3~5単位とメイン20単位って感じで張ります。
複数のボックスの内どれをメインするかは、流れで決めます。

気持ち増えてるかなってペースでminのフラットベットで遊んでると、
ココに更にもう一人初心者が加わりました。
暫く後ろで見てたので気にはなってたのですが、この老婦人は徐にがま口から
折りたたんだ500HKDを出して、どうすれば良いのかって感じで私を見ます。
身振りでディラーに渡すように教えるトコから始まります。
どうやら全くの初心者なんですよね...
(やれやれ、今日も初心者にBJ教えなきゃいけないのかと...)。
当然の様にヒットやステイのアクションすら知らない状態です。
何とか合計が21に近い方が勝ちって理解はしてる様なのですが、
初めての体験でカジノで500HKD使える老婦人って(その後二度500HKDで買い入れ)、
どんな生活してる中国人なんだろうなと、考えてしまいます。
とても大事な500HKDなのか、なくなっても全く問題ない500HKDなのか。
やはりカジノではベット金額より、その方の所得水準が気になりますからね。
私も今回は(今の処10000HKDバイインのローベッターですけど)、
もしこの老婦人が例えば2000HKDまでしか使えないとするなら、
このmin200HKDの卓でやるのは無謀ですよね。
せめてmin100HKDの卓でやるとか、ルーレットやスロットやるとか、
minが少ないゲームの中から探すべきですよねとか、
色々考えてしまいますが、今ココで見知らぬ老婦人にそこまで話す事ではないので、
思考を中断します。

ゲームが進行すると、親のフェースが5で老婦人が14でもヒットしようとするし、
親のフェースが8で老婦人が合計9でもステイしようとするし、
こんな感じなので、ディーラーも反対隣りの老夫婦も最初は少しアドバイスらしき
ものを中国語で(なので私は何を話してるかは不明)してましたが、
とうとう見放してしまいました。
が、私の前にこの老婦人の判断なので、当然の様に私は気になって仕方ないです。
親が2で老婦人が12で、どうすれば良いのか、老婦人の顔が私の方を向いてます。
仕方ないのでセオリーはヒットだけど、次のカードがピクチャーだと思うなら、
ステイもアリだと英語で伝えると何となく理解した感じです。
更に数プレイ後、今度は親が7で、老婦人が15で考え込んでます。
BSではヒットですが、あなたは次のカードが何だと思いますか?
飛ぶと思うならステイもありますよって感じです。
私は次のカードはローカードだと思いますけど、
判断するのはあなたですって感じで話します。
老婦人はヒットして6を引いて21になります。
この時私も12で老夫人が引いた6を欲しかったんだよな...って思いつつ、
次のカードが何か考える余裕もなく、ヒットしてピクチャーの飛びです。
もうこうなると、私もminのフラットベットでありながら、
徐々にチップが減っていく、流れが読めないモード入りです。
その後も、簡単に親が○○で、あなたが○○だから、確率ではヒットだけど、
次のカードが○○と思えばステイ(スプリット)もある的な話を
頻繁にしなくてはならない状況も継続します。
当然これ以上込み入った話は、私と老婦人の拙い英語では不可能なので
出来ないですが、最低限の事は教えないとなって義務も感じてしまいます。
この部分、初心者にBJの面白さを伝える、大事な要素ですからね。
特に親のフェースが何で、自分の手の可能性が何処迄あるか、
次に何が来ると思うか(BSでは次に何が来るかは関係ないですが)、
私のセオリーでは次(その次)がとても重要です
次のカードを読むためのセオリーも私なりに持ってたりしますけど
(ココでは長くなるので書かないですが)、
BSに従ってる時でも悩む時は必ずあると思います。
その時は感性で判断するのが、私のセオリーです。
流れが読めた気になレバ、運も引き込めたりしますからね。w

