世界のIR・カジノニュース

WSOP幹部、オンラインポーカー規制の影響を否定

2011/ 06/ 07

アメリカで4月にいくつかのオンラインポーカー企業のサイトが違法だとして閉鎖され、利用者の口座が凍結されたことを受け、関係者の間ではこれまで右肩上がりで増え続けてきたWSOPへの参加者が今年は減少に転じるのではないかとの話が囁かれてきた。が、WSOPの幹部は「今年は、WSOPがポーカープレイヤーの世界でどれほど重要なイベントとなっているかを証明する年になる」と自信を見せる。WSOPシリーズへの昨年のエントリー数は72,966名を記録。1万ドルのバイインを支払って参加するメインイベントへの参加者の最多記録は2006年の8,773人で、昨年は史上2番目。2006年のWSOPの後、オンラインギャンブル禁止法案が施行されるまでは、オンラインポーカーサイトが予選トーナメントを行い、優勝者には賞金の代りにオンラインポーカーサイトがメインイベントへのバイイン1万ドルをWSOPに支払いエントリーしていた。2007年以降はそれができなくなり、メインイベントにエントリーするかどうかは賞金を手にした予選優勝者の判断次第となっている。そのため2007年以降はオンラインでの予選を経てメインイベントに参加しているプレイヤーの人数を把握できなくなったが、シーザーズエンターテイメントによると、メインイベントへの参加者を最も多く送り出しているのはシーザーズエンターテイメント直営のトーナメントで、メインイベント参加者のうち15%にあたるという。