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オンラインゲーミング解禁に向け顧客育成

2012/ 07/ 12

アメリカでオンラインネーミングの解禁が現実的な話題となりつつある今、既存カジノ各社は来るべく日に備えて準備に余念がない。シーザーズエンターテイメントはイスラエルのディベロッパーで、FB(フェイスブック)でも人気のスロットマニアを開発したPlaytikaを買収、また同じくFBで大成功を収めたアプリFarmVilleのやり方を真似たMargaritaVille Onlineの提供を始めた。同社はMargarita Ville Onlineをリリースする少し前に、ラスベガスのフラミンゴホテル内にMargaritaVilleミニカジノをオープンしている。MGMはPlaystudiosと提携してFBの新アプリmyVegasを今夏から提供する予定。ボイドゲーミングとMGMはオンラインポーカーやソーシャルゲームの設計を手掛けるBwin.Party Dijital Entertainmentに出資している。また昨年秋にサンフランシスコのCyberArtsを買収したステーションカジノグループのファーチッタ・インタラクティブは、6月22日、FBにUltimatePokerをオープンした。同社はオンラインビンゴの会社も所有している。リビエラもまたBingoBlitzとパートナーシップを結んでいる。
カジノ各社に共通する思惑は、まずはFBの無料アプリでこれまでカジノには縁のなかったユーザーを育成しておいて、有料化のあかつきにはそのまま新しい顧客になってもらおうというもの。またオンラインをきっかけとして、既存のカジノにも新たな顧客を呼び込み、オンラインゲーミングとの共存共栄を図ろうということだろう。