行ってきます〜ました
ゲンティンで今年初戦(上)
NO. 1060 2012/02/05 (Sun) 21:48
Written by ジー・オー
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これでもかというぐらい負けた2011年がようやく終わり(笑)、新年を迎えた。
2011年は数えで42歳の本厄。不調はすべてそのせいにして、2012年は、新たな気持ちで臨まなければならない。
今年の初戦は、冬休みを取ってオーストラリア(パース)でと考えていたが、同行する友人から「この前ゴールドコーストオフ会に行ったから、趣向を変えたい」との要望があり、マカオかマレーシアで迷った末、マレーシアに決めた。
マレーシアには20代の頃、友人を訪ねて毎年のように行ったが、リゾカジの門をくぐって以来、行っていなかった。クアラルンプールの郊外、ゲンティンハイランドにカジノがあり、昔、遊びで行ったことがあるが、人が多くて落ち着かないというイメージしかなく、その後もリゾカジの掲示板などであまりいい話を聞かなかったので、足が向かなかった。
しかし、マレーシアに行く以上、情報収集だけはしておこうと、リゾートワールド・セントーサの窓口であるゲンティンインターナショナルジャパンに問い合わせてみた。同じゲンティングループでも、運営会社が違うらしく、対応に時間を要したが、1週間ほどして、以下のような回答が来た。
ノンネゴのキャッシュバックプログラムは、シンガポールと違い、バカラとルーレットだけ。BJの場合、テーブルでプレーヤーカードを見せ、ベット額とプレー時間に応じた「ゲンティンポイント」を付けてもらい、それでホテル代や部屋付けの経費をまかなう仕組みだという。
平場はごみごみした記憶があったので、VIPルームにBJがあるかを聞いたら、レートは不明だが「ある」との回答。到着時に、入室のためのカードを発行してもらいたいと頼むと、「手配しておく」との回答だった。
ホテルはランクや趣向に応じて複数あり、とりあえず、ゲンティンでは一番高級とされるマキシムズ(旧ゲンティン)を1泊、2番目のハイランドを1泊、取ってもらう。値段はともに470リンギット(RM、1RM=約25円)ほどで変わらないが、ポイントで支払う場合、ハイランドホテルの方がかなり安いポイントで泊まれるということだった。
連れがいるので、まずは普通のバカンス。1月19日、羽田深夜発のSQで、シンガポール経由でペナンへ。ビーチで思いつきでパラセーリングをしたり、屋台を食べ歩いたり、足裏マッサージをして、翌日、エアアジアでクアラルンプールへ。市内のホテルで1泊し、ツインタワーの見えるプールでくつろいだり、チャイナタウン界隈を散策。
夕方、KLセントラル駅から、リゾートワールドゲンティンが運行する赤いバスに乗り、高速経由で1時間ほどで、ふもとのバスターミナル着。山道をビュンビュン飛ばしたため、二人とも半酔いでフラフラに。ここからケーブルカーに乗り、15分ほどで、ゲンティンリゾートに到着する。かなり肌寒い。高原だけに、30度を超えるクアラルンプールとは別世界だ。
マキシムズホテルでチェックインしていると、VIPホストの長身の男性が笑顔でやって来た。VIPルームの入室手続きをするというのでパスポートを預け、8階の部屋へ。改装したてという感じで、こぎれいだが、クアラルンプールで泊まった、シャングリラ系のトレーダーズホテルと比べると、値段はほぼ一緒だが、パンチ不足を感じてしまう。
バスタブとシャワーが別だったので、まず湯につかり、シャワーで体を洗う。長袖シャツに着替え、ホストに電話しロビーで落ち合う。ハイランドホテルのロビー近くのエスカレーターを上ったところにある、VIPルームの受付カウンターへ。シャンデリアがまぶしい、豪華な作りだ。顔写真を撮られ、シルバーカードをもらう。ノンネゴプログラムだとゴールドカードということだが、シルバーカードでも、二つあるVIPルームに両方入室可能とのこと。
ホスト2人の案内で、入口でカードをリーダーに通し、VIPルームに入る。入ってすぐ右にキャッシャーがあり、外貨はここでデポジット可能という。この日(2012年1月21日)の円のレートは、ほぼ市場価格の100円=3.98RM。1RM=25円強。レシートをくれ、同一レートで取り戻し可能だ。
BJは、キャッシャー近くの2台のみ。レートを見て驚く。300-3000RM。10倍の幅しかない。「300を下限に、レートを変えることは可能だが、幅は10倍のみ」という。これではプレーできないなと思いつつ、その先のレストランへ案内される。ここのバフェは無料で食べ放題で、ソフトドリンクも無料という。バフェは朝、昼、夜、深夜ごとに時間限定で出され、メニューはその都度変わるという。
室内のエスカレーターで上に上がると、もう一つのVIPルーム「インターナショナルルーム」があった。ここには4台のBJがあった。レートは100-1500RMで、下より幅がいくぶん広い。下の部屋よりやや照明が暗めだが、広くて天井も高い。中央に喫茶コーナーがあり、コーヒー、茶、ソフトドリンクはセルフサービス。ホストには「ここではゲームテーブルで飲むことは禁止されている」と言われたが、後にプレーした際、飲み物をテーブルに置いてプレーする客もおり、私もそれにならって、テーブルで飲んだ。
ホストには「ここのチップはメーンフロアと同様、キャッシュチップで、階下では違うチップを使用するので、プレーし終わったら、ここのキャッシャーで現金に換えるように」と言われた。
夕食が済んでなかったので、連れと階下に降り、バフェをのぞくが、やや「ただメシ相応」感がして、食指が動かない。カジノを出て、1階の手軽な食堂に入り、私はフライド・ホッケンミー、連れは海南チキンライス。ペナンとクアラルンプールで安い屋台を食べ歩いてきたので、だいぶ高く感じたが、それでも一皿300~400円程度。おいしくいただき、風呂に入るという連れと別れ、VIPルームへ。
移動で疲れていたので、これからプレーするかどうかは微妙だが、とりあえずキャッシャーで40万円を両替。1万6000RM弱を100RM札でもらう。
インターナショナルルームの4台のBJは、すべて客がついていた。バックベットありだが、複数ボックスを賭ける客が多く、どれもほぼフルボックスになっている。酔っ払いや、よどんだ感じのプレーヤーも多いため、しばらくプレーできそうにない。
メーンフロアへ出る。昔の記憶そのままに、客でごった返している。別個に名前の付いたプレーエリアがいくつもあり、迷子になりそうなので適当なところで引き返す。BJはないかと、かなり注意を払って探したが、すべてポントゥーンだった。
インターナショナルルームへ戻ると、客がいくぶん減っていた。疲れていたので、無理は禁物と思ったが、午前1時、迷った末に、テーブルに着く。ミニマム100RMなので、その20倍の4000RM(約10万円)を勝ち逃げ・負け逃げラインに設定し、今年最初のプレー開始。
しかし、ずるずると削られ、ベットアップが入らないまま、なすすべもなく40分で-3900RM。
喫茶コーナーで休憩して臨んだ第2Rも、ベットアップ連敗で、25分で-3900RM。
午前2時半、体の疲れに、精神的な疲れも加わり、引きずるように部屋へ引き上げる。
(つづく)