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MGMリゾーツ第3四半期、前年同期比26%増の34億ドルと増収も、純損失10億超
2022/ 11/ 04
MGMリゾーツの第3四半期連結純収益は、前年同期の27億ドルに対して26%増の34億ドルとなった。これはラスベガス・ストリップの施設の売上と調整後プロパティEBITDARが記録的であったことによる。新しく加わったコスモポリタンの売上も一部寄与、ストリップの施設の収益は前年同期比67%増の23億ドルとなった。ただし総売上34億2,000万ドルに対し、純損失10億5,000万ドルを計上。2020年は、売上高27億1,000万米ドルに対し、純利益18億9,000万ドルを計上していた。この多額の純損失の主な原因は、マカオの2施設に適用される新法に基づく会計処理変更によるものだという。
MGMのCEO兼社長ビル・ホーンバックル氏は、マカオの厳しい状況はさておき「ラスベガス・ストリップの歴史において最高の四半期を記録した」と強調する。稼働率と客室単価が収益増に貢献、稼働率はパンデミック以来最高の93%を記録、同氏は投資家との対談で、ラスベガスの現状に満足していると語っている。が一方で、MGMコタイの施設では最近も、ディーラーが新型コロナの陽性となったため、全従業員とゲストを建物内に留め置いたまま施設が数日間閉鎖されるということがあった。MGMの中国部門の第3四半期の売上は8,700万ドルと、前年同期の2億8,900万ドルから70%減となっている。
同社は日本で進行中のIRプロジェクトのほか、NYでのライセンス取得にも乗り出しており、ホーンバックル氏は来年1月1日までに州からの連絡があると期待していると語る。ヨンカーズ競馬場でエンパイア・シティ・カジノを運営する同社は、ニューヨーク市域の3つのカジノ・ライセンスの1つを獲得することで、ラスベガス式のフルゲーミング展開を目指すという。また同社は当四半期中にスウェーデンのオンラインゲーム運営会社LeoVegasを6億700万ドルで買収、インタラクティブ・ゲーミング事業を拡大するとしている。By Resocasi.com
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