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コタイ、2015年~第2期オープンラッシュへ

2014/ 04/ 04

マカオでは2017年までに8つの新しいカジノ施設がオープンを控えているが、中でもギャラクシーとメルコ・クラウンはベストポジションにつけているといえるだろう。ウェルス・ファーゴによると、マカオのゲーミング市場は今後4年間に現在の倍以上の1,150億ドル規模に拡大するとみられている。コタイ開発の先駆者サンズは、マカオでの同社最後の施設「Parisian」を2015年末にオープンする予定だが、ギャラクシーやメルコにとってはコタイでの成長はまさにこれから始まるのだ。両社の施設は2015年から始まるコタイ開発第2期の先陣を切ってオープンするため、ゲーミングテーブルの割り当てやディーラーの確保において、少し遅れてコタイで施設建設を進めるMGMやWynnよりも有利になるとみられている。サンズがParisianで割り当てられた開発用地を使い切るのと対照に、ギャラクシーは来年新施設をオープンしてもなお、半分以上の開発用地を保有する。いずれにしても、コタイでの第2期オープンラッシュにより、オペレーター間の勢力図の変化が注目される。