少し老婦人が慣れて、卓の流れが落ち着いて来ました。
老婦人も何もしなくて良い18~20が連続して入りチップも増えてます。
待ち合わせの時間も大分過ぎてるのでいい加減そろそろ
同行者も来る(やめ頃)だろうなと思ってる頃、私に66ペアが入りました。
親のフェースは4で、当然スプリットですね。
私のセオリーでは、親の4、5、6にブラックジャックは要らないです。
21で1.5倍付けより、ダブル手の方が好きです(思い込みですけどね)。
更に書けば、9、10、11より、A絡みの手がベスト。
ヒットとステイ、ダブルを選択できる余地があるからです。
次に良いのはローカードのペアですね。ピクチャーやAのペアは要らない。
ローカードのペアだとスプリットした後に、
次もローカードが来そうな流れならそこで枚数を引けるからです。
勿論ダブルも出来るので、より強気に親の5、6に挑めます。
問題は親にハイカード二枚、もしくはローカードから、最後にハイカード
(少なくとも6以上のカード、出来ればピクチャー)を渡す事です。

何だか話が進まないですね。
書き出したら止まらないのは何時もなのですが、明らかに書き過ぎです...。

6のスプリットでしたね。
親が4、5、6の時のスプリットは曲者です。
強気になっても実りがイマイチな時が多いです。
子供がダブル手だけの時は親が飛ぶケースが多いかなと。
子供が何度も分ける程に、ダブル手が多い程に、親が飛ばない確率が増える
(と、私は思ってます)。コレって不思議なアノマリーなんですけどね。
この時老夫婦の二番ボックスには88のスプリットから、
更に片方は3が入ってダブルでした。次の老婦人は19ステイで私です。
私は66のスプリットからまた6が来てスプリットの後に、
5が来てダブルは7を引いて18。
次の6には4が来てダブルからピクチャーを引いて20。
そしてまた次は6が来てスプリット後に、7が来て13はステイ。
その次6にはAで、ココで私は考え込んでしまいました。
初心者相手のこの卓で経験浅そうなディーラーは、
やる気のなさを顔に出して、早くしろって感じです。
子供が引いたカードは、老婦人の処から順番に
3、8、ピクチャー、6、5、7、4、ピクチャー、6、7、Aです。
私は6とAで、ヒット、ステイ、ダブルが出来る手。
親のフェースは4なので、ピクチャー二枚渡したいトコですが、
流れがイマイチなんですよね...。
次はローカーが来そうな気がするのと、
兎に角親にハイカード、出来れば二枚上げたいトコで、
その後ハイカードが続くかどうかが読めないんですよね。
私もこの卓では精力を注いで、集中して流れを読んでた訳でもないので、
考えてもなかなか浮かんで来ないです。
ま、次はローカードなんだろうと信じて、親が持っていくより自分がヒットした方が
良いんじゃないだろうかって事でヒットは確定も、
更にダブルするかどうかってトコでまた一考です。
6からですからね、ココまでふたつはダブル手で良い感じで上がってるので、
コレはダブルはないなと。
人差し指で軽くラシャを叩いてヒットと告げます。
引き込んだのは5でした。
12ですけど、次はハイカードだろうなとステイです。
後は親が飛んでくれれば最高なんですけど...。
子供は老夫婦が19、18、老婦人が19、私が18、20、13、12
フェース4から親が引いた次のカードはピクチャー(ココまではA6ヒットが正解)。
そして問題の次のカードは残念ながら4でした。
やはりアノマリーですね。子供が沢山引いた時は何故か親も飛ばないです。
それでも最後のヒットで親は19から18へ1目下がりました。
コレで子供は救われた筈ですけど、他三名は誰も気付いてくれない様です...。
結果は私自身は±ゼロとなったこの66スプリットですが、
マカオのBJで一番印象に残ったゲームになりました。
その後も暫くプレーしてると待ち合わせの同行者が漸く現れたので
私は+1500HKDでグランドリスボアのBJは終了です。
因みに老婦人は少し浮いてましたが、その後どうだったかは?
私は初心者と連日のプレイに懲りたので、コレがマカオ最後のBJになりました。

この日は観光と食事、お買い物で結構散財しました。
珠海から戻った後は、同行者がウィンでテキサスホールデムやりたいと言うので、
私は相性の良かったMGMにまた行ってバカラで+2000HKDの後、
深夜はリスボアに戻って、水晶宮とリスボア内の他のエリートルームで少し負け。
結局ホテル別では、リスボアでは負け、グランドリスボアでは少し勝ち、MGMは勝ち。
ゲーム別では、BJでトントン、カリビアンが少し勝ちで、バカラでは勝ちです。
二日目までのカジノ収支はバイインの10000HKDと他に勝ち分が22000HKDですが、
買い物、食事、交通費、雑費とか色々消化して、二日目の残金は20000HKD程でした。


