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ミラージュのハードロックへの売却がゲーミング委員会に承認される

2022/ 12/ 17

ネバダ州ゲーミング委員会は12月16日、フロリダのセミノール族の子会社であるハードロック・インターナショナルにMGMリゾーツからミラージュの経営を買収する許可を与えた。
この10億7,500万ドルの取引は、12月19日（月）に完了する予定。これにより、ハードロックはVICI Propertiesと年間9,000万ドルの基本賃料で長期リース契約を締結することとなる。またMGMは120日間、ハードロックのサポートにあたる。
1989年にスティーブ・ウィンによって創られたミラージュの施設を引き継ぐハードロックは、開業以来ミラージュの象徴であった火山のアトラクションに代り、ギター型のオールスイートタワーを新設するなど数十億ドルの投資を計画している。既存の3,000室は改装ではなく取り壊し、新・旧のタワーには合せて3,600 ～3,700室の客室が作られ、ヴィラは残してアップグレードする予定だという。カジノ、レストラン、公共エリアも解体し再建され、カジノフロアは従来の94,000㎡から、174,000㎡へとほぼ倍の広さに拡張される。コンベンションスペースには、新たに高級イベント用のボールルームが加わり、劇場は3,278席から6,265席に、レストランは18軒から最低21軒に増設されるという。
設計・施工図が2023年の夏頃に完成、3～4か月の図面の入札を経て建設には約30カ月かかるとみられるが、ハードロックはその多くが現状のオペレーションと並行して行うことができるとしている。同社は全米及びカナダで13カ所のカジノを運営しており、それ以外に新たに2施設のオープンも決まっている。 By Resocasi.com

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