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ロシア、カジノ企業誘致に優遇策提案

2012/ 08/ 04

フィリピンやベトナム、台湾などアジア各国でゲーミング市場参入への動きが活発化する中、ロシアのウラジオストクを中心とする極東のプリモルスキー地区でも、20億ドルを投じて12の施設を3期に分けて建設、第1期を2016年にオープンするという計画が立てられている。公営企業のNash Dom Primoryeは先日、このプロジェクト参入への入札企業を募集するにあたり、開発・雇用拡大の見返りとして、優遇的な用地の貸与と、ゼロに近い税率を約束するとした。マカオではゲーミングの売上に対し39%、シンガポールではおよそ15%がそれぞれ課税されている。ロシアのプロジェクトでは、中国、韓国、日本からの観光客誘致に重点を置いており、またロシアの国民もギャンブルを行うことが可能となる。マカオやシンガポールとの競争が予想されるが、中国北部からのアクセスでは有利といえる。入札の締め切りは9月21日。