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ニューヨーク州で、待望のオンライン・スポーツ賭博ライセンスが2グループに

2021/ 11/ 13

11月8日、ニューヨーク州のゲーミング委員会は州内のスポーツ賭博ファン待望の、オンライン・スポーツ賭博のライセンスを2グループに与えることを決定した。1つ目はシーザーズ・スポーツブック社とウィン・インタラクティブ社などが、ゲンティン傘下のリゾーツ・ワールド社や、シカゴを拠点とするカジノ事業者のラッシュ・ストリート社などのアメリカ企業と組んだチーム。2つ目のグループは、ファンタジースポーツ大手のFanDuelとDraftKingsがサポート、ラスベガスのベテラン企業のオンライン事業であるBetMGM社とBally's Interactive社が参加している。ニューヨーク州内ではこれまで郡によってカジノの敷地内であればスポーツ賭博が許可されているケースもあったが、周辺のニュージャージー州やコネチカット州、ペンシルバニア州では携帯やノートパソコンなどからスポーツイベントに賭けることができるため、ニューヨークの住民の中にはハドソン川にかかる橋を渡ってニュージャージー州に移動して賭けを行っている人もいるとみられる。ニュージャージー州では、今年9月のモバイルスポーツベッティングの売上が10億ドルを突破しており、これは約4,600万ドルの税収に相当するという。ニューヨークの2つのコンソーシアムは、有効期間10年のライセンスと引き換えに2億ドルの一時金と、賭けによる利益の51%を税金として州に支払うこととなる。業界関係者の多くは2月13日のスーパーボウルまでに、システムが稼働スするだろうと予想している。By Resocasi.com