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ネバダ州規制当局、リゾーツ・ワールドのAML違反に関する処分案を公表

2025/ 02/ 03

ネバダ州のゲーミング規制当局は、大規模な賭博スキャンダルの中心人物であるブックメーカー、マシュー・ボウヤーの妻ニコール・ボウヤーに対し、エージェント登録の取り消しと今後5年間のゲーミング関連活動の禁止という処分を科し、調査に協力したことと引き換えに罰則は課さないとの処分を提案した。

ニコール・ボウヤーは、2022年に夫がリゾーツ・ワールド・ラスベガスで100万ドルを預けた際に同カジノの独立エージェントとなり、夫のカジノホストとなって、夫のプレイによる手数料を受け取っていた。夫のマシュー・ボウヤーは、大谷翔平選手の元通訳・水原一平氏の違法賭博事件にも関与していた人物で、連邦検察はカリフォルニア州の夫妻の自宅の捜索で現金400万ドルを押収している。ニコールは夫から、彼女がホストとなれば自分(マシュー)がカジノで負ける金額のいくらかを取り戻すことができる、と言われたことに従っただけで、AMLや違法賭博について理解していなかったと主張している。
州ゲーミング管理委員会の委員の中には、彼女が2030年に50万ドル以上もの利益を得ていたことなどを問題視し、罰則を科すべきだと主張する声も強く、最終的な処分は今後の会議で再検討される模様。 By Resocasi.com