世界のIR・カジノニュース

ラスベガスのカジノもバカラ頼み

2012/ 02/ 09

昨年11月末までの1年間のデータによると、ネバダ州ではバカラを提供しているカジノは24軒、248テーブルで、売上は12億7,000万ドル。一方、ブラックジャックは151軒の2810テーブルで行われたがその売上は10億3,000万ドルとバカラに及ばなかった。バカラの売上シェアは6割に上る。そのほとんどは1度に最低1万ドルからの高額な賭け金を投じる中国からのハイローラーがもたらしている。こうしたハイローラーを惹きつけておくため、大手のカジノでは専用のVIPサロンを儲け、トーナメントなどを企画している。昨年10月にMGMグランドで開催された3日間のトーナメントは、参加費も5,000ドルと高額だが、優勝賞金は75万ドル、参加者全員にパソコンが配られ、決勝進出者の中から抽選で1名にBMWコンバーチブルが贈られた。大手カジノの担当者は「バカラなしではやっていくことができない」と語っている。