世界のIR・カジノニュース

Bally's、スー・キム会長率いるヘッジ・ファンドからの46億ドルの買収・合併を受け入れる

2024/ 07/ 30

バリーズ・コーポレーション、筆頭株主であるヘッジ・ファンド、スタンダード・ジェネラルによる46億ドルの買収に合意した。

バリーズのスー・キム会長が率いるこのファンドは、既に同社の23%近くの株式を保有しており、残りの株式に対して1株当たり18.25ドルを支払うことで合意した。取引後、バリーズはQueen Casino & Entertainmentと合併し、スタンダード・ジェネラル傘下の地域カジノ運営会社となる。

キム氏は2022年、シカゴのカジノライセンス入札に成功した直後に1株あたり38ドルでバリーズの非公開化を試みたがこの時は失敗に終わっている。

Bally'sは現在、シカゴのメディナ寺院での一時的なカジノを含め、全国で16のカジノを運営している。バリーズの発表によると、買収は2025年前半に完了する予定でバリーズ株を保有している投資家は、持ち株を新たに統合される会社にロールオーバーすることができ、上場は維持されるという。

今月初め、バリーズは総額13億4,000万ドルの常設カジノの建設費を賄うため、ペンシルバニアの不動産会社との投資契約締結を発表、建設予定地の印刷所の取壊しを開始し、州のギャンブル法で義務付けられている2026年9月までに正式なカジノをオープンする予定であるとしている。

一方で、仮設として営業しいているメディナ寺院の収益は、上半期までの市税収入がわずか700万ドルと期待外れな状況となっている。市は警察官と消防士の年金制度の充てるため年間3,500万ドルをあてにしている。By Resocasi.com