世界のIR・カジノニュース

ラスベガスのカジノ、ハイペースで売上回復進む

2021/ 04/ 30

ラスベガス観光局は先日、3月の訪問者数が220万人を超えたと発表した。
この数字は2019年比では40%減となるが、昨年コロナの感染拡大防止でカジノなどが閉鎖される直前の3月前半の観光客数150万人を上回った。ネバダ州のカジノのGGRは2020年2月以来初めて10億ドルを超え、10億7,000万ドルに達した。
3月15日には収容人員が50%まで拡大されたこと、昨年は中止されたNCAAバスケットボールトーナメントが開催されたことなども追い風になったとみられる。

シソラック州知事は5月1日にはコロナウイルスの緩和策を各地域の管轄に委ねるとの方針を発表、6月1日を目標にマスクなどの飛沫対策を除き、全州での制限を解除するとしている。ゲーミング管理委員会は、クラーク郡のカジノは5月1日から80%のキャパシティで営業できると発表した。同委員会のアナリストは、連邦政府による対コロナ救済策によって殆どのアメリカ人が最大1,400ドルの追加給付金を受け取ったことで、ギャンブルへの支出が活発化したとみている。ストリップのGGRは5億100万ドルと、2月の3億4800万ドルから約44%増加、ラスベガスのダウンタウン、ボルダー・ハイウェイ、ラスベガス周辺のクラーク郡、エルコ郡、カーソンシティの5つの地区でも過去最高を記録した。
またネバダ州全体のスロット勝利金総額は史上2番目に高い7億7,200万ドルとなり、スロットマシンの台数は2008年7月以来の高水準となった。 By Resocasi.com