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ラスベガスでG2E開催

2010/ 11/ 30

ゲーミング業界の一大イベント「Global Gaming Expo(G2E)」がラスベガス・コンベンションセンターで開催された。今年は出展社数520社余り、約2万6,000人の来場者が予想されていた模様。初日(16日)にスピーチを行ったAGAのファーレンコフ会長は、AGAが最近行った調査ではアメリカのゲーミング業界関係者の47%が金融危機以前のレベルにまでビジネスが回復するには後3~4年はかかると予想していると語った。彼はまた第3Qの全米のゲーミング売上は前年比1.3%の増加となったが、ペンシルバニアやニューヨークなど新たにカジノを導入、または導入を予定している地区では2ケタ以上の好調な伸びもみられるが、各都市の背景により大きなばらつきがみられるとした。オンラインゲーミングについては、解禁推進派であるバーニー・フランク議員の金融サービス委員会議長の任期が終了したことなどもあり、本年度中には進展が見られないだろうとの見方を示しながら、AGAとしてはポーカーなどについては既存の実在するカジノとの競合は少ないと予想されることなどを理由に、従来のオンラインゲーミング解禁反対の立場から、一定の条件下で賛成の立場をとるようになったことを改めて示した。