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サンズがラスベガスから撤退、アジアに注力へ

2021/ 03/ 04

ラスベガス・サンズは、同社の所有するラスベガスの「ベネチアン」「サンズ・エキスポ&コンベンションセンター」などの事業を総額62.5億ドル(約6,690 億円)で売却しストリップでのゲーミングビジネスから撤退、アジア市場によりフォーカスしていくという。べネチアン、エキスポセンター、パラッツォなどの名称は残り、サンズの本社はラスベガスに残る。3月3日に行われた発表によると、VICI プロパティーズがザ・べネチアンリゾート・ラスベガス、サンズ・エキスポ&コンベンションセンターなどの不動産資産を40億ドルで、アポロ・グローバル・マネジメントがベネチアンを運営するサンズの子会社を22億5,000万ドルでそれぞれ買収する予定で、取引は第4四半期までに完了するという。サンズの会長兼CEOのロバート・ゴールドスタイン氏は「アジアは引き続きラスベガス・サンズの重要な屋台骨であり、特にマカオとシンガポールでの開発に注力していく」と述べている。
一部の業界アナリストは、同社がこの売却益で、故アデルソン氏が長年反対を唱えてきたオンラインギャンブルに進出すると予想している。 By Resocasi.com