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MGM、大阪の採用試験もVRで?!

2021/ 12/ 23

MGMリゾーツでは、採用前に担当する仕事をヴァーチャル・リアリティ(VR)で体験させているという。MGMリゾーツの人事部門のトップ、ローラ・リー氏はBusiness Insiderに「口頭で仕事の種類を説明したり、ビデオを見せたりするだけでは、伝えるのが難しいことがあるが、VRなら応募者はヘッドセットを身につけるだけで、仕事を体験することができる」と語った。同社では、VR企業Strivrのヘッドセットを採用しており、1月からは雇用センター、キャリアフェア、トレーニングの際に、接客業務用のヘッドセットを配布する予定。同社ではこれまで利用していたビデオやチャットに代り、VRを採用することで、従業員の離職率が下がることを期待している。
またVRトレーニングは、新入社員が 「難しいゲストとのやり取り」に対応するための準備にもなる。体験後に就職を見合わせる応募者もいるだろうが、会社側は金銭的な損失を避けることができる。
MGMリゾーツが91億ドルを投じて大阪に建設を予定しているカジノ・リゾートでも、この技術を採用する予定。
こうしたVRオプションは現在、大手企業の研修で定着しつつあり、Strivrのパッケージはウォルマートやバンクオブアメリカ、ベライゾン、フェデックスなどの企業も管理職登用の際の能力評価で活用しているという。 By Resocasi.com