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マリナベイ・サンズに米司法省の調査、マネーロンダリング規制違反の可能性で

2020/ 06/ 06

ブルームバーグは、シンガポールのマリナベイ・サンズが上得意客の口座の扱いに関して、米司法省により反マネーロンダリング法違反の調査を受けていると報じた。。
今年1月に、米国司法省はマリナベイ・サンズの元コンプライアンス責任者宛てに大陪審の召喚状を発行、聴取や情報の提出を求めたという。
ラスベガスの連邦検事局の広報担当者は、現在進行中の調査についてのコメントを拒否している。召喚状は、ハイローラーの資金移動を担当していた別の元カジノ従業員に関する情報も求めている模様。

マリナベイ・サンズは世界で最も収益性の高いカジノの1つで、その売上は親会社ラスベガス・サンズの5分の1以上、営業利益は約3分の1を占める。またマカオを含む同社のアジア事業は、昨年のグループ売上高137億ドルの約85%を占める。昨年シンガポール政府は、ゲンティン・シンガポールとラスベガス・サンズが保有するカジノライセンスを2030年まで延長することに合意、それと引き換えに両社は合計90億SGDを観光事業に投資すると約束した。By Resocasi.com