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違法のはずのオンライン・ゲーミング企業のロゴがラスベガスのあちらこちらに

2010/ 07/ 22

州政府がこれまでずっとオンライン・ゲーミングが違法だとの見解を示してきたにもかかわらず、ラスベガスのカジノではあちらこちらにオンライン・ゲーミング企業のロゴが見られる。これまで、カジノはオンライン・ゲーミング企業とのスポンサー契約を結ぶにあたり、実際にお金を賭けない.netのサイト名を掲示することで法的な問題を回避してきたが、ここに来てゲーミング・コントロール委員会の見方が変わってきた。.netのサイト自体は違法でなくとも、アメリカからの違法な賭けを受付けている.comの違法サイトと同じ会社が運営しており、.netサイトの広告が違法サイトの利用者獲得を狙ったものであれば違法性を問う可能性もある、というもの。1例としてはベネチアンが2月に開催した北米ポーカーツアーではPokerStars.netがスポンサーとなっていたが、ゲーミング・コントロール委員会の調査を受け、ベネチアンはその後PokerStarsとのスポンサー関係を解消している。一方で、ゲーミング・コントロール委員会はWSOPなどでセレブ・プレイヤーがこうした企業から報酬を得てロゴ入りの帽子やシャツを身につけてプレイするような場合については問題なしとみなしている。