マカオ三日目です。
この日でリスボアはチェックアウトです。
荷物はフロントに預け、明朝4時発の香港行きフェリーの時間までは主にカジノです。
コタイへ行くのでお買い物と、時間があれば水舞間も見る予定でした。
同行者とはリスボアで待ち合わせて、先ずは腹ごしらえをと不夜天レストランへ。
ランチメニューでしたが、食べたい物を飲茶~メインまで色々選べてソコソコ美味しく、
最後の珈琲もまともで、二人で300HKDなら安いんじゃないかなと思います。
お腹もいっぱいになったので、さてコタイへ行きますかって思ってると、
同行者がこの日もテキサスホールデムやりたいと言い出すので仕方なく、ウィンへ。
時間は充分あるので付き合いましたが、生憎ウィンでは開いてる卓に空きが無し。
ベネチアンにもテキサスホールデムがある(同行者も初マカオですが、ゲームの情報は
詳細に仕入れてた様子。マカオではくるくるさんのワンテーマ指さし会話読んでました)
という事なので、香港空港行のフェリーチケットを欲しい同行者の都合もあり、
MGMからマカオフェリーターミナル経由でホテルのバスを乗り継いでタイパ島へ。
コタイのギャラクシー行きのバスで向かいます。
橋を渡っても時間はそれ程かからず、大きなそれっぽい建物がすぐに見えてきます。
コタイのカジノはマカオシティと違ってアメリカンナイズされてました。
ホテルの敷地も大きく、新しいので、雑然としてるマカオシティとは違います
(と書いてますが、リスボア-サンズ間の地図では狭そうな通りも意外と綺麗でしたよ)。
ギャラクシーは大きく、何処に何があるのか判りそうになかったので入口のお姉さんに
仕方なく尋ねたのですが、ネイティブな英語で答えてくれました。
マカオに来て初めて聞く綺麗な英語で、私は片言しか話せないのに何故かホッとします。
中国語では困難な、コミュニケーションを取れるって事が嬉しかったんですよね。
ギャラクシーのカジノは端から端までざっと覗きましたが、
一つひとつ卓を覗いても、何となくピンと来るものが無くてゲームする気になれず。
同行者は早くテキサスホールデムやりたそうだし、買い物もしなきゃいけないし、
他にもCODにも行かなきゃいけないしで、早々にバスに乗って
(バスだと直ぐですが、歩くには遠い距離です)ベネチアンへ移動します。

ベネチアンのカジノはとても広かったです。
流石に世界一の面積を誇る豪華絢爛なカジノと謳うだけの事はあります。
カジノも、ホテルも、ショップも一流感溢れてました。
ベネチアンに着くなり同行者がポーカーエリアに向かったので、
私はココからはフリーです。
早朝のフェリーに乗る時間までたっぷりあるので、余裕でショッピングも出来ました。
残念なのは、水舞間(ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター)を見れなかった事です。
随分昔にラスベガスのベラージオでシルクドゥソレイユのO(オー)を見て以来、
シルクドゥソレイユは結構見てますが、今回の旅程中はベネチアンのZAIA(ザイア)は休演。
O(オー)のプロデューサーが手掛けた水舞間は席も空いてたので、見たかったんですけど
雲行き的に(同行者が興味なさそうなので)、CODと水舞間は次回のお楽しみです。
さて、マカオでのお買い物は全て終えて、ココからはカジノだけです。
ココまでお土産での散財が響いてバカラの勝ちどころか、バイイン分も下回って、
手持ちの現金は5000HKDになってました。
普段は持ち歩かない高額紙幣を何枚も持ち合わせて錯覚してたんでしょうね。
飲食や雑費は仕方ないにしても、買い物にはお金を使い過ぎた様です。
カジノ外での欲を抑える事までは、考えていなかったのもありますが...。
旅のテーマを完遂する為には、バイイン分で人質になってる日本円の解放は必須です。
リスボアに戻ってフェリーに乗る時間を逆算して、
このまま寝ずにプレイするので、時間はたっぷりあります。
って事で、カジノ三日目は5000HKDからスタートで倍化目標となりました。
そして私がMGMの次にベネチアンを好きになった理由も書きます。

カジノではゲームだけでなく、カジノ独特の雰囲気も楽しみたいですね。
ニューカレドニアのメリディアンにあるグランカジノは小さいのですが、
地元の方が大半で、他はフランス人、オーストラリア人。
会話がフランス語なので、BJやバカラやってても新鮮です。
気取りもなく、のんびりした避暑地のカジノで、
殺伐とした空気もなく、気軽に参加できるのが良いです。
ついでに書くと、私はコンプはあまり好きではないです。
特にminベット額に加えプレー時間まで最低ラインを決められてしまうとダメですね。
マカオはダメなら他に行けば良い環境なので特にそう思います。
逆にテニアンのダイナスティみたいにカジノが一軒しかない環境では、
お得なコンプもアリでしょうけど(大会に出るとコンプが良い様ですね)。
そう言えばテニアンは韓国人率が高いです。
たまたまでしょうけどテニアンでは、お行儀が悪い韓国の方を沢山見てるのもあって、
どうも出来れば、同席は避けてしまう傾向にあります。
フェリー以外に私がテニアンが合わない理由がココにもありました。
そういう意味では、マカオは中国人ばかりで、たまに日本人や欧米人の環境です。
それに、ベネチアンの広さはとても良いです。
数あるカジノの中の一軒で、この規模の広さ。
今回マカオがラスベガスを抜いたって話を、行ってみて初めて納得しました。

ベネチアンの雰囲気はとても気に入りました。
内装、照明、客層、広さ等々、申し分ないカジノだと思います。
私は楽しむために、バカラをしにベネチアンへ行ったのもあり、
先ずはすべてのバカラ卓を覗きました。
この日は火曜日でしたけど、マカオGP終わってサービスモード入りなんでしょうか。
1目テレコが20連荘位してる卓もあれば、L字の後に即L字を重ねてる足も。
罫線が良い卓が多い上に、熱気が凄かったです。
子供がチップを積み上げてる卓が多く、それだけ威勢が良いのも納得なんですが、
中国人の喧騒が心地よくて、楽しめるんですよね。
マカオの隆盛は、中国人のバブルも影響してるんでしょうけど、
今回初めてマカオに行って、マカオのカジノは歓声が凄いなって印象です。
同じく大箱が多いラスベガスとの違いは明らかで、
東洋人としては、澳門の方が馴染むんではないでしょうか。

初マカオ、初カジノの方のために参考になるかと私なりに細かく書いてきましたが、
それにしても明らかに書き過ぎてますね...。
しかも、コレでも書いてしまったものをザックリ削ったりしてます
(主にBJとバカラのセオリーとか、株との相関とかなのでこの投稿では不要かなと)。
しかも、初投稿で四連投は、このサイトの空気が読めてないと
ご立腹な方もいらっしゃるかもなので、
カジノ記のラストへ向けて、この先はサクサクと書いていきます。

BJでは下手な客とか、ブツブツ他人のヒット、ステイに文句言う方が居ると嫌ですが、
バカラの、自分が張ってる方を応援する歓声はウェルカムです。
MGMの様に、中国人が何重にも取り囲む中、その喧騒にまた参加したいなと。
なので、卓選びは慎重にしました。
客が凹んでる卓では、ダメです。
客が儲かってる卓、何となくパワーやオーラ、熱気を感じる卓に座らないと、
良い流れは来ないです
(と私は思ってます)。
それに、基本的にプレーヤーに張るので、罫線はじっくり観察して、
プレーヤー優位の足か(優位になりそうな足)を選びます


良さ気に見えたのは卓は大きいのに親がカードを捲るミニのノーコミッション、
min200HKDに座って、2000HKDをバイインします。
プレーヤー優位の目なので、張るのはプレーヤのみですが、なかなか勝てないです。
絞りが無いのでサクサクとゲームが進行するのですが、リズムが無いんですよね。
ローベッターのくせに、バカラで絞りもないれないミニはやはり嫌いです。
-1500HKDでこの卓は退散です。気分転換でもしようと改めて、
広いベネチアンのバカラ卓の罫線を、端から端まで見て回りました。
やはり、どの卓も好調な様です。
パチンコ屋の新規(新装でない)開店並みの大サービスしてるんじゃないかって活況で、
勝てない訳がないなと、決意も新たに(それでも手持ちの現金が少ないので)、
min300HKDの7番までしかない卓に座ります。
さっき負けた卓と同じミディアムサイズの卓ですが、
ベネチアンでは絞り有る無しの境界は、min200と300の間にある様です。

次に座ったのもノーコミッション卓で選んだ理由は、活気です。
みんなチップを積んでます。
1~5番までは中国人の団体さんでした。
奥さん連れで7家族位が一緒に旅行してる様です。
その中で、絞ってるのは常に団体の親分格な岸谷五朗似のお兄さん。
仲間のチップを集めて、親分さん(以降五朗さん)がベットしてるので、
常に五郎さんが絞ってます。
mini300HKDの卓でも、まとめてベットするので、仲間は100HKDでもかけられます。
勝てばその都度配当付けて仲間に戻すのが手間ですが、それも楽しんでる様です。
ワイワイやりながらバックベッターにも仲間がいて、全員で楽しんでましたが、
ま、それも五郎さんが冴えててみんなが勝ってるって事もあるんでしょうね。
勝ってる方はみんな楽しそうなのがカジノです。
団体さんが絶好調だったと思われるシューが終わり、
このタイミングで席が空いたので私は6番に座りました。
五郎さんのお隣です。7番はオシャレな感じの中国人。
更に団体さん以外のバックベッターは私の後ろ側に集まり、
シューが始まる前から賑やかな卓になりました。
幸い始まったシューはプレーヤー優位にゲームが進み、私も運良く当たります。
チップが順調に増え、私がベットを増やすと問題が起きます。
五郎さんより私のベットが多いと当然絞るのは私になるのですが、
そうなると五郎さんも向きになってベットを上げます。
プレーヤーでどちらが沢山ベットするかで、何度か攻防した後、
私が次はバンカーと思い様子見してる時に、五郎さんが何故バンカーに張らない
って感じの中国語で話しかけてきました(判らないので多分ですけど)。
それまでは適当に肯いたり、セイピンとかテンとか言ってたので、
中国語を少しは理解してる正体不明の東洋人と思われてたんでしょうけど、
会話を促されると話すしかないですね。
英語で話しても五郎さんとはコミュニケーション出来ず、
身振り手振りの会話になります。
それでも張れと煩いので、私は100HKDを五郎さんのバンカーチップに重ねます。
コレがマカオで初のバンカーベットになりました。
そしてその後も、私が張るまで五郎さんが見てるので、
仕方なくたまにバンカーにもベットするようにしました。
更にプレーヤーで私がベットが多い時でも、絞りを五郎さんに譲ったのですが、
(お礼に私が煙草を持ってるのに、自分の煙草を差し出して吸えと。コレって
中国では友情の証しか何かなんでしょうかね?)
それ以降はいつの間にか、この団体さんの仲間に組み入れられた感じです。
どっちに張るか五郎さんが私に確認し、私が答え、みんながベットする。
そんなリズムでゲームが進みます。罫線の形は良くないのですが、
プレーヤ優位の展開なのでチップも順調に増えてます。
たまたまなんでしょうけど、私と五郎さんがベット下げると外れ、
二人一緒にベットを上げた時だけは、殆ど勝ってしまう展開になり、
歓声が凄いのもあって、バックベッターの数も増えました。
隣の高額エリアから見学に来たハイローラーも
バックベットで10000HKDをドンドン置きます。
バックベットが余りにも多過ぎて、MAXやバランスが一瞬気になる程。
でもそれはホントに一瞬で、マカオではスプレッドが大きいので杞憂ですけどね。
この卓を囲む盛り上がりがあるからこそ、今のマカオのポジションがあるんだなと
現場で、その興奮の中にいて、しかも中心にいる事で、実感しました。
ひと頃では考えられなかった罫線を付けなくて済む状況、
(株もそうですね。ツールクリックすれば罫線とオシレータが簡単に見れます)。
熱気で卓を判断するだけでなく、罫線の足でも簡単に判断出来るボードがあるから、
バックベットでも盛り上がれるんですよね。

不思議なんですが、この卓でディーラーがどんな方だったか記憶にないです。
それだけゲームに集中してたんでしょうね。
ディーラーの手元と五郎さんとのやり取り、罫線ボードを睨むだけでした。
シュー終わりで同行者を探しに行ったのですが見当らず。
既に24時回ってたのですが先に帰ってしまった様です。
現金1000HK強とチップは8000HKDまで増えてました。
バイインの10000HKDまでは後1000HKDです。
時間的にはまだ大丈夫なので、再度バカラの線を見て歩きました。
先ほどの卓に戻ると、五郎さんが手を挙げて誘います。
シューの途中でしたが、態々仲間を立たせて席も空けてくれました。
ココからは私は1000HKD増やす為にゲームをします。
自信がある処だけベットするのみです。
毎回五郎さんが聞いてくるので、自信がないところでも、バンカーかプレーヤーか
答えてはいましたが、バンカー優位のシューだったので正解率はイマイチ。
私のチップが1000HKD増えたトコで帰るって挨拶をし、
五郎さんとは握手して別れました。

コレがベネチアンが好きになった理由です。
MGM同様勝てれば好きにはなりますけど、ベネチアンは雰囲気も馴染めました。
ここのカジノなら何度来ても、ストレスなく過ごせそうです。
今回もバカラでは、95%以上はプレーヤーへのベットでした。
典型的な私のスタイルでバカラで勝てたので良かったです。
私は不思議と、バカラではブラックジャックが良く来ます。
バカラでは1なので何の意味もないですが。w
なので3枚目はスリーサイドが欲しいと願い、来る時は調子が良いです
BJでも面白いジンクスがあって、調子が悪い時は12のヒットでピクチャーが来ます
そしてそんな時に限って、12がしょっちゅう来て、お手上げになります。
親が12でピクチャーはなかなか見れないですけどね...。

フェリーの時間には早かったですが、タクシーに乗って
ベネチアンからリスボアへ向かいます。
今回はBJでは勝てなかったですが、バカラのお蔭でカジノ収支は+27000HKDでした。
残金は10000HKD+αで充分ってトコでふと考えました。
重要な点に気が付きました。
1HKD=10円のラフな計算で過ごした所為ですが、
そうなんです、人質は福沢さんが11人です。
救出するには11000HKD必要で、1000HKD弱足りなかったんですよね...。
ボブさん曰く、全額ならすぐだけど、足りない場合は計算するのに時間かかるとか。
僅か1000HKDですが、エリートルームで回収するしかない様です。
深夜のエリートルームではBJは開いてないです。
バカラには三人の中国人。罫線はイマイチで、バンカー優位の展開です。
2000HKDバイインしてタイミングを計ってプレーヤーに500HKDベットしますが、
桁違いの中国人のバンカーに対し、500HKDで絞るのは申し訳なく、
簡単に捲ると連続でバンカーとなって負けです。
この展開は拙いですね...。
時間一杯カジノにいて、最後の勝負で所持金全部溶かす事は良くある話です。
そうならない為にも、しばし気分転換
です。
ボブさんに送りの車の時間を確認して(30分以上早いのしか無いとか)、
ビジネスセンターのPCでエアーのチェックインを済ませ、搭乗券も出力して、
webメールもチェクして、フロントに預けてあった荷物を受取り荷物を詰め替えたりで、
帰る準備を済ませて、心置きなくバカラをやれる環境を作りました。
手持ちの現金が消えて、福沢さんを救出出来なくても、
カジノ収支はこの時点でも余裕でプラスでしたが、やはり旅のテーマからは外れます。
送りの車は諦めて、最悪はフェリーターミナルまでタクシーもアリです。
ギリギリまでタイミング計れば良いんじゃないかと。
ビール飲みながら余裕でタイミグ計ります。
随分昔の私だったら、最初の連敗からそのまま焦って溶かしてしまうパターンでしたが、
今は少しは学んだんだって事でしょうか。
用事を全部片付けて余裕が出来ると、思考もクリアになります。
チップは1000HKD。コレで二回勝てば良いだけです。
其れには勝てるトコだけベットすれば良いだけ(と信じるだけ)
バンカーの切れ目でプレーヤが3回は連続しそうなタイミングで、
更に最初のプレーヤーは念のためにベットせずに、確認するだけってトコまで、
ビール飲みながら様子見しました。
そして自信を持てるバンカー切れのタイミングが来ました。
そして予想通りのプレーヤーが出ます。
ここからプレーヤーにベットして連勝して+1000HKDのノルマ達成です。w
人質も無事救出して、帰りの交通費と軽食分くらいのHKDも残りました。


ここまで読まれた方はお疲れ様でした。
超長文なのに、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
最後に、コレまで避けてきたマカオ行のきっかけを作ってくれた、
このサイトに感謝です。
この年末年始は同様にコレまで避けてきたソウルのカジノに行く事にしました。
ウォーカーヒルでリレーバカラ(どんな内容なんでしょうか?)に挑戦してきます。
コレもこのサイトの投稿読んだのが切っ掛けです。
駄文を最後まで読んで頂いた皆さんにも、幸運を。


このReportへのコメント(全 8件)

2011/12/19(Mon) 11:17

しゃんぱん

レポート楽しませていただきました。

私はバンカーばかり張っていますけども・・・。(笑

中国人に混じって
一緒に盛り上がれるときは楽しいですね。

言葉は通じなくても
一緒に絞りあって戦った仲間意識がうまれます。

2月にはマカオでリゾカジのオフ会もあるようです。

また違うマカオも楽しめるかも知れませんよ。


2011/12/19(Mon) 15:48

AD_Kaz

コメントありがとうございます。
マカオのオフ会には参加したいなと検討中です。
でもその前に年末のウォーカーヒルで資金作らないと。w

リスボアのデラックスルーム1泊貰うには、
どれ位プレイすると良いんですかね?


2011/12/19(Mon) 16:59

しゃんぱん

2月のキャンペーンが
どのようになるかわかりませんが、

12月は以下のようになっているようです。

http://resocasi.com/prdetail?id=143


ファーストバイイン
HK$80,000


リスボア・デラックスルーム1泊にプラスされて、
HK$300リスボア商品券ーーーこれでレストランで食事ができます。


また、初めて利用される方には

■新規会員限定 プログラム
ファーストバイイン
HK$10,000
 というのもございます。


つまり、10万円でプログラム参加ができるということですね。



詳しくはリゾカジオフ会幹事のちくわさんからの、オフ会の発表があると思います。



2011/12/19(Mon) 20:04

AD_Kaz

詳しくありがとうございます。
行くのであればプログラムに参加すると思います。

気になったのは、セカンドバイインで、
(1)10,000HKD  1%キャッシュバック
その他リスボア商品券、宿泊券、航空券などもご用意しております。

これがどの程度なのかなと。
行くなら何泊もするので、宿泊がどの程度で貰えるのか。
もしくはリスボアなら安いので、自分で部屋取った方が良いのか。
この辺り、実際コンプ受けてる方の話が聞けたら嬉しいなと。


2011/12/20(Tue) 10:51

しゃんぱん

最近は良く変わるので確かではありませんが、

セカンドバイインは

まず、1%のキャッシュバックが受けられます。

それにプラスして、

20万HK$で宿泊が1泊サービスされます。



ですから、初回のバイインを多くして

先に無料の宿泊分を3泊とかで確保したほうが率が良いです。


2011/12/20(Tue) 21:21

AD_Kaz

ありがとうございます。
初回のバイインが多い方が良いって事ですね。

>ファーストバイイン HK$80,000
>リスボア・デラックスルーム1泊にプラスされて、
>HK$300リスボア商品券ーーーこれでレストランで食事ができます。

コレに加えてセカンドバイイン20万HKDで、
1%のキャッシュバックを考えると、
無料宿泊計2泊+キャッシュと商品券でもう1泊+αってトコですか。

狭いエリートルームで、28万HKD回せるかどうかですけど、
頑張るしかないですね。


2011/12/21(Wed) 09:59

しゃんぱん

商品券は食事だけに使えると思いますけど
詳細は直接確認したほうが良いと思います。

ファーストバイイン
HK$230,000のほうが、はじめから、
リスボア・ロイヤルタワールーム3泊がついていますので楽かなと思います。
(プラスHK$600リスボア商品券)

ま、結果としておまけがついてくると考えたほうが、
コンプ地獄に陥らなくていいかもですね。

ワンベット勝利(2ベット?)でホテル一泊できますからね。

楽しみながら勝利してください!



2011/12/21(Wed) 10:13

AD_Kaz

そうですね。
コンプの罠は怖いです。

初回23万HKDが条件良いですね。
ただ今回バイインでクレジットカードはダメだと言われたので、
現金持っていくとなると、多過ぎますね...。


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