世界のIR・カジノニュース

ラスベガスサンズ コンプを大幅カット

2011/ 03/ 04

ラスベガス・サンズのCEO、シェルダン・アデルソンが先日、ウォールストリートのアナリスト達に今後の経営方針として「コンベンション客、料金を支払って滞在する旅行客の集客に力を入れる(=ギャンブル客へのコンプとしての客室提供を減らす)」と語った通り、同社では従来ギャンブル客に無料で提供してきた客室や飲食サービス、ショーのチケットの提供を中止しはじめている。ギャンブル客の怒りを買うであろうこうした行為に踏み切れた理由は、同社が収益の8割をアジアで稼いでおりラスベガスでの売上はごく一部でしかないこと、また他社に比べ、カジノを利用せず一般よりも高額なレートで客室を利用してくれるコンベンション関連の顧客を多く抱えていたことなどが挙げられる。ただし、同社から突然コンプによる客室の予約キャンセルを告げられた利用者の中には、facebookなどを利用して批判の声を挙げるなど抗議の動き起こっているという。