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ウィンがオンラインのスポーツ賭博事業「WinnBet」の売却を検討

2022/ 01/ 31

ニューヨーク・ポストが報じた内容によると、ウィン・リゾーツ社は「WynnBet」を運営するWynn Interactive部門を密かに、しかし大幅な割引価格で売却することを検討しているという。
今月末で退任するマット・マドックスCEOは、昨年11月10日の決算発表で「オンラインスポーツ賭博の競合他社が顧客獲得のために多額の費用を掛け過ぎである」と語り、その直後にはモルガン・スタンレーのアナリストが一時は30億ドルとも評価されたWynnBetの評価額を7億ドル、北米市場でのシェアは2.5%にとどまる、との見通しを示していた。
アメリカのオンライン・スポーツ賭博市場の過半数のシェアを占めるFanDuelとDraftKingsの両社は、最近では新規会員を獲得するために1,000ドルものクレジットをちらつかせており、シーザーズも同様に51%もの州税にもひるまず、ニューヨークで積極的なプロモーションを展開している。
1月21日、ニューヨークのゲーミング委員会は、ニューヨーク州でのオンラインスポーツ賭博市場が好調なスタートを切り、最初の週にシーザーズ、FanDuel、DraftKings、BetRiversによって6億ドル以上の賭けが行われたと発表した。アナリストの中には、これは事業者の熱心なプロモーションの成果といえるが、51%という税率を考慮すると収益を上げるためには長期的にはトーンダウンが必要になるとの見方を口にするものもいる。Wynnはニューヨークのオンラインスポーツ賭博のライセンスを保有しているが、まだサービスを開始していない。ニューヨーク・ポストは業界関係者の話として「オンラインゲーミングの顧客獲得には1人300~500ドルはかかる」と報じている。 By Resocasi.com