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ラスベガス、カジノでの「写真撮影禁止」は過去の話に?!

2025/ 04/ 22

長年にわたってカジノでは当然のこととされてきた「撮影禁止」のルールにも、ついにSNSの影響による変化が訪れている。これまではイカサマ行為やプライバシー、機密保持に対する懸念から「カジノで写真を撮るのは重大なルール違反」のように言われてきたが、実はそうした法律などは存在しないという。何十年にもわたってセキュリティスタッフが厳格な取締りを続けたことにより“神話”のように定着したものとみられる。



現在では、カジノ運営側がその方針を緩和し、パブリックスペースで自撮りやカジュアルな写真を撮ることを「奨励」しているところも多い。ただし、セキュリティとプライバシー上の理由から、ゲーミングテーブルやキャッシャー、ハイリミットルーム周辺では依然として撮影が制限されている。撮影ポリシーは施設毎に大きく異なり、シーザーズ・パレスは現在も厳しい方針を維持してほとんどの撮影を禁止しているが、ストラット(The Strat)ではSNSでの共有を歓迎し、ゲストに推奨するハッシュタグのプロモーションなども実施している。一般的に動画撮影やライブ配信は制限されているが、一部のカジノでは、事前承認を受けたインフルエンサーやプロモーション用クリエイターに限って撮影を許可し始めているという。



ゲスト体験やブランドのデジタル露出がビジネスを左右する重要な要素となっている現在、ラスベガスのカジノは伝統とデジタルな未来とのバランス調整という課題に取り組んでいる。By Resocasi.com