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勝利時の税金に関する質問
NO. 665 2011/01/02 (Sun) 23:24
Written by YKK
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リゾカジの皆さま、あけましておめでとうございます。
いつも楽しく拝見しています。
自分はソウル、マカオ、ラスベガスを主戦場とするバカラプレーヤーです。
今年は時間があればオフ会にもぜひ参加してみたいと思っています。
よろしくお願いします。
さて、今日は1つお伺いしたいことがあり、投稿させてもらいました。
実は昨年、韓国でバカラをしてきたときに、1,000万円ほど勝ち、すべてをカジノで円に変えて帰ってきました。
その際、帰国時に空港で申請をしなければならないと思うのですが、以下のような手続きを踏みました。
(1)インチョン空港で
税関に行ったのですが、カジノでもらった両替証明を見せるだけで、申請書への記載、現金確認などは何も求められずに通過。事実上、何も記録が残されてない状態で出国。
(2)成田空港で
税関申告書の100万円を超える現金の欄にチェック、さらに別紙の「支払手段等の携帯輸入申告書」にも記入し、税関で申請。
ただし、書類を提出し、「個人の金ですか?、法人の金ですか?」と聞かれただけで、この現金がどこから発生したのか質問されたり、現金・証明書の確認などは一切なし。
そこで質問なのですが、このような場合、みなさまでしたら、確定申告をされるのでしょうか。
当然、答えは「yes」だとは認識はしておりますが、競馬やFXなどの場合でも、実際の問題として、年間の収支を計算し、「雑所得」の申請をする人は少ないと把握しております。
当然、日本国民の義務として納税が存在することも理解していますし、常識に欠けるような質問をしているということも申し訳なく思いますが、実際のところ、どうなんでしょうか。
また、こういった場合の最良の申請方法などもあれば、合わせてご教授願えれば幸いです。
ちなみに2010年の収支はいちおうプラスで終えております。
忌憚なき意見をお聞かせいただければと思います。
乱文乱筆、失礼しました。
この投稿への返信コメント
Re:勝利時の税金に関する質問
2011/01/03(Mon) 09:12
投稿者:豪州源
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YKKさん
はじめまして。どうぞよろしく。
以上のご質問、たいへん微妙なテーマです。
世界でも例外的ですが、日本の税制では、ギャンブルでの勝ち金も「一時所得」として申告する必要があります。
しかも、勝った場合にのみ、その時にかかった旅行代金等の「必要経費」控除が認められ、年間通算での収支や経費を税務当局は無視します。
ですので、YKKさんがお勝ちになった1000万円には課税されますが、仮に前月に500万円を負けていたとしても、その分を相殺できません。
バカバカしい例ですと、昨年末の有馬記念で100万円の勝利を収めたら、その年は馬券全敗で年間を通し500万円の負けであっても、100万円(マイナス・競馬場への交通費と入場料等の必要経費)の「一時所得」があったと申告する義務が日本国民にはあります。
それゆえ、競輪競馬を含め、多くの人たちはギャンブルでの勝ちを申告しないのではないでしょうか。
タテマエとホンネの微妙な組み合わせかな。
もちろんわたしは正直に申告いたしますが(笑)。
一時この件に関し、SNS内で活発な討論がありました。
だいたい皆さん、日本・外国を問わず出入国では、手持ちの金額を正直に税関申告なさっていました。
難しいのは、「カシノでの勝ち金である」と日本入国時に説明しても、のちに税務当局からの問い合わせがあった人となかった人がいる点ですね。
あそこいらへんは、どうなっているのか、さっぱり見当がつきません。
海外持ち出しが1000万円(カット・ライン)を超える場合、該当カシノ東京事務所での清算とすれば、多くの問題点は解消します。
それでももちろん、勝利の際の申告義務が消えるわけではありません(笑)。
御礼
2011/01/03(Mon) 19:18
投稿者:YKK
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>豪州源様
おっしゃるとおり、微妙なテーマであるため、「お答えくださる方がいらっしゃるだろうか?」と思っておりましたが、さっそく懇切丁寧な解説をいただき、ありがとうございました。
気持ちよく勝って帰ってきたのに、帰国後にこんな問題が待ち受けているとは、まったく罪な話ですよね(笑)
ようは、税関と税務署がどのような連携をとるかということなのですね。
いずれにしても、日本国民である限り、日本国の法律に従うのが原則だ、という風に理解しておきます。
また、東京事務所経由での受け取りも可能とのこと、大変参考になりました。
次回から、勝った場合は、この方法を利用したいと思います。
現在、今回の渡航費用などを計算しております。
いちばん妥当な方法で処理できるよう、手続きしたいと思います。
源さんの著作、いつも楽しく拝読しております。
私は以前、豪州(東部)に留学しておりましたので、いくつかの作品は、大変懐かしくもありました。
いつかどこかでお会いできる日を楽しみにしております。
よき1年になりますように。
ありがとうございました。
YKK 拝