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マカオのカジノコンセッション、2022年以降も6社は維持の方向か

2021/ 12/ 26

マカオの6つのカジノコンセッションの期限が2022年6月と近づく中、ゲーミング法改正案に関する45日間のパブリックコンサルテーションで集まった意見の多くは「マカオのカジノ事業者数を6社に留めるべき」というものだった。また、カジノのサブコンセッションを認めている現行の取り決めについては廃止という地元政府の提案については賛成する意見が多かったという。
これらのデータは、マカオ政府が発表した「パブリックコンサルテーションについてのサマリー」に記載されている。地元当局は以前から、2022年に現行のカジノコンセッションが期限を迎えることに関して、新たな公開入札を実施すると述べているが、その前に、マカオのゲーミング法の改正が行われる予定となっている。政府は今後、改正法案をマカオ立法院に提出し、来年に実施される公募へと道筋をつけるものとみられる。コンサルテーションの結果寄せられた1,340件の意見のうち、ゲーミングコンセッションの数に関する意見が最多の16.2%を占めたが、その多くが「コンセッションの数は6社にとどめる(現状維持)」「サブコンセッションの禁止を明確に規定するべき(変更)」というもので、コンセッションの期間については過半数が「20年未満」としていた。
この政府によるゲーミング法改正に関するパブリックコンサルテーションの最終報告発表のタイミングや内容を受けて、証券各社はマカオ政府が2022年の新たなコンセッション入札に向け積極的に動く兆しと解釈している模様。この報告発表の後、株式市場ではマカオの6つのコンセッションを持つカジノオペレーターの株価が軒並み上昇した。By Resocasi.com