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リゾーツ・ワールド・ラスベガスが取締役会を新設、元MGMのジム・ムーレンを会長に指名

2024/ 12/ 09

リゾーツ・ワールド・ラスベガスは先週木曜日、取締役会の設立を発表、ゲーミング業界のベテランであるジム・ムーレン氏を会長に、またアレックス・ディクソン氏をCEOに指名した。ディクソン氏は2025年1月16日に就任予定で、取締役会は既に先週水曜に業務を開始したと同社は発表している。プレスリリースによると、今回の決定はリゾーツ・ワールド・ラスベガスの「進化への道筋を強調し、今後の事業戦略を推進するためのガバナンス体制を強化するもの」であるという。

ムーレン氏は元MGMリゾーツのCEO兼会長で、現在はシルク・ドゥ・ソレイユやアラブ首長国連邦(UAE)のGeneral Commercial Gaming Regulatory Authority(GCGRA)などで指導的な立場にある。同氏がリゾーツ・ワールド・ラスベガス会長に起用されたことを受け、UAEのGCGRAのトップとしての立場をどうするかなどについては公表されていない。ラスベガス出身のディクソン氏は、Qカジノ&リゾートと米国アイオワ州のダビューク競馬協会CEOという経歴を持つ。リゾーツ・ワールド・ラスベガスに新設された取締役会には、両氏のほかに、元ネバダ州ゲーミング管理委員会会長のA.G.バーネット氏、MGMリゾーツで経験を積んだ人事担当重役のミシェル・ディトンド氏、ゲンティンBhd.の社長兼最高執行責任者のコン・ハン・タン氏などが名を連ねている。

リゾーツ・ワールド・ラスベガスは今年8月に、ネバダ州ゲーミング管理委員会(NGCB)からマネーロンダリング防止法(AML)を遵守しておらず、違法行為との関係が疑われる個人に施設内での賭博を許可しているとして懲戒処分を求める訴状を提出されており、この申し立てに2024年12月9日までに応じるよう猶予期間が与えられていた。By Resocasi.com