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ラスベガス、65歳以上の客足の戻り順調、ワクチン普及で

2021/ 04/ 07

地元紙によると、ラスベガスのカジノではアメリカ国内の65歳以上のギャンブラーの訪問が増えているという。

ワクチンが普及したことが主な要因のひとつと考えらえる。アメリカでは既に成人の22.4%がワクチン接種を受けており、優先順位の高い65歳以上の層では接種率は50%を超えている。

レッドロック・リゾーツ、ボイド・ゲーミング、ペン・ナショナル・ゲーミングなどの経営陣が最近の決算説明会などで、65歳以上の客足の回復に気付き始めたと述べている。

業界のあるコンサルタントは65歳以上の世代は、教育費も払い終えて元々資金的な余裕があるうえに、パンデミックで重症化するハイリスクグループということでこれまで外出を控えてきたために、遊興費も蓄えられているはずで、今後さらにワクチンが普及するにつれ、再びカジノへと出かける率が高まるだろうという。

ラスベガス観光局の2019年のレポートによると、ベビーブーマー(現在57~75歳)世代は飲食、交通、ショッピング、観光など、ほぼすべてのカテゴリーでミレニアル世代よりも消費額が高く、ギャンブルへの予算も1回の旅行で平均838.20ドルなのに対し、ミレニアル世代(現在の20代半ば~40歳頃)は350.47ドルとなっており、カジノ側も、収益率の高いシニア層の増加を歓迎している。 By Resocasi.com