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ベガスでプールパーティが大人気

2011/ 07/ 11

ハードロックホテルが2004年に始めたプールパーティが今、ラスベガスの高級ホテルには欠かせない収入源となっている。毎週日曜日になると、朝早くからホテルのプール前に若者たちの長い行列ができる。場所によっては入場料だけで100ドル、フードやドリンクなどを頼めばすぐに数百ドルの出費となり、カバナと呼ばれるプールサイドに設けられたスペースを借りるためにはさらに1,000~20,000 ドルが請求される。スティーブ・ウィンも昨年ついにプールパーティビジネスに参入、6,800 万ドルを投じてアンコールに巨大かつ超高級「アンコール・ビーチ・リゾート」をオープンさせたが、その結果ウィン・リゾートの第3四半期の飲食部門の売上は16%増となった。ハードロックのRehab、MGMのWe Republic、ベネチアンのTao Beach、コスモポリタンのMarquee、シーザーズのVenus Pool Clubなど他社もこの機を逃すまいと続々参入している。これらのプールパーティの顧客はナイトクラブに来るのと同じ20-30代の若者たちで、ギャンブルよりも有名なDJやハウスミュージック、おしゃれで都会的な雰囲気などを求めて集まってくる。今や、ラスベガスのホテルには、ナイトクラブと並んでこうしたプール付の「デイ・クラブ」が外すことのできない施設となっている。