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ゲンティン、エシュロン予定地にリゾートワールド・ラスベガスを建設へ

2013/ 03/ 19

ゲンティングループは、2008年の金融危機以来、建設工事が中断していたエシュロンの用地87エーカーをボイドゲーミングから3億5,000万ドルで買収すると発表した。記者会見にはサンドバル・ネバダ州知事とハリー・リード上院議員も同席、これを機にラスベガスの景気回復にはずみがつくのではとの期待が高まる一方で、地元関係者の間では、2007年のピーク時に比べるとまだまだ回復の途上にある中で、このような大型施設がオープンすると既存施設のビジネスを奪ってしまうのではとの懸念の声も聞かれる。ゲンティンファミリーはこれまでにも、コネチカット州のフォックスウッド・部族カジノへの資金提供を行ったり、マサチューセッツ州での部族カジノ設立の動きをサポートしたりと、アメリカのゲーミグ関連事業に深くかかわってきた。MGMリゾーツにも出資、ニューヨークではスロットオンリーのリゾートワールドを展開しているが、ラスベガスでの直接の展開はこれが初めてとなる。プロジェクトの着工は2014年、第1期オープンは2016年を予定しており、3,500室のホテルと、21万平方フィートのレストランスペース、25万平方フィートのショッピング施設のほか、50万平方フィートの会議施設、4000席の劇場、30万平方フィートのプールやウォーターパーク施設などが計画されている。