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MGMリゾーツ、NYカジノライセンス申請を撤回

2025/ 10/ 16

MGMリゾーツ・インターナショナルは、ニューヨーク州のカジノライセンス入札への参加を撤回し、ヨンカーズのエンパイアシティ・カジノ拡張計画(総額約23億ドル)を中止すると発表した。高い税率、当初30年とみられていたライセンス期間が15年に短縮されたこと、周辺地区での競合激化が予想されるなどの状況から、投資に対するリターンの見通しがネガティブに変化したことが理由とされる。
<BR>証券アナリストの中には「(撤退は)資本の慎重な運用の現れであると評価し、MGMは今後、他地域での成長戦略に注力すべきだと指摘する声も聞かれる。実際、同社は2030年開業予定の大阪の統合型リゾート(IR)をはじめ、ドバイではホテルプロジェクトなどを進めてカジノライセンス獲得のチャンスに備えた動きを見せている。また別のアナリストも、撤退は同社の資本をより高収益な分野へ振り向ける好機だと評価した。

だが既存の施設を持つMGMとゲンティンのライセンス獲得はほぼ確実ともいわれてきた中、突然の撤退の決断は多くの人を驚かせた。

これにより、残るライセンス候補はリゾーツ・ワールド、ハードロック提携のシティ・フィールド案、バリーズのブロンクス案の3件となった。ByResocasi